「儲かるからやる」はビジネスの本質を突いているのか否か

INST石野@湯沢合宿中です。平日サボってスノボしてるわけではありません。

さて、以前から香ばしい匂いを醸し出していたキュレーションメディア界隈が11月末あたりから大火災になり、本家本丸のDeNAは大火災の上、旦那さんがお亡くなりになられたばかりの南場さんまで出席しての謝罪会見からの同事業の一時閉鎖、周囲にも飛び火し、同業の関係者各位も記事削除という消火活動に精を出されていることと存じます。本当にご苦労様です。

DeNAの会見では責任者の村田マリさんが出てこないのは、少し腑に落ちない感じもしましたが、僕のネット業界の友達はネット広告関連の人が多く、特にサイバーエージェント系の方々はこれ系のポストにだんまり決め込んでいるなあというのが彼女の人徳の現れなのか、それともネット広告業界の闇なのか、村田さんとも面識がなく、ネット広告にも従事したことがない私には判断いたしかねますので、引き続き鋭意ぶっこんで参ろうと思う次第です。

ふと思ったのは、「儲かるからやる」というのはビジネスの本質を突いているのかどうか、ということです。今日はそれについて書こうと思います。

ちなみに私の結論は「否」です。

収益ファーストによる事業のモラル欠如が問題

「◯◯したら儲かりそうだから新規事業立ち上げしようかと思って」という言葉、すごくよく聞きます。が、そもそもこれが良くない考え方であると僕は思っています。この考え方を収益ファースト、と呼ぼうと思います。

これから、全面的に広告というビジネスモデルをディスりますが、広告ビジネスの本質が「儲かるからやろう」であり、それがそもそものこういった事態の問題の本質なのではないかと思っているのです。

広告というのは読んで字のごとく、広く知らせるためのサービスモデルでありまして、「広く」知らせるためには、人がたくさん集まるところを見つけたり、たくさん集めないといけません。なので「こうやったら人が集まる(メディアのトラフィックが増える)」からこういう事業をやろうよ、という収益ファーストの考え方が起き、結果としてゴミクズ記事や、パクリ記事が横行して、本来のユーザー(メディアに集まってきた人達)が得たかった情報が得られずに不利益になってしまったのではと。

スマホで2ちゃんのまとめサイトなどを見ていると、エロ漫画やエロゲームのバナーばかりに追い掛け回されたり、「お、このサイトはバナーなくてよかった」と安心してスクロールすると画面中腹からボヤーッとバナーが出現して間違ってクリックしてしまったりした経験をお持ちでいらっしゃる方もいることでしょう。

あのクソみたいなバナー発明した人は間違いなくですが「こうやるとクリック数が稼げる」と考えて収益ファーストで事業を立ち上げたのでしょうね。サイトを見ているユーザーのことなどは全く考えず、どのくらい広告が売れるか、どのくらいクリックが稼げるかしか考えなかったのは間違いありません。「儲かるからやろう」は悪です。

僕はこういった収益ファーストで立ち上がるビジネスは、いくら規模感が大きくなってもあまりいいビジネスではあると思えないのです。広告業界で働いている知人友人の皆様、申し訳ありません。僕ネット広告嫌いだったみたいです。

ビジネスは課題解決ファーストであるべき

反対に、課題解決ファースト、というのは「こういうサービスがあったらこういう課題が解決できるよね」というのを最初に考えてから事業を立ち上げる、というものと定義します。

もし、この課題解決ファーストの考え方をDeNAの方々がお持ちでいらっしゃれば、ゴミクズ記事を大量に作ったり、パクリ記事を作るなどという悪魔の所業には手を染めずにすんだことでしょう。

ちなみに収益ファーストで考えたビジネスモデルに後から「課題解決ファースト風味」に味付けするというのはどこの人もやっています。Welqですらも「ココロとカラダの教科書」ってサブタイトルついてますからね。教科書がゴミクズ記事ばっかりだったら、ちゃんと勉強できねーだろwバカかよw

あたりまえですが、ビジネスですから、いくら課題が解決できそうでも、事業の継続ができないような収益しか見込めないのであれば事業化はできません。ここが難しいところなのです。倫理観の欠如が起きてしまうと、最初は課題解決ファーストで考えたビジネスも、いつの間にか「儲けるためにはこうしないといけない」となっていって、いつの間にか収益ファーストにすり替わってしまうと。すり替え仮面もびっくりです。

DeNAよ、「課題解決ファースト」なサービスを見習え

会社を作って1年9ヶ月、という段階で周りを見渡してみると、課題解決ファーストで立ち上がったサービスが沢山ありまして、その経営者の方々は本当に尊敬ができるということにも気付きましたのでいくつかご紹介を。

・キャスタービズ

キャスターは、前職時代にクラウドワーカーの活用をしていた社長の中川さんが「クラウドソーシングは良い事業モデルだが、このままではクラウドワーカーの報酬がどんどんダンピングされていってしまう」と課題感を感じて、自分で事業を立ち上げたわけで、「在宅ワーカー集めて仕事させたら儲かりそうや!いっちょやったるか」で立ち上げたわけではありません。

・ベルフェイス

ベルフェイスの中島さんは、前職時代の自分の経験から営業業務の効率化をしていく際にオンラインセールスが有効だったという実体験を持ち、それを広めていきたいとベルフェイスを立ち上げたわけで、「オンラインセールスツール作って売ったら儲かりそうや!」で立ち上げたわけではありません。

・board

Welqのカタカナ表記に社名が似ていると風評被害を受けているヴェルクの田向さんは、自分で起業してバックオフィス業務が多くて、それを解決するためにboardを作ったわけで「世の中はFintechやで!見積請求書作成ツールのニーズあるやろ!」で立ち上げたわけではありません。

・Bizer

Bizerの畠山さんは自分で会社立ち上げたときに、色々聞ける相談相手がいなくて、本当に大変だった。そういう人達をサポートできるように、とBizerを作ったわけで、「会社立ち上げるときの不安につけこんで金巻き上げたろ!」で立ち上げたわけではありません。

その他にもたくさんありますが、こういったサービスを作って事業をやっているスタートアップの経営者がいるんですよ、本当に。

「あんなこといいな、出来たら良いな」のドラえもん精神が大事です。「あんなこと良いな、儲かったら良いな」では、決して世の中は良くなりません。経済的に潤って、消費が増える、ということでは良いのかも知れませんが、ネット広告業界の人や、今回のDeNAの騒ぎの渦中にいた方々には、本当にこういう課題解決ファーストの考え方を忘れないで欲しいです。

「連絡が取れない」を解決することで世の中を良くする

最後に宣伝なんですけど、散々ブログで悪態をついている私も、一応課題解決ファーストでサービスを立ち上げており、自分が課題に感じていた「個人カスタマーとの連絡が取れないという状態」を解決するために日々奮闘しております。

僕は非常にせっかちでして、基本的にメールは即レス、起きている時間であればチャットも5分以内には返事します。暇なの?といわれますが、暇ではありません。

・電話をかけても出てくれない、、、

・チャットでコンタクトが出来たらもっとスムーズなのに、、、

などと困ったときに自分だったら絶対に使いたい!と思えるサービスを開発し、提供しております。

もしご興味お持ちいただけましたらぜひお問合わせ下さい。

人材業のご利用が多いのですが、最近ではEC業界、教育業界、不動産業界などの個人向けのセールスシーンなどでもご活用頂いております。

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