人手不足なんだからお金で買える時間は買ったほうが良いという話

人手不足なんだからお金で買える時間は買ったほうが良いという話

インテロスのINST石野です。

まあ、どこを見ても人手不足人手不足。採用ビジネスがぐんぐん伸びている状況であります。INSTはお陰で沢山の人材ビジネスの会社様から発注をいただけている状況でもあるんですけど。

持論としては、このいわゆる「人材バブル」はそろそろ弾けるだろうと思ってはいたのですが、どうやらこのまま採用難の時代は未来永劫続くような気もしてきてはいます。

1つ間違いなく言えることが労働人口の減少です。言わずもがな日本は今後超高齢者社会に向かってまっしぐら突き進んでいくわけでして、たくさんの高齢者を守っていくための財源を限られた少ない若い労働人口が補っていかないといけないというなんとも頭の痛い状況がどうやらずっと続きそうなわけです。

採用シーンにおいては、限られたパイを取り合うことになり、そのパイがどんどん減少していくわけですから、今より簡単に採用ができるようになることはほぼ起きず、人員獲得のためのコストはどんどんあがっていくわけですね。それに伴って個人への支払い給与も上がればいいのですが。。。それはなんとも期待できなそうな気もします。

「採用する」以外の人手不足解決策を

今日言いたいメインはこれです。

確かに人が足りないとしんどい、というのはよくわかります。ですが、みんながみんな足りない足りないと言って手を伸ばしてしまいますと、供給量は減っていくわけですから血で血を洗う争いになってしまいますよね。

「採用が出来なかったのでビジネスが上手くいかなかった」というのは僕的にはもう言い訳というか、「採用する」以外の人手不足解決策を講じなかった怠慢であると思います。

なので、人を採用しないで人手不足を補えるように「ひとりひとりの生産性を上げるための努力」をしていったほうが得策と思うわけです。

SaaSを使う、AIを活用する、リモートワークを採用する、アウトソーシングする  など。

金をいくら出しても採用できない、ということはありますけど、お金を出せばある程度の時間は買える世の中になっているわけで。

人間を使って95点、自動化して85点だったらどっちを選ぶ?

当社サービスでINST MessengerというSMSとチャットコミュニケーションのサービスがあります。

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たとえばこんなシーンを考えてみてください。

対個人むけのビジネスをしていて、Webからの資料請求をしてきたが結局連絡がとれなかったり、連絡は取れたが成約まで結びつかなかった見込み客のリストが1000件ある。「塩漬け」や「DEAD」と言われたりするいわゆる休眠顧客である。ここのアプローチは比較的有効であるが、反応率があまり良くないために骨が折れる仕事です。

そこに対して再度商談やアポイント(人材ビジネスであれば面談)などの打診をしよう!となった時に

A:全件人間が対応する(一斉メール&架電)

B:SMSでアンケートを送る

の2つの方法があるとします。で、反応率がAが10%、Bが5%だった場合、みなさんはどちらを選択するでしょうか?

10%反応するAの方に決まってるだろ!という方も多いと思います。ですが、それは社員のオペレーションコストを考えても断言はできるでしょうか。

Aの場合の工数を考える


メールを送るのにはそんなに時間はかからないでしょう。顧客DBからCSV吐き出してメルマガ配信システムにインポートしてドカンと送るだけ。多分1時間もあれば終わります。

一方、1000件の電話に掛かるコストはどのくらいかというと、1件の架電が出た場合は5分、出なかった場合は留守電も入れて2分だとすると

(1,000×10%×5min)+ (1,000×90%×2min)=500min+1,800min=2,300分=38.3時間くらいの時間が掛かります。

アルバイトにやらせるとして時給1200円だったとすると46,000円くらいなので大した金額にはならないような気もしますが、アルバイトの採用費、教育に掛かる時間と教育担当の社員のコスト、電話のトークスクリプトの作成など、社員に通常業務としてやらせたりしたら結構なコストになりますね。日常業務にプラスしてやるわけですから。

反応率10%から見込める売上がどのくらいなのかは様々と思いますが、仮に反応した10%の100名が決定率5%で転職したとすると(年収500万円で30%のフィーで150万円)

750万円の売上を約40時間の稼働時間+αの準備時間で作る事ができます。

Bの場合の工数を考える


SMSを送る場合もメルマガと同じなので送信のコストは同じだとして、SMS送信にかかるコストは15円×1000通なので15,000円です。

SMSが仮に反応率半分で、その後の成果は同じだったとすると375万円の売上を15,000円で作ることができます。稼働時間はほぼないですね。

まあ仮説に仮説を重ねた結果なのでなんとも言えませんが、人が採れないと嘆くのであれば、Aのような仕事の仕方ではなく、Bを選んで行ったほうがより建設的なのではないかと僕は思うわけですよね。

40時間の稼働ってアルバイトで考えたら大したことないですけど、社員1人だったら1週間の稼働時間ですからね。それを人間でやろうというジャッジを下すのは従業員を単なる労働力としか見ていないということになってしまうのではないかと。

自動化とかAI化とかはこういう背景があって今流行ってきている

AIに仕事が取られる!とか言ってる人は、間違いなくAのような仕事をしている人です。

自分のしている仕事は人間がクリエイティブに考えてやらないと出来ない仕事でしょうか?それとも一定のルールのもと、何らかのシステムやAIを開発したら問題なく自動化ができてしまうものでしょうか?

もちろん「人間がやっている」という事実も大事です。電話が掛かってきて自動音声だったら、それは人間がやるよりも反応率は落ちるのは当たり前でしょう。

ですが、日本の人手不足は深刻なわけで、「どうしても!」というケース以外はシステムで自動化したり自動音声で機械にやらせたりしていったほうが良いのではないのでしょうか。もしそれが難しいならリモートワーク許可して地方の人材に仕事をしていただいたほうがより良い結果になると思います。

働き方改革はこういった業務への考え方の改革から始まるのかもしれませんね。

なんだかまとまらないですがこの辺で。

それでは。

Kosuke

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