TOEIC600点の僕でも英語で仕事ができるようになった勉強法

もうすぐ3歳になる甥(弟の息子)に、ラーメン二郎の歌を教えて弟に窘められたINST石野です。

2歳児が「ニンニク!アブラ!ヤサイマシマシ!」は結構シュールです。実はそんな私は二郎童貞。

 

さて、前置きとは全然関係ないですが、今日は苦手にしている人も多い英語の勉強方法をお伝えしようと思います。とはいっても、僕は別に英語ペラペラなわけではありません。日常会話+簡単なビジネス(会話、メール、商談)くらいはできます。ペラペラになる、というよりも「仕事で活かせるくらいになる」というレベルを目指す人がいるのであれば、参考にはして頂ける内容かと。

ただし、僕はかなり特殊な条件下で英語を取得しましたので、実践ができるかどうかはわかりません。スタートアップにいたり、新規事業担当をやったりしていれば実現は出来るかもしれませんが、一般的な英語勉強法でないことは予めお伝えしておきます。が、僕はこの方法で英語で仕事ができるくらいの読み書き喋りを習得しました。

 

 

0.新しい知識とか必要ない。大学受験の英語で基礎はほぼカバー出来ます。

ほとんどの日本人が中学・高校・大学と英語を(一応は)勉強していることでしょう。「私推薦だったからー、受験英語やってないしー」みたいな人は、それなりに授業でちゃんと勉強してたので受験レベルの英語知識がある、という前提で読んで頂いて構いません。

僕はその中でも一応英語は苦手な方ではなかったはず。センター試験の英語で187とかそのくらいだった気がします。理系にしてはまあまあ。ですが、早稲田とかそういうところの英語は全然わからなかったような記憶がありますので、大したことないレヴェルです。

TOEICも生まれてこの方1回しか受けたことがありません。しかも、7−8年前に前々職時代の同僚と「NintendoDSだけでTOEICに臨んだた何点取れるか」というのを1-2ヶ月やりまして、彼が650点、僕が600点と英語レベルとしては極めて普通です。そしてその時から別に参考書を使ったり特別な勉強はしてません。

1.イケてる海外サービスを見つけて「日本でそれを売らせろ」とやってみよう。

これはとても前職の社長に感謝しているのですが、彼は海外のサービスで売れそうなものを持ってきて、日本での販売権を獲得して代理店をやる、というのが得意でした。それによって、強制的に英語に触れる環境ができた、しかも仕事で、というのが1番大きかったと思います。

なので、まずは強制的に英語に触れる環境を作りましょう海外の良いサービスの日本代理店事業を新規事業で立ち上げるおがオススメです。

海外企業は、日本での販社をすごく欲しがっています。日本のマーケットは商習慣も非常に特殊で、海外の会社が攻めあぐねていることが多いのです。なので「ウチはこういうクライアントがいて、御社のサービス紹介すること出来るよ?どう?」みたいな感じで連絡すると結構な確率で反応してきてくれるはずです。

仕事にすれば真剣になりますし、もしコレでうまく行ったら自分で独立して代理店契約を引き継いだり(もちろん前職と競合になったりするんですが)して、1人でやっていくことだって出来ると思いますよ。

よく昔から「英語うまくなりたいんだったら、外国人の恋人を作れ」といいますが、そりゃあなかなか慎重派の日本人にはハードル高いでしょう。新規事業の立ち上げや、売るものがなくて困ってる人は是非やってみると良いと思います。

商材を探すときは日本で売れてるサービスやニーズがありそうなサービスが検索結果で出て来そうなキーワードを英語にしてGoogle検索するのです。今からAIとかBotのサービスとか開発しようと思ってるんだったら海外のサービスのほうがよっぽどクオリティ高いものありますよ。ローカライズは大変かもですけど、それもまた役に立つ経験でしょう。

 

2.メールではなく、毎日LINEやSlack、Skypeでチャットしよう。

で、契約がまとまりm相手側に担当者ができたら、メールでのやりとりではなく、毎日チャットをしましょう。LINEならほぼやってますし、もし相手がよく使ってるチャットアプリを持ってなかったらそれをインストールすればいいだけ。
※ちなみに契約書はマジで英語ができる弁護士さんにチェックしてもらいましょう。訴訟とか普通にあるらしいので。リスクヘッジ、リスクヘッジ。

メールではなくチャットでコミュニケーションを取ること、これがかなり大事です。

「英文 メール」とかで検索するといろんな例文が出てきますが、英語が苦手な人だとその例文すら意味がわからず、メールを出すのを躊躇ってしまうでしょう。実際僕も長い英語メールがくると返信を躊躇して、未読メールに1-2週間残ったりしてしまいます。

ですが、チャットであれば、短文でいいので楽で自然にコミュニケーションができます。大体のチャットツールがスタンプもありますし、感情も表現できます。そして短い文章のほうがいざという時のGoogle翻訳先生に聞いたときにも「なんとなく意味が分かる状態」で翻訳されてきます。

また、もう一つのコツは「文法とかを気にしないこと」です。三単現のsとか、過去分詞とか、こまけえことはどうでもいいんだよ!とにかく、自分は意志を伝えたいんだ、ということを相手に対して全面に押し出すこと。これが大事です。

日本人は「間違ってたら恥ずかしい」という気持ちが先行しすぎます。つい最近クリスティアーノ・ロナウドの神対応が話題になってたの覚えてますか?

日本の少年が、彼に質問するためにカタカナで書いてきた原稿をたどたどしく読んで、笑っている大人たちに「なに笑ってんだよ」って言ったやつ。※神対応は3:50くらいから。

間違ってるって笑われるのが嫌だからしゃべらない、とか、間違ってるのを笑うのって日本人くらいですから

まず、その周りのクズ日本人と同じ考え方を捨てましょう

間違ってることは恥ずかしいことではありません。まずは勇気ね。間違ってたら向こうが教えてくれるから。あとは自分で調べりゃ良いんですよ。

 

3.一緒に飲みに行って日本のアニメの話を英語でしよう。

さあ、海外との新規事業をスタートさせ、毎日チャットで話していたらそろそろ彼らが来日したり、向こうに行く機会があったりするでしょう。ちなみに海外の人は日本に来たがりなことが多いです。

そうしましたら、必ず夜飲みに行く約束を取り付けましょう

いきなり対面で話すのが怖い人はテレカンをおすすめしますが、その際はTV会議のほうがいいです。口の動きが見えない電話だけのテレカンはヒアリングの難易度がかなり上がります。相手の表情も見えませんしね。

そして、飲みに行ったら仕事の話はもちろんなのですが、日本についての話をするのが良いと思います。僕の場合は日本の漫画、聖闘士星矢の話でかなり盛り上がりました。

「お前は何座だ、俺はジェミニのサガだぞ!教皇(エンペラーって言ったかな)だ!」とかそういう話をするのです。必殺技はFinish move、とかそういう感じでだいたい伝わりますよ。have,take,use,doあたりだけでなんとかなります。

日本の漫画・アニメコンテンツは世界標準です。聖闘士星矢だけでなく、古くはドラゴンボールやキャプテン翼、ワンピースやNARUTO、名探偵コナンなども大人気です。そういった共通の趣味の話題で仲良くなり、お酒の力も借りて、「恥ずかしさ」を払拭して、どんどん喋るクセをつけていきましょう。

 

4.彼らのメールを参考にして言い回しをパクる

日本みたいに長ったらしいメールはあまり好まれない(ような気がします)です。

チャットに慣れてきたらメールも少しずつ送ってみましょう。そうすると彼らが良い言い回しのメールを返してくれます。それを参考にして、真似して、今度チャットの中で試してしたりするです。パクリですね、パクリ。言い回しはパクっても炎上しませんので、ご安心下さい。

丁寧な言い回しだったり、お客様にクロージングをしたりするときも、外国の人のほうがストレートです。その表現を学んでみるのは非常にいいと思います。

 

5.番外編:その他に僕がやったこと

とまあ、こんな感じでかれこれ3年も海外企業と付き合いをしていると、まあそこそこ英語はできるようになってきます。自分ではあまりうまくないと思っていますが、海外のパートナーは「enough」と言ってくれるので、まあまあなんでしょうw

大体僕の場合は最初の3-4ヶ月で会話ができるくらいにはなりました。コミュニケーション量も多かったですしね。

その他にやったことは

・海外の人が来るカンファレンスで同時通訳を使わずに話を聞く
→きつくなってきたら同時通訳レシーバーを使えばいい

・海外のECサイトでドキドキしながらものを買ってみる
→イタリアの通販サイトでものを買いましたが、「注文ありがとうメール」も届かず不安でしたが、ちゃんと商品は届きましたw※僕は保障しませんので、自己責任で

・海外のニュースサイトを英語で読む
→Techcrunchとかは日本語に訳されたりしてますし、ためになりました。用語もわかるようになりますしね。

などでしょうか。とりあえず英語に触れる環境を作ってみる、というなかなかハードルが高いことかもしれませんが、やってみる価値はあると思います。

 

やろう、やろう、と思っていてもなかなかできないのが英語です。

僕は海外のパートナーに「幸助、なんで日本人は英語を勉強しないで、日本国内だけで仕事を探すんだ?英語身につけて海外で働いたら給料3倍もらうことだって出来るのに」と言われて本当にハッとしました。

海外のスタートアップのインターン給与や、初任給ってめっちゃ高いんですよ。もう日本で働く意味とかなくなるレベルですよ。Amazonなんかインターンの月給80万+家賃補助30万よ。

日本のスタートアップに無給でインターンやらされてるんだったら、英語勉強して短期で海外留学してこういうところのインターン応募したらどうでしょうか?自分が今大学生だったらやりたいなあ。


一時的な恥を捨てて、2017年から、とかではなく、今日辺りから英語、ぜひ初めて見てはいかがでしょうか?

もし、チャット相手が欲しい、ということでしたら、僕が英語でチャットいたしますので、お気軽にご相談下さい。

 

それでは。

Kosuke