後期型エス・エム・エス・マフィア グローマス海田さんが訪ねてきた 〜後編〜

後期型エス・エム・エス・マフィア グローマス海田さんが訪ねてきた 〜後編〜

さて、前回のインタビューでは後期型エス・エム・エスマフィア、グローマス海田(かいた)さんがエス・エム・エスに出会うまでと退職までを書きました。後編では独立して今のグローマスを作るまで、そしてこれからについて書いていきます!

ちなみにグローマスのコーポレートキャラクターがカワイイ。

グロます君って言うらしい。ちょっと殺◯んせーっぽいけどw

ではエス・エム・エスを退職後から再開!

奇妙な辞め方と起業までの道のり

石野:エス・エム・エスを辞めたときはどうやって?

海田:実は、以前のインタビューにも登場した中村一彰さんと一緒に起業しようと思ってたんですよ。で色々アイディアを練って、一緒に「辞めます」と言いに行きました。でも二人共それなりのポジションに居させていただいており、しっかり引き継ぎしたかったのですぐに退職ではなく、退職表明から6ヶ月後に辞めることになったんですね。

石野:結構かかりましたね。それで?

海田:実はこれで起業しよう!というアイディアがあったんですが、仕事が終わってから事業計画や戦略を練り直していたときに「あれ、これ長期はいいけど、短期だとマネタイズ難しくない?」ってなったんですよ。退職まで残り1ヶ月とかのときに。

石野:気付くのちょっと遅かったですねw

海田:そうなんです。でも、上司に「夢を追うんです!」とか言いまくったのに辞めるのを止める、というのもかっこ悪いなぁ、とか考えて、そのまま退職しました。中村一彰さんはスパッと起業をしたのですが、僕は「どうしようかなー」と思っていたときに、信長さんの補佐役でまた業務委託でエス・エム・エスにお世話になることになりまして。で、その後は信長さんのサポートを業務委託でしながら、新しく会社を作る前の1年間くらいは諸藤さんに相談をしてメンター的にお世話になってました。

教育か歯科かで二択の起業分岐点

石野:ほうほう。それで?

海田:諸藤さんから、自分でやっていたことがある研修事業か、当時マーケットがまだ未開拓だった歯科系の事業か、どちらにするのかの決断を迫られました。「今ここで決めて」って。たぶん、僕が何をやるのか全然決まらなかったのに業を煮やしたんだと思います(笑)

石野:おー、すごい。

海田:教育研修系の事業は自分でも一回起業しましたし、エス・エム・エスで学んだことも活かしてもう一回やりたい!と思っていました。また、歯科事業は友達に開業している歯科医がいて、彼の手伝いを少ししていたんですよね。そのときに、院長である友人が、いろんなことにすごい悩んでたんです。で「あー、これは僕らが支援すると助けてあげられそう、解決できる課題が多そう」と思ってもいたんです。で、諸藤さんに決断を迫られたときに「んー、じゃあ歯科で!」とこれからの自分の人生を賭ける仕事を決めたというか。

石野:すごい両極端ですね、教育と歯科ってw

海田:でも決断を迫られなかったら決められてなかったかもしれません。その後、諸藤さんからも出資をいただきました。

石野:なるほど。で歯科医院向けの事業を展開し始めたと。サイトを拝見すると採用系のサービスが多そうですが。エス・エム・エスさんは歯科向けの人材ビジネスはやっていなかったんですか?

海田:やってなかったんですよ、それが。

石野:へー意外ですね。ケアマネジャー、看護師、と来たら次は「歯科衛生士」とかって展開しても不自然じゃない気が。

海田:そうなんですけど、歯科業界って、いわゆる医療とか介護に比べると、マーケットがあんまり大きくないんです。医科が保険診療で40兆くらいなのが、歯科だと2.5兆、保険ではない自由診療併せて、治療で3兆ちょっとと言われてまして。医科でうまくいけば100億になるビジネスでも、歯科だと、いって10億とか。なので、優先順位では下がっていたのかもしれません。推測ですが。

石野:そういう経緯だったんですね。

歯科衛生士の人材紹介事業の立ち上げ奮闘記

海田:はい。でも最初から人材紹介メインで行こう!というわけではなかったんですよ。収益上は人材紹介が大きいのは事実なんですけど。

石野:というと?

海田:もとは僕が始めた歯科のコンサルみたいなところからスタートして、そこから「歯科衛生士が足りない」と言うかなり大きいニーズを受けて紹介を始めたという感じなんです。外の人から見ると、ニッチ業界の人材紹介に強いエス・エム・エスからスピンアウトして、更にニッチな歯科業界攻めたか、グローマス!みたいに思われがちなんですけど。

石野:そうではないと。あれですね、本来の人材紹介が生まれたときのような感じでコンサルティングファームが経営課題を解決するために外部人材の紹介をしたみたいな。

海田:ですね。ただ、コンサルメインだと「なにが困ってるんですかー」というところから課題がそれぞれの歯科医院によって多岐にわたりすぎるので人材育成と会社の収益面では、紹介をやってよかったと思っています。人材紹介のキャリアアドバイザーは、成長させてあげられやすいので。特に業界職種を絞ると。

石野:確かに。今はどのくらいの人数なんですか?

海田:現状20名弱ですが、この4-6月で3名の入社が決まっていて、あとプラスして5名くらい採用したいと思ってます。

石野:すごいですね!絶好調。

海田:そんなことないですが、今は事業を伸ばせるだけ伸ばしたいと思っています。ちょうど来週(インタビュー日は4/21)の24日からオフィス移転なんです。だいぶ広いところを借りました。まだ、がらんとしてます…

石野:いや、すごいですよ。ホントに。どうやって事業立ち上げをしたんですか?

海田:実は最初は今のグローマス、と言う社名でなくて、別の社名で僕が1人で歯科のコンサルをやっていたんです。そのときに居たインターンが大手の内定もあったのに、そっちを蹴って2人目の社員として参画してくれて。

石野:おー、勇気ありますね。

海田:はい。でも僕も営業経験が皆無だったので、すぐに紹介事業の責任者になれる人材を採用して、その2人に本当に早期で任せて、僕はサポートをやったりコンサルの方で収益を稼いだりしていました。3人の会社でメイン事業が社長以外の2人ってのも奇妙ですが、あそこでしっかり任せれたのでうまく立ち上がったのかなとも思います。

利益600億の歯科向けサービスの会社で世界一になりたい

石野:だいぶ盛り上がってきたのですが、時間も文字数の都合もあるのでwちょっと今後、グローマスをどういった展開にしていきたいのかを聞いてもいいですか?

海田:いきなりですねw

今は、歯科向けの人材紹介、事務代行などのコンサル、そしてメディア事業をやっています。紹介事業がメインではありますが、他の紹介会社さんと違うのは「人の採用に困っていませんか?」だけでなく、「何か困っていることはありませんか?」とアプローチ出来るところだと思っています。

そうすることで、歯科の院長先生が抱えている採用以外の課題の把握ができ、それを一体どのくらいの費用で解決したいと思っているのかがわかります。歯科業界は「超大手」というのがほとんど存在しない、いわばスモールB、いやほとんどC向けのビジネスに近いので、それをしっかり体系化して、人材紹介に変わる次の柱となる事業も立ち上げていきたいんです。アイディアはあるんですけど、今は実行に移せる事業責任者もまだ採用できてなくて(文末に軽く募集要項載せてあります)

石野:なるほど。短期的には既存事業で収益を伸ばしつつ、新しい事業の立ち上げをすると。で、ゆくゆくはどういうところを目指しているんですか?

海田:ちょっと恥ずかしいんですけど、いま歯科関連企業で、世界的におそらく最も有名なのがデンツプライ・シロナという外資の会社なんです。決算書を読むと売上4,000億、利益600億の超大手企業です。が、それを利益ベースで超えていける会社を本気で作りたいと思っています。

石野:大きく出ましたね。エス・エム・エスさんが2016年3月期で売上190億の営業利益27億くらいですが、それを遥かに凌駕したいと。

海田:そうですねwまあ5-10年では難しいと思うんですけど、あと3-40年くらい後ですね。社長は誰かに引き継いでいるはずなので、意思をついでもらう、という感じかもしれません。グローマスの成長を新聞で読んで、死ぬに死ねない、とか言ってるおじいちゃんになりたいなとw

石野:長い道のりですね。

海田:はい。でも他の業界だと10兆100兆と言う企業がゴロゴロしているのですが、前編でお話したように歯科業界はマーケットがそんなに他に比べて大きくないので、この業界に骨を埋める覚悟をした以上は、グローバルトップを目指したいなと。

あとは、予防歯科に関係する事業で、日本人のお口の環境のさらなる向上や、歯科衛生士さんのキャリアアップ・収入アップに貢献していきたいなと思っています。

石野:と、いうと?

海田:歯科衛生士の方の給料って看護師さんよりも低いケースが多いと思うんですが、予防歯科の分野だと、むし歯にならないように3ヶ月に1回クリーニングに通って、その衛生士さんに患者さんが付いて、みたいなケースがあるんです。そうすると通常の治療業務にあたる衛生士さんの倍くらい給与を稼ぐ方もいらっしゃって。まだ具体的にコレ!というのは見つかってないんですが、そういう歯科衛生士さんが増えるような支援もしたいと思っています。あと、むし歯がない人でも、定期的に歯医者さんに通うのは、予防には必須なので、そういう習慣を日本人に根付かせたいとも思います。

石野:素晴らしいですね!

海田:ありがとうございます。最後に書いてもらうのですが、現在グローマスは積極的に採用を行っています。(ちょっと天井が低いのですがw)広いオフィスにも引っ越しました。もしブログを読んでご興味をお持ちいただける方などいらっしゃれば、ぜひお会いしたいと思います。

石野:まとめありがとうございます!海田さん、今日は忙しい中2時間もインタビューありがとうございました!ブログには載せてないですが、途中ウチのINST Messengerの営業しちゃってすいませんw

海田:はいw持ち帰って事業部長に展開しておきます。紹介事業に関する決裁権は今は全部事業部長なので、僕決められないんです。

石野:さすがの権限委譲ですね。お疲れ様でした!

海田:お時間ありがとうございました!ご応募もお待ちしております!

◆募集ポジション
・歯科領域の新規事業担当者・責任者
・歯科医師、歯科衛生士 人材紹介のキャリアアドバイザー

応募意思はまだない段階の「話を聞いてみたい」だけでも全然OKなので、お問い合わせページからご連絡ください。

http://glomouth.co.jp/contact/

◆編集後記

人事部門に所属して経営TOPと優先度の高い経営課題である「人事」に携わり、上場後入社ながら、しっかりとエス・エム・エスマフィアスピリッツを受け継いでいた海田さん。営業サイドでなく、また創業初期からのメンバーでないエス・エム・エスマフィアの方がどんな方なのか?と思っていましたが、とてもバランス感覚に優れた方でした。

営業サイド出身だと「それ、オレがやるわ」となってしまい、自分が生産部門TOP!みたいな感じになってしまいがちなのですが、そうでなかったので本当の意味での権限委譲が進み、成長を加速させたのではと思います。

他のエス・エム・エスマフィアの方も「俺のこと記事にしてくれ!」などお問合わせお待ちしております!

それでは。

Kosuke

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