外国人向けの二重価格について考察してみる

外国人向けの二重価格について考察してみる

inst石野です。

まずはお手軽にニュースの考察ということで。

インバウンドへの「二重価格」アリ?ナシ? 姫路城で「4倍」構想 

こういったニュースを最近良く目にするし、「どうなるんだろう」と思ったので考察してみる。

・外国人向けに観光地の入場料などの値上げ検討をする自治体などが増えている
・飲食店にも実質外国人値上げなどをするものも
・海外では一般的(一部)だが、日本では「差別」という見方も

ざっくりまとめるとこういう内容のようですので、持論を展開。

日本人の税金が保全に使われている施設では外国人価格は当然

ニュース記事内にも

姫路城では外国人入場料を日本人の4倍に

というのが書いてあるが、これは当然のことだと思う。

基本的に文化財の保全などに関しては国や自治体の税金が使われている。いわば日本人や姫路市民はサービスの「基本利用料」を月額や年額で税金として支払っている状態なわけだ。

なので1ショットで来日した外国人向けの価格を値上げするのは当然のことでなんの違和感もないし、すぐやるべきだと思う。

この話題で良く取り立たされるインドのタージマハルでは

・インド人:50ルピー(約95円)
・外国人:1100ルピー(約2000円)

と20倍の入場料格差があるようだ。(外国人もっと高いよ、という記事もある)

おそらく同じ税金ロジックや宗教的問題での外国人価格の値上げだと思うが、外国人が「それでも見たい!」と思うのであれば全く問題ないのではと思う。

インドで出来て日本人がなかなか踏み切れない理由は

日本人の外国語習得率の低さ

が影響していると思う。恐らく「なんで外国人だけ高いんだ!」というクレームが来た際に、インド人は大体英語ができるので大抵の国の人も対応ができると予測するが、姫路城の管理をしているおじちゃんおばちゃんが外国人からのクレームに対応しきれるとはなかなか想像がし辛い

なのであれば、更にもっと値上げをして外国語対応ができるスタッフを雇えばいいじゃん、と思うがなんせ地方都市は人手不足だし、なかなかこのあたりは難しいところなのかもしれない。

外貨獲得が重要な政策のひとつなわけなので、ぜひとも地方を潤すためにも外国人観光客向けの観光地(税金が絡むところ)の値上げはどんどん進めてもらいたい

飲食店は店舗が戦略的に決めれば良い

飲食店ではどうか?という論点だと、こちらに関しては外国人価格はNoであると思う。

実際に自分の経験を遡っても、外国人だから値段上げるよ〜という飲食店には行ったことがないし、自分がやられたらそれは筋が通ってないので嫌だな、と思うからだ。

が、飲食店が外国人観光客をメインターゲットに設定して、外国語ができるスタッフや外国人が喜ぶパフォーマンス、料理などを提供して、実質日本人からしたらちょっとハードルがや値段が高い、とかそういう戦略を取るのは全然良いし賢いと思う。

ランチで3000円の海鮮丼を提供するお店が、客の9割が外国人だ、というのを以前なにかのTV番組だかネットニュースで見たような記憶がある。貧乏な日本人がランチで寿司ならまだしも、海鮮丼に3000円支払うとなると函館とかそういった観光地限定になりそうな気がするが、外国人にとっては日本=全部観光地だから問題ないのだろう。

ニセコの牛丼が2000円で気が狂っている、というようなニュースもあったが、外国人はあのクオリティの食べ物に2000円支払っても問題ないと思っているのでニセコは外国人ばかりの街になったのだろう。

日本人の金銭感覚を外国人に当てはめるのは最早不可能なのかもしれない。

とすると、そういう戦略(外国人ターゲットで単価高め)を採用する飲食店が増えてきたとすると、自然に飲食店が2極化していくのではないかと想像している。(もしかすると既にもう二極化が進んでいるのかもしれないが)

「あの店は日本人客を見捨てた売国奴だ!」とかいう批判も出てくるかもしれないが、それは弱肉強食のビジネスの世界で生き抜くための立派な戦略なのだから別に気にすることはないと思う。株式公開しているような大手の外食チェーンとかだと日本人の株主が多いので難しいかもしれないが、観光地や都市部にある小規模・個人経営などのお店はどんどんそういう戦略を取っていくことだろう。

その他のサービスでは選択制が良さそうな気がする

その他、観光に不可欠なホテルなどの宿泊地や、タクシーなどの公共以外の交通機関は選択制にすればよいと思う。

要は「外国語対応ができるスタッフをつけて欲しいなら値段が上がるよ、日本語しかできないスタッフと日本語で話せるなら日本人と同じ価格で良いよ」というのが納得感が高そうだ。

僕自身、ある程度の英語はできるもののベトナムだかインドネシアのホテルで「バスマットを交換してくれ」というときに「bath mat」と言っても全然通じずに困った覚えもあるし、フロントに日本語ができるスタッフが1名でもいるとそれはそれで安心だからである。
※別に追加料金を取られたわけではない
※foot mat が正しかったらしい

もしくはサービスの付加価値として「英語ができるスタッフはいるけど、日本人と同等価格でOKですよ」というのも企業戦略としては全然ありだと思う。

いずれにせよ、円安が回復する見込みがなく、これからどんどん日本は諸外国の観光客にとって「物価が安くて人間も親切なめちゃくちゃ素敵な観光地」であり続けるわけだから、折角のチャンスを逃さずに積極的に外国人から外貨をふんだくるくらいの商売人根性は、大阪人ではなくても持っていてもよいのではないだろうか。日本人観光客なんか、外国の人たちに取ってはめちゃくちゃカモなわけだし。こっちも猟師になる気概が必要である。

あとは英語・中国語くらいはもう基礎として勉強して話せるようになっておかないといけない時代ということか。

中国語、勉強するかー

それでは。

Kosuke

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