特化型人材ビジネス(紹介・派遣・求人)を成功させるには? 〜その2〜

INST石野です。

さて、昨日に引き続き、特化型人材ビジネスの新規立ち上げについて僕の考えを。

昨日のブログはこちら。読んでない人はまずその1から読んでね!

特化型人材ビジネス(紹介・派遣・求人)を成功させるには? 〜その1〜

さて、昨日は美味しいブランド魚である国家資格保有者を対象にした事業立ち上げをしましょう、そしてセンスの良いゲリラ戦に持ち込みましょう、という話をしたわけですが、今日はその池の見つけ方と猫の集め方を書いていきます。

釣る魚が決まったら池はほぼ見つかったも同然

「おい、石野ずるいじゃねーかよ」という声が聞こえてきそうですが、池の見つけ方は「ターゲットとなるブランド魚」を決めた時点でほぼ決まっています。

自分が見つけやすいと思う池に住んでそうなブランド魚を探すのがコツ、というわけです。

上手に特化型人材ビジネスの立ち上げをやられている弊社のクライアントが数社ありますが、人材ビジネスをやったことがない会社で新規事業として人材ビジネスをやるときに「こういう人達のDBがあるから人材ビジネスをやってみよう」と立ち上げるとやはりうまくいく確率が高いように思います。

有資格者をターゲットにすることで、その資格を取るために勉強をしている人が将来的にターゲットになるわけですから、資格スクールや専門誌などもよい池になることでしょう。ネット広告でも「一級建築士以外はクリックしないで下さい」というようなモバイルバナーとかで広告出稿したらまあまあいいCPAが出そうな気もします。

また、SNSなどを活用して集客もし易いかと思います。ちなみに少しそれますが、共通の趣味の人達を集めてその人達を転職希望者のDBにして人材ビジネスをやる、というのは結構アツいかもと思っています。

例えば「サバゲー大好きな人の転職支援なら◯◯」という全く新しい趣味志向軸(属性系)で集客をするというような考え方です。極めている池が特定しやすいですし、口コミの波及効果も高いでしょう。オウンドメディアも非常に作りやすそうです。サバゲー好きの転職なら◯◯!という第一想起になれる可能性も高い。

難点があるとすると「サバゲー好きな人達を採用したい」のはどんな業界のどんな会社なのか、ということで求人獲得の難易度が上がることでしょうか。まあ新規立ち上げするのに全くハードルがなかったら、他にすぐ追随されますからね。楽して儲けようという考えは捨てましょう。

この趣味志向軸でのカットで1番うまくやられているのは「体育会系人材の採用なら」とやられているアスリートプランニングさんでしょう。体育会系というカテゴリの区切り方はその属性の人がどんな人がイメージしやすいですし、ポジティブな印象を受ける採用企業も多いですので、良い戦略だと思います。さすがです。

ちなみに、「年収800円以上」とか「ハイキャリアの女性」とかに関しては、成功している会社さんもあるようですが、僕的には意識高いだけで口だけで仕事できないのに高い年収要求するDQNとか「一般事務で産休取れて年収600万円希望です☆(ゝω・)vキャピ」みたいな脳みそスッカラカンなキラキラ女子が集まってきそうなので、個人的にはおすすめしない次第です。自尊心をくすぐって集客するので集客は出来ると思いますが、その後が大変そうだなと。

美味しいブランド魚なら猫は自然に集まってくる

美味しい食べ物とはなんでしょう?ここでもターゲットの魚の選び方のセンスが問われます。

どんな料理もおいしくする、何にも勝る最高のソースは「空腹」だ、というような言葉を聞いたことがある人も多いでしょう。そうです。お腹をすかせて食べたいと切に願っている猫が多い魚が、美味しいブランド魚なんです。

国家資格保有者をターゲットにしなさい、と言ったのはこれが理由です。持っていても持っていなくても別に影響がない資格ではなくて、その資格を保有していないと業務に従事できない、もしくは事業が行えないような資格でニーズが高い物を探すんです。

看護師や保育士などはその顕著な例ですね。まだ他の会社が手を付けていないけど、お腹をすかせた猫ちゃんがたくさん回りにいるかもしれません。猫ちゃんにメスライオンが寄ってくるかもしれません。メスライオンは釣り人と同じく狩猟能力があるので、うかうかしてると肉食人事に魚全部食われちゃいますよ。

圧倒的一位になる覚悟と自信と戦略がなかったらやらない

これは事業立ち上げをやる時の鉄則です。自分が決めたゲリラ戦の戦地で圧倒的一位になれる算段と覚悟がなかったら、その事業はやらないほうがいいです。

「儲かりそうだから」で始めた人材ビジネスほどミジメなものはありません。「こういった社会課題を解決したいから」という理由は、最悪後付でもいいので、絶対に定義するべきです。その際に「看護師の転職マーケットで2位になる」というビジョンを掲げたら「あ?じゃあ1位の会社行くわwww」って普通はなりますので、従業員の確保が難しくなります。

また、戦略もなしに「なんか勝てそうじゃねー」みたいなチャラ付いた気持ちでゲリラ戦に臨もうなら、速攻で原住民に射殺(商習慣や隠れていた強敵など見えなかったハードルにぶち当たり失敗する)されます。

戦略に練りすぎ、ということは決してありませんので、参入して貴重な従業員の人件費を使うわけですし、もし個人で立ち上げるなら貴重な人生を賭けるわけですから、成功できると確信が持てるまで新規事業はやらないほうがいいです。練りに練って確信して「イケる!」と新規事業をやっても、10個に1個くらいしか成功しないわけですから、天才と自負しているならまだしも、「私は凡人です」という人がかる~く考えついた新規事業の戦略に価値などないわけです。

また、徹底してやることがすごく大事です。サクッと成功するようなビジネスは、サクッと誰かに追いぬかれます。サクッと誰かに抜かれないようにするのの1番の正攻法は「地道にコツコツやる」ということです。僕の口からこの言葉が出てくるなんて意外かもしれませんがw

ある国家資格に特化した紹介会社に先日訪問してきました。その会社では、すごく立派な求人誌を発行しているのですが、その国家資格を保有する人が希望すると本代も送料も無料で定期購読できる様になっています。デザインもおしゃれな求人誌の編集・取材・印刷・製本、そして郵送と莫大なコストをかけて、地道にコツコツDBを構築し、今ではその職種では日本TOPだそうです。

そのくらい愚直に、信念を持ってやれるか、ということが1番大事なのかもしれないとですね。

さて、2日間に渡り特化型人材ビジネスの立ち上げについて書いてみましたが、こういう内容でブログを書くことも多いので、最近スポットでのコンサル依頼が増えてきました。サービス開発販売のほうがメインではあるのですが、対応できる範囲ではご依頼に答えていきたいと思いますので、そういったご相談もぜひお気軽にお問合せ下さい。

それでは。

Kosuke

この記事をシェアする

60分無料オンライン相談受付中。

業務プロセスの自動化・AI化で収益性・サービス満足度向上を支援します。

INSTの人材ビジネス業務プロセスコンサルティング
INST 3BD

あわせて読みたい

【導入事例】ミライユ様 | 面談率108%、決定率120%!トライアルの実証実験から、全事業部へ展開へ。

【導入事例】ミライユ様 | 面談率108%、決定率120%!トライアルの実証実験から、全事業部へ展開へ。

INST 3BD導入事例インタビュー:ミライユ様 人材紹介は「応募が入ってから、どれだけ早く・確実に面談へつなげられるか」で成果が大きく変わります。一方で、時間外応募への即時対応や、架電の追いかけ業務は現場負荷が高く、運用の属人化も起きがちです。 今回は株式会社ミライユ様に、INST 3BDのトライアル導入(実証実験)から、効果検証を経て利用範囲を拡大するに至った経緯を伺いました。 お話を伺った方 株式会社ミライユ様 取締役 鈴木様 インタビュアー:株式会社INST 石野 導入の背景:時間外応募対応と、現場の架電負荷 石野:まず、INST 3BD導入前に感じていた課題感を教えてください。 鈴木様:人材紹介の現場だと、応募が入っても連絡がつかないケースが一定数あります。繋がるまで追いかけ架電をするので、どうしても繋がりづらいかたがリストに残っていくため、工数がかかってしまいます。 一方で、タイミングよく繋がった人は意向が高いので、そこを確実に面談につなげたい、というのが大きいですね。 実証実験:3BDを使うチーム/使わないチームで比較 ミライユ様では、INST

By 石野幸助
INST Blogをリニューアルしました!

INST Blogをリニューアルしました!

INST石野です。 ずっとやりたいと思っていた、旧ブログ(10年前に作ってもらったWordPress)をフルリニューアルしました。しかもひとりで。 リニューアルの背景 御存知の通り、INSTは創業すぐに僕がこのブログを書き始めて、それをほとんどの集客源に法人顧客の開拓を進めてきました。 その昔は炎上したり、バズったりと色々書いていたのですが、AIの登場もあって、ブログを書く手が進まなくなり、Podcastにシフトしたりして色々やっておりました。 AIの登場でなぜブログを書かなくなったのか?というのは、生成AI登場以降はネット上のコンテンツの殆どがAIが生成したものになってしまい、人間が書いたブログなんて書ける量も決まっているし、どんどん埋もれてしまっていくのではないか?と思ったからです。 本当にブログはもうオワコンなのか? ブログはもうオワコンなのか? 世間一般的にはそうなのかもしれないです。あまりブログを書く人も多くなくなりましたし、その昔は「アルファブロガー」という言葉もありましたが(懐かしいw)、今では「インフルエンサー」という括りになり、発信

By 石野幸助
[アーカイブ動画配信中] 「決まる候補者」を最速で見極める方法 with ブレイン・ラボ様

[アーカイブ動画配信中] 「決まる候補者」を最速で見極める方法 with ブレイン・ラボ様

※こちらのウェビナーはアーカイブ動画がご覧いただけます。こちらのページよりお問合せください。 INST石野です。 早いものでもう3月も終わりに近づき、いよいよ新年度のスタートがすぐそこまで迫っております。 新卒社員が入社しないINSTではありますが、弊社は隠れた子沢山企業でして、各家庭2-4名のお子さんがいる関係でこの時期は卒業式やら入学式、春休みなどで勤務シフトが賑やかになりがちで微笑ましい限りです。 石野家の長男も早いもので中学を卒業、春からは高校1年生となります。彼が4歳のときにINSTを立ち上げたので、時の流れの早さも感じますね。 さて、そんな中、またご縁がありましてブレイン・ラボ様と共催ウェビナーを開催させていただくことになりました。 ※小泉さん、またご縁をいただきありがとうございました。 テーマは 「応募対応の自動化」 でできること。 応募対応の自動化サービス、INST 3BDは月間1万件の自動架電を実施しており、そのすべてがリストへの一斉にコールするもの(架電側のタイミング)ではなく、求人応募やスカウト返信、URLクリックなどのユーザーの

By 石野幸助
相手が電話に出ない時に送る「電話しました」メールは効果的なのか?

相手が電話に出ない時に送る「電話しました」メールは効果的なのか?

inst石野です。 本日(2022年1月21日)より、1都12県にまん延防止等重点措置、いわゆる「まん防」の適用が開始されました。 コロナウイルスの感染拡大防止が目的ではありますが、やっと客足が戻ってきた飲食店・居酒屋・レストランなどの経営者の方々はやりきれない思いでしょう。 オフィスワークをする我々にはそこまでクリティカルな影響はないような気もしますが、このタイミングでまた在宅勤務の比率が高まり、電話でのコミュニケーションが仕事上発生するインサイドセールスや営業職の方々は、03や045、043などの市外局番から始まる電話番号ではなく相手方の担当者の携帯番号へ電話する機会が増えたのではないかと思います。 相手が電話に出なかったら送る「電話しました」メールは効果的か? 業務オペレーション上、相手が法人・個人に関わらず、「相手が電話に出なかったらメールを送っておく」というのはポピュラーであり、ビジネス上のコミュニケーションをスムーズにするためのセオリーのような位置付けにあることは確かです。 特に在宅勤務が増えているので会社に電話したら、担当者以外の誰かが出て「伝言をお願

By 石野幸助