「メールアドレス変更しました」連絡が届かなくなった理由
件名「メールアドレス変更しました!」
========================================================
携帯をdocomoからauに変えたのでメールアドレスが変更になりました!
xxxx-2014ksj@ezweb.ne.jp
が新しいメールアドレスなので登録しておいてね!
◯◯
========================================================
※メールアドレスは実際のものではありません
こんなメールって昔、よく受け取ってましたよね?
でも、最近受け取ってますか?
僕は少なくとも2年以上は受け取ってないのではないかと思います。
実は、結婚して子供が出来て、友だちがいなくなったのではなく、そもそもキャリアメールアドレスを使う人が激減しているのが原因なのです。
一般社団法人情報通信ネットワーク産業協会の調査によると、スマートフォンにおけるキャリアメールアドレスの利用率は2013年の73%から2014年は31%と激減しているそうです。
これは、メールアドレス変更しました連絡が届かなくなるわけですね。
僕も使わないなーとは思っていましたが、2013→2014年でこんなに下がっているのはとても驚きました。また、もうひとつ驚いたのがSMSの利用率が急伸していること。
なんと2013→2014で約2倍になっています。確かにGmailなどのインターネットメールやLINEなどがカテゴライズされているSNSメールに比べて利用率は少し劣りますが、十分企業がコミュニケーションツールとして利用を検討するべきレベルにあるのではないかと思います。
コミュニケーションツールにはそれぞれのメリットデメリットがあります。
キャリアメールのメリットは確実に手元に届く、ということでした。原則として一人一つしか持てず、今のSMSのように複数アカウント防止のためにGREE、モバゲーなどのSNSでは携帯メールアドレスでないと登録ができない、というルールが設けられたこともありましたね。
ですが、利用している人が30%しかいないツールはもう確実に届くとは言えないでしょう。
前職でモバイルマーケティングの仕事をしていたのですが、Webマーケの担当者の人が携帯メルマガの登録者数をKPIにしているということはすごく良くありました。インテリジェンス時代にアルバイト求人広告媒体「OPPO」の営業をしていた時、一番高かったオプションは「携帯メルマガオプション」でした。
それだけ効果があったのでしょう。
でも、もう携帯メールアドレスの収集は無駄です。
そもそも、僕なんかiijmioのMVNOなので、docomo回線ではあるのですが、@docomo.ne.jpのメールアドレスは持っていません。
ごくたまに、またキャリアメールアドレスでしか利用ができない携帯サービスを見かけたりしますが、そのサービスは修正を加えない限り、ほぼ死に体でしょう。スマートフォンシフトが出来ていない、懐古主義的なシステムが指示を得続けることができるとは思えません。
日本には、SMSの文化がほとんど形成されていません。携帯メールアドレスがあったからです。
が、海外では、モバイルCRMの中心は未だSMSです。ECで商品を買った時の注文確定メール、発送完了メールなどがSMSで届くことも非常に多いのです。確実に届くから、というよりそれしか携帯電話にテキストを届ける方法がなかったからです。
日本でも近い将来、確実に届くテキストメッセージはSMSで、という文化ができてくると思っています。いや、そういう文化をINSTが作っていきたいと思っています。
来月にはEC事業者様向けにSMSを活用してECの売上をUPさせる
「INST SMS Salvage for E-commerce」を発表する予定です。
乞うご期待ください。
SMSの未来はINSTが作っていきます。
それでは。
Kosuke