2020年には13兆円市場になるらしいM2M/IoTってなんすか。
おはようございます、人材ビジネスアナリストのINST石野です。
昨日Upさせていただいた、エス・エム・エスマフィア ヴィリング中村さんのインタビュー記事の後編は来週月曜日の更新予定です。今しばらくお待ち下さい。
さて、今日はM2M/IoTといわれるビジネス領域について、JapanITWeekに行ってまいりましたので、関連するニュース記事なども含めて書きたいと思います。
まず、M2MとかIoTってはじめて聞いたよ、という人のために用語解説。
M2M(Machine to Machine)
モノどうしの通信のことです。人間と人間の通信はH2H、人間とモノはH2M。通信が人間のためだけではなく、モノとも通信するようになってくるということですね。
IoT(Internet of Things)
まず、予め行っておきましょう。ぶっちゃけ、僕、IoTって顔文字だと思ってました。ToTとか(T_T)の仲間かと。そうじゃないんですね。
モノのインターネットと訳されますので、M2Mとかぶるところもありますが、昨日聞いてきた話によるとセンシング技術や周辺システム含めたサービスすべてがIoTと言われるようなので、M2MはIoTに含まれる概念のようです。
このM2M/IoT市場、この後5年間で13兆円にまで成長する市場と言われており、多くの企業がIoT事業に参入したり、「IoT事業部」を作ったりしているようですね。ちょっと前のo2o(オーツーオー)みたいな感じでしょうか。
どんなものがIoT,M2Mなんだよ、というと
・外出中に自宅の部屋の「温度が上がってきました」と携帯に連絡があり、それを見てリモートでエアコンをONにする
・中に入っている食材をセンサーが関知して、作れるメニューをクックパッド検索してレシピ表示してくれる冷蔵庫
・twitterのtweet状況から、渋滞情報を読み取り、別のルートをおすすめしてくれるカーナビ
まあこんな感じです。今までは人がやっていたことをセンシング技術やインターネット通信、その他のサービスで代替もしくはもっと便利にするという感じでしょうか。
先日総務省が、M2Mサービス向けに「020」で始まる番号を割り当てると発表しました。国も動くくらいのレベルですから、相当ですね。
この総務省の発表がなにを意味するかというと、今までは携帯電話にしか入ってなかったSIMカードをいろんなモノ(機械)に入れていくよ、ということです。
SIMカードが入った冷蔵庫、SIMカードが入ったテレビ、SIMカードが入ったエアコン、どう変わるのか考えてみます。せっかくなので、僕がやっているSMSビジネスに関連させますw
SIMカードが入った冷蔵庫に「レタス、ある?」とSMSを送る
→「1/2くらいあります」「ありますが、1週間前のものです」「ないです」と冷蔵庫からSMS返信が来る
SIMカードが入ったテレビに「日本シリーズ録画」とSMSを送る
→録画予約が完了。
SIMカードが入ったエアコンに「26度で冷房ON」とSMSを送る
→エアコンがON。
こう考えるとわかりやすいですね。たくさんのものに通信機能がつくということです。便利な世の中になりますね。
M2Mサービス向けのSMS受信アプリとかは確実にニーズが出てきそうな感じです。OSはなんなんだよという議論にもなりそうですが。
・通信を受ける側、受け取る側のモジュール
・M2M通信用のインフラ
・機器の状態を通信(情報)に反映させるためのセンシング技術とプログラム。
この辺りの開発が大きな市場になるんですね。
簡単ではありますが、今日はこの辺で。
それでは。
Kosuke
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