自分が見えている世界が、世界の全てではないということを知ろう

inst石野です。

 

これもTwitterで見かけたTweet起点の話。

 

あのスタートアップ、だいぶ廃れたよね、という話から

ある国内スタートアップが手掛けているITサービスを「あんなにCMやっていたのにもう見なくなった」というTweetをしているマーケアカウントがあった。

確かにそのサービスは一時期、有名タレントを起用しインパクトがあるキャッチフレーズでTVCMやタクシー広告をたくさん出稿していた。が、最近は彼のおっしゃるとおり全然見ない。

 

例え方が良くないかもしれないが、スタートアップというのは外部資金というドーピング注射をバンバン打って、自分たちだけでは到底無理な成長曲線を描き企業価値を爆速で向上させ、その先にイグジットを約束させられている。キラキラした部分にだけフォーカスされがちであるが、最近はこのように闇の部分にも陽が当たる様になってきたのは悪いことではない。

僕も一応は企業経営者ということもあり、経営者仲間にはもちろんスタートアップを経営している友人も多数いる。大体的に報道はされないけれども不幸せになってしまった知人ももちろん存在する。

 

自分が見えている世界が、世界の全てではないということを知ろう

が、今回伝えたいのは、スタートアップの隆盛に関することではなくて、自分の視界に入らないようになったからと言って、それが必ずしも廃れているということにはならないということだ。もっと広義に言い換えると、自分が見えている世界が、世界のすべてではないということを知っておくべき、ということ。

 

ちなみにそのスタートアップはコロナ禍を追い風に爆速で各所にツールを導入していっていたものの、とある海外サービスに取って代わられた感があり、今では正直本当に目にしない。が、これはその会社の社長が知人ということと、その社長に紹介してもらった別の若手社長や別方面から聞いていたことのだが、一時期苦しかったのは事実のようだが、導入先のターゲット企業を我々IT業界ではなく、金融系に変えて比較的良い業績を出している(らしい)。

 

なんでもかんでもコロナの影響にしたくはないのだが、リアル接点の減少に伴いSNSやメッセージツールを使ったネット上での交流がメインのコミュニケーションになっている人も多いだろう。

リアルの世界に比べて、ネット世界の方が自分の見える範囲をコントロールしやすい。リアルでは興味関心がないものも視界に入ってくるわけだが、ネット上では情報が溢れていることもあり、ある程度自分が選んだ情報を主に目にするようになっている。自分ではコントロールしていないと思っていても、結果自然とコントロールされた視界しか見ていない人が多いように思う。

 

有名人のニッチ化、大量発生

見えている世界と見えてない世界をわかりやすく解説するために良い例えを思いついたので書いておく。

「人気Youtuber逮捕!」とか「お笑いコンビ◯◯が解散」というニュースで、彼らのことを初めて認知したという体験は無いだろうか。特に中高年の読者の方々には。

この事態はインターネットによって開かれた社会が「有名人」のハードルを下げ、ニッチ化させ、大量発生させていることで引き起こされているわけで、あなたにとっての有名人は、隣りにいる誰かにとっての有名人でないことが言える。僕が小学生に人気のYoutuberランキングTOP10を見ても、ほとんど知らない、名前だけは聞いたことがある程度なのではないだろうか。

これはさっきのスタートアップの話と全く同じ構造で、見えている世界の中で輝いている人が、他の人からそもそも見えていない場合もあるし、視界に入っていても輝いて見えていないことも多いということ。

音楽然り、ファッション然り、ゲーム然り、言葉遣い然り、多様性を認める社会は様々な文化を許容し、その文化の無限の組み合わせをバックグラウンドにして育まれた人の個性は当然のことながら更に複雑に多様化していくわけだ。

 

自分が見えていない世界もあると認識するだけで穏やかに過ごせます

人間が受け取れる情報量には人によってキャパシティがあるはずで、別に視界を広げろとか、小学生に人気のYoutuberの動画を見なさいとかそういう説教をたれる気はさらさらなくて、自分が見えていない世界もあるんだな、と認識をしておくだけで良い。自分が見えていない世界の存在を認めることはとても大事である。

なぜ大事かと言うとそれだけでいろいろな状況を寛大に受け止めることができるようになる。

僕も前述した「某スタートアップ、廃れちゃったね」と発言した人のTweetを見たときは「ああ、自分の身の回りにしか視線を配れない人というのがいるもんなんだな」と。詳しくないけど断片的な情報だけで色々と判断しちゃうことってあるよね〜と

自分と相手の得意分野が被ったときに喧々諤々と議論をするから楽しいわけであって、あまり詳しくない人がヤンチャな発言をしたからといってそれをフルボッコにする世界が良い世界とは思えないので。

と、こんな感じのライトなブログもたまにはいいかなと。

それでは。

Kosuke

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