人材紹介会社のサービス利用規約を分析してみる 〜第1回インテリジェンス「DODA」前編〜 

INST石野です。

私がブログのネタに困っているというのはみなさんご存知のことと思います。いろいろとシリーズ化をしていくのが続き物になるので、なんかないかなーと思っておりまして、求職者の皆さんがすっ飛ばして「ポチっとな」しがちな利用規約の分析なんぞしてみたらどうなのかなと。

とりあえずは、僕の古巣でもあるインテリジェンスのDODAの利用規約から分析してみたいと思います。

利用規約はこちら。じゃーん。

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スマホで見るとこんな感じ。スクロールしないと読み切れないね。

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どこにあるのかというとTOPページの右上の赤枠のとこからいける

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登録フォームの一番下のココと

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サイトのフッターのところ。まあオーソドックスですね。

スクリーンショット 2016-05-26 11.15.03

 

内容はというと

・文字数:9,482文字(文字数カウントツールを使ってスペース無視で調査)
・構成:20条とその他注意事項みたいなのが10項目

つーか、利用規約の文字数って初めて数えたけど1万文字弱もあるのかよwww最初の調査だからこれが長いのか短いのかわからないけど。

大体500文字読むのに1分位かかるって言われてるので、ちゃんと読んだら20分もかかるということか。。。ちなみにこのブログ記事が、ここまででだいたい500文字くらい。会員登録フォームの入力項目も多いし、ちゃんとやろうとしたら登録フォーム開いて入力して、利用規約読んで登録するまでに1時間位かかるかも。それ絶対心折れるやつやw

 

さてさて、内容のレビューいってみましょー。

DODA利用規約

本規約は、株式会社インテリジェンスが提供する「DODA」のサービスをご利用いただくうえでのご同意事項となります。
ご利用の際には、必ずご一読ください。

→はい、了解しましたー。

第1条(DODAについて)

  • 1. 「DODA」とは、株式会社インテリジェンス(以下「当社」といいます。)が提供するDODA求人情報サービスおよび以下各号に定めるサービスの総称です。なお、DODA求人情報サービスとは、利用者(求職者)が、当社が運営する求職者向けウェブサイトおよびモバイルサイト(以下「本サイト」といいます。)に掲載される求人案件を閲覧または応募できるサービス、および本サイトに付随するメール配信その他の求人情報の提供に関するサービスの総称です。

→DODAのサービスについて。まあウェブサイトで求人を見てーみたいな。この辺は読み飛ばしてOKかと。

  • (1) DODA転職支援サービス
    利用者(求職者)に対して、当社がこれまでの利用者のキャリア、スキルおよび適性、さらに将来の志向性を考慮の上、当社保有の求人データ等の中から、適性に合致すると思われる求人案件を紹介するサービス、ならびに付随するメール配信その他転職支援に関するサービスの総称。なお、DODA転職支援サービスの一部は、バイリンガル利用者向けサービスである「Intelligence Global Search」、エグゼクティブ層向けサービスである「インテリジェンス エグゼクティブサーチ」およびアパレル・ファッション業界への転職を希望する利用者向けサービスである「クリーデンス」が提供します。

→ほう。将来の思考性や、今まで面談してきた求職者のキャリアとか特性とかを見極めて「適正に合致すると思われる」求人案件を紹介すると。「合致すると思われる」というのが面白い。「合致する」と言い切ることは難しいですからね。

また、DODAの転職サービスの中にはグループ子会社や別事業部が提供するサービスも含まれるとのこと。なるほど。

  • (2) スカウトサービス
    求人者が、レジュメのうち、氏名、フリガナ、住所(都道府県を除く)、郵便番号、電話番号、メールアドレス、生年月日(年齢を除く)欄以外の情報(以下「公開情報」といいます。)を閲覧でき、求人者が利用者に紹介できると判断した求人情報を、利用者に送付するサービスの総称。なお、スカウトサービスに申込んだ利用者の公開情報のうち、勤務先の従業員数、職種、業種、学歴、経験スキルは、当社が提供するサービスに申込みを検討する求人者および第三者に公開されます。

→ここ重要!

氏名、フリガナ、住所(都道府県を除く)、郵便番号、電話番号、メールアドレス、生年月日(年齢を除く)以外はスカウトサービスを利用している会社(求人企業や人材紹介会社)に公開されるよ!ってことですね。

あと、面白いのが、勤務先の従業員数、職種、業種、学歴、経験スキルは、スカウトサービスを利用していない企業にも公開されるというもの。「こんな人がいるんで、スカウトサービス使いませんかー?」という営業の情報としても使われるよということですな。ふむふむ。

  • (3) 年収査定サービス
    利用者の職歴・経験などから想定できる年収を算出できるサービスの総称
  • (4) キャリアタイプ診断
    利用者の強み・弱みや能力、利用者に適した働き方や企業風土などを多角的に診断するサービスの総称
  • (5) メールマガジンサービス
    利用者に対して、求人情報や転職に関する情報を、定期的にメール配信するサービスの総称
  • (6) meetaサービス
    利用者(求職者)が、当社が運営する求職者向けウェブサイトおよびモバイルサイトに掲載される求人案件を閲覧または応募できるサービス、求人者がレジュメのうち、氏名、フリガナ、住所(都道府県、および市区町村を除く)、郵便番号、電話番号、メールアドレス、生年月日(年齢を除く)欄以外の情報を閲覧し、求人者が利用者の適性・志向性情報に基づき利用者に紹介できると判断した求人情報および選考情報を、利用者に送付するサービス、ならびに本サイトに付随するメール配信その他の求人情報の提供に関するサービスの総称

→これはこんなサービスのことをさしますよ、という定義のこと。

  • 2. 当社が、本サービスを提供することが不適切であると判断した場合、本サービスのご利用をお断りする場合があります。

→コレも結構重要じゃない?インテリジェンスが不適切と判断した人はサービス使えないよ、ということ。まあよっぽどのことがないとそうはならないと思うけど、出禁みたいな感じってことか。

 

第2条(キャリア・コンサルティングサービス)

  • 1. 当社は、DODA転職支援サービスの一環として、コンサルタントによる転職支援サービス(以下「キャリア・コンサルティングサービス」といいます。)を提供する場合があります。
  • 2. 当社から紹介した求人案件に一定期間ご応募いただけない場合、または利用者と連絡がつかない場合等、当社からのサービス提供が難しいと判断された場合、キャリア・コンサルティングサービスの提供を終了させていただくことがあります。
  • 3. キャリア・コンサルティングサービス終了後、コンサルタントは担当を外れますが、利用者の適性に合致すると思われる求人案件が発生した場合、引き続き当社から求人案件を紹介することがあります。ただし、キャリア・コンサルティングサービス終了後は、利用者からの求人案件の有無等に関する問い合わせには対応いたしません。

→これはいわゆる人材紹介サービスのことっすね。連絡が取れない人はこっちからサービス提供を終了させていただくと。ですが、3.においては転職が決まった後でキャリア・コンサルティングサービスが終了してもに担当変わって良い求人あったらまた紹介するよ、でも終了してる時にそっちから問合せあってもお答えしませんよ、ということ。なんかちょっと不公平な気がしますが、多分サービス提供終了=結構やばめの人みたいな感じだと思うので、そういう人から問合せあっても知りませんよ。だって利用規約に書いてあるし、それ見て納得してくれたんでしょ、ということなんでしょうな。

 

第4条(書類の提出)

利用者は、当社が求めた場合には、以下の書類を速やかに当社に対し提出するものとします。

  • (1) 氏名・住所等、利用者であることを特定・確認するための本人確認書類
  • (2) 在留資格を確認するための在留カードまたは就労資格証明書
  • (3) その他当社もしくは求人者が提出を求める証明書類等
 →第3条はIDPWを他人に渡しちゃダメよ、という内容だけ。第4条、これも面白い。
身分証明書とか出したくないんですけど、というのはアカンで、ということですね。こういうの言ってくる人いそうですもんね。なるほどなるほど。

第5条(利用者の責任)

  • 1. 利用者は、本規約に同意し、自らの責任にもとづき「DODA」を利用するものとし、「DODA」の利用に関する一切の責任を負うものとします。
  • 2. 利用者は、「Intelligence Global Search」、「クリーデンス」および「meetaサービス」を利用する場合は、本規約は適用されないことを認識し、別途、利用を希望するサービスの各規約(Intelligence Global Search利用規約、クリーデンス利用規約、およびmeeta会員利用規約)に同意し、自らの責任にもとづき当該各サービスを利用するものとし、当該各サービスの利用に関する一切の責任を負うものとします。
  • 3. 利用者は、当社および求人者に対し、個人情報を不備・齟齬のないよう正確に提供するものとします。利用者が提供した個人情報が正確でなかった場合等、利用者が当社および求人者に対して提供した情報内容に起因して、求人者、その他の第三者との間で紛争等が生じた場合には、利用者自身の責任においてこれに対処するものとし、当社に一切の迷惑をかけないことを保証します。
  • 4. 当社は、求人者の労働条件その他契約内容の確認においては、利用者の希望に応じ連絡を取次ぎますが、利用者は、利用者の責任において、求人者に労働条件その他契約内容を直接確認した後に契約を結ぶものとし、当社が利用者に通知した労働条件が、当該契約の詳細を最終的に保証するものではないことを承諾します。
  • 5. 利用者は、DODA転職支援サービスを通じて紹介を受けた求人者に対し、DODA転職支援サービスの利用によらず独自に採用選考を受けまたは入社する場合、当社に事前に通知するものとします。

→転職支援サービスの利用は自己責任だよ、ということですな。また、経歴の詐称とかして訴訟になったら自分で解決しろよ、迷惑かけんなよ、ということ。まあこれも普通か。

2.はい?さっきDODA転職サービスの一部(多分求人情報)はグループ会社やDODAではない別のサービスが提供します。ッて書いてあったのに、利用規約が適用されないとは・・・・?

あ、そうか。多分そういう求人は「この求人はクリーデンスの求人です」って書いてあって、応募するときにクリーデンスの利用規約に同意するみたいな遷移になるんでしょうな。探すのはちょいめんどいからスキップ。

4.は、インテリジェンスの人が「年収500万です!」と言っても、それを鵜呑みにしないで自分で最終確認してね、という。へー。内定条件通知書と雇用契約書の条件が違ってたら、雇用する企業側がアウトですけど、そういう場合もインテリジェンスは責任持たないよ、ということなんですかね。

5.これは秀逸。自己応募とか他社経由で転職する場合は、ちゃんと言えよ、ということが明記されてます。「他社で意思決定してしまいましたー」って言うことの正当性を担保すると。

4.と5.は興味深いですなあ。

 

第6,7条は至って普通。というか、利用規約分析ってめっちゃ文字数長くなりますね(ここまでで4500文字くらい)。なので急遽前篇後編に分けたいと思います。後編は週明けにでも。

 

それでは。

Kosuke

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