ルーティンワークが仕事の50%を超えてきたら、イノベーションは起こせない

おはようございます、INST石野です。

3歳の娘はイカが大好きです。一夜干しとかおつまみで作ってもほとんど食われます。そんな娘に「お父さんとイカとどっちが好き?」と尋ねたら「イカ!」と即答でした。その後、5歳の長男が「でも、イカはお父さんみたいにかくれんぼとかしてくれないよ?」とフォローしてくれてました。全米が泣いた。

さて、今日はちょっと過激に煽るタイトルにしてみました。僕の書き口で行くと「イノベーションを起こしたいならルーティンワークの比率を下げましょう」というタイトルなんでしょうね、ホントは。

皆さん、世の中にイノベーションを起こしたいと思ってますか?ここからは是非そう思っている方だけ読み進めてください。そうでない方は、ブラウザの「閉じる」をクリック。

では、イノベーションを起こしたいと思っている方だけに聞きます。あなたの仕事の何%をルーティンワークが占めていますか?業務時間ベースで構いません。

もしあなたの仕事の50%以上がルーティンワークを占めていたら、残念ながらあなたにイノベーションを起こすことは難しいでしょう。「イノベーションってなんだよ」という方は、ドラッカー読みましょう。そこに定義は書いてあります。

ルーティンって大事なんですけど、予測出来る結果を出すために繰り返しやるべき大事な仕事なんですよね。つい最近一緒に飲んで知り合った山口さんがシェアしてたこの記事を読んでそう思いました。

会社や事業ってもちろん売上を上げること、上げ続けることが大事なんですけど、イノベーションを起こしたいと思っているのであれば、それは二の次でもいいと。お金がなかったら夢をお金に変えてくれるVCの人たちがたくさんいますし。まあ、「おい、石野、お前はイノベーション起こせてるのかよ」というと今の時点ではNoだと思いますが。

「あー、この仕事、自分の隣にいる奴もやってるし、他の会社で同じような仕事してるやつもいるだろうな」と思ったら、その仕事ってみんなやってることなんですね。他の人と同じコトやってたらイノベーションなんて起こせないんですよね。そういう仕事ってルーティンワークだったりすることが多いんです。テレアポ何件かけろとか、人材紹介であれば求人票何枚作るとか。

 

ここでちょっと頭を捻ってみます。

ルーティンワークをルーティンワークではなくしてしまえばいいんですね。そうすれば少しはイノベーションに近づきます。ちょっとここからはイノベーションの意味を「進歩」とか「業務改善」とかいうレベルまで落とさせていただきますね。

まずは、そのルーティンワークの意味を考えます。僕は営業出身なので、わかりやすく例えるとテレアポ。

こっからはなぜ?なんで?を続けます。

・テレアポってなぜするんですか?→アポを取るためですね。

・アポを取るのはなぜするんですか?→提案をするためですね。

・提案はなぜするんですか?→受注をいただくためですね。

・受注はなぜするですか?→売上を上げるためですね。

・なぜ売上をあげなくてはいけないのですか?→企業が存在し続けるためにですね。

逆説で考えると売上を上げることができればテレアポしなくてもいいんですね。ということになります。ですが、マネジメント上、KPI管理は成果地点よりも遠いところにある指標で行ったほうがリスクが少ないので、テレアポ何件かけろ、みたいになるんですね。それで1時間テレアポすると大体20件かけられる、10人でやるから200コール、アポ率3%だから1時間で6件アポ、1日8時間で48アポ獲得できるな、みたいな。

なので、テレアポをしなくてもアポが取れるような仕事をすれば、テレアポをしなくてよくなります。どうすればテレアポしなくて良くなるのかは自分で考えましょうね。で、テレアポをせずアポが取れるような方法が確立できたら、それを社内で共有して、全体として業務改善するんです。そのほうが効率がよければ、の話ですけどね。

そうするとその会社のその営業部は「テレアポをしなくていい会社」みたいなことになり、テレアポしている時間を他の業務に充てられるだけでなく、採用面でも売りに出来るかもしれません。

 

業務改善ってこんな感じでしていくべきだと思うんです。

 

毎日やっているルーティンワークに対して「本当に最適なのか?」と毎日問い続け、もっと良いやり方、もっと良い結果を追求し続けていく。そういう姿勢がイノベーションを産み出すのではないかなと。なのでタイトルに書いたように50%をルーティンが占めているとそれはもうただの「やらされ仕事」なんです。日々高い売上目標を追いかけていたりすると、こと見失いがちですね。

せっかく1日の半分くらいの時間使って仕事してるんでしょうから、自発的に楽しく。毎日毎日少しずつ進歩していきたいですね。

それでは。

Kosuke