求人広告がSNSに喰われる日

求人広告がSNSに喰われる日

INST石野です。Twitterやってます。

新聞の三行広告から雑誌、フリーペーパーを経てネットにと形を変え、多くの雇用を生み出してきた求人広告がSNSに喰われる日がそう遠くない未来にくるかもしれないと思っています。

周囲にHRビジネス系の方が多いからかもしれないのですが、最近Twitter経由での採用をした、とかTwitterで転職先見つけた、という投稿をよく目にします。

ジラフさんは毎月5名もTwitterから採用してるらしい。

ご報告!🎉

未経験から勉強して4ヶ月…私自身の意志で道を切り開けて満足しています😄✨✨✨

そして、応援してくれたフォロワー様ありがとうございます!

— hagi(Webエンジニア) (@improve_in_Ruby) 2018年11月2日

Twitter転職、というキーワードは本当によく目にする。まあ転職先調べたらSESの会社だったんだが。

中にはこういった転職活動専用アカウント(アカウントのことを「垢」という)を作ったりして「僕転職してるよ」と宣言して企業からのスカウトを待つ人も多いようです。

日本経済の大半を回す老害どもからすると「それってIT業界とか若い世代だけでしょ?」とか「Twitterで転職活動とか意味わからん」という意見が当然出てくるわけですが、

利用するサービス(出典:MMD研究所プレスリリースより)

高校生・大学生の利用率が7割を超え、利用頻度も高いということになると、あと数年するとこの子達が大学卒業して社会人になるわけですから、新卒採用をする企業にとっては無視はできなくなるわけです。まあこのグラフで凄い面白いなのは年代ごとにTwitterの利用率が全然違うってことですよね。20代社会人は56%、30代社会人はなぜか数字出てないけど見た感じ35%くらいでしょう。

これは世代によって、インターネットでの情報収集方法が異なるからであると考えております。

オッサン世代以降は検索やポータルサイト訪問をすることで、主体的に固定された情報(時間軸があまり影響しない、という意味)を取得することに慣れており

高校生・大学生などの若い世代はSNSを中心に、身の回りにある動的で常に動いている情報を能動的に取得するからです。

言い換えると、オッサンたちは目的を持っており、自分で行きたいレストランを地図で探して入るのに対し、若い世代は道を歩いていて「なんか美味しそうだね」と思ったお店で飯を食う、という感じでしょうか。情報収集と意思決定がごっちゃになっていますが感覚的にはそんな感じですかね。

そうなると、ポータルサイトがSNSの登場で存在感を失いつつあるのと同様、求人サイトもSNSに喰われていくと考えるのは決して不自然ではないことなのかなと。

また、社員や経営者の人となりを理解するのにもTwitterの方が求人サイトに比べてアドバンテージがあります。求人広告に掲載されている会社の情報は取り繕われて良い部分だけを見せているのに対して、Twitterには社員や経営者の考え方がありのままの言葉で綴られているわけで、気になるアカウントをフォローしたり周囲の人とのやり取りを見れるので入社前後でのイメージギャップも少なくなる可能性が高いです。

以上を踏まえると、求人サイトに訪問して個人情報を入力して会員登録をして検索機能やカテゴリサーチをして求人を見つけて応募したり、企業からのスカウトを待つ、という転職活動をこのTwitter利用率70%超えの高校生・大学生が行うとは到底イメージできないわけです。だって、もう既にアカウント持ってるTwitterで「僕、こんな経歴なんだけど、採用したいって人いる?」ってつぶやくだけで転職先が決まってしまうわけですからね。

当然求人サイトは、そこに訪問してくる求職者の数や応募数によって広告収入を得ていたり、採用が決まった際の成功報酬を得てビジネスを行っているわけなので、訪問する人が少なくなっていけばどんどん淘汰されていくのは仕方がないことで、

「リクナビ?そんなのまだ使ってる人いるの?ウチはそんなシニア人材採用してないから。Twitterで充分だよ。」って、10年後でもリクルートの代理店が存在してテレアポしてたりしたら言われるような日が来るかもしれないと。

こういった世の中の大局を見極めてるな、と思ったのがbosyuというサービス。

今はキャスターさんが事業譲受をされ、働き方おじさんこと石倉さん(おそらくINST Blogに個人名は最多登場w)が運営されています。皆さんも見たことがあると思うんですよ、

こういう黄色と黒のOGP。求人を募集する企業が利用するだけでなく、さっきの人のように「僕を採用したい企業」を募集することもできるし、ランチ仲間だって忘年会のメンバーだって気軽に募集できると。

まだリリース間もないサービスですが、こういったサービスがリクナビやIndeedを喰ってくれると面白いわけです。石倉さんに聞いたところ、メッチャクチャ高い金額での事業譲受ではなかった、ということでした。あと半年ディールが遅れてたらじげんとかリブセンスとかに数億値付けされていたんじゃないかなとか思ったりします。

さすがのセンスのキャスターさんはCaster Recruitingというサービスが伸びてるらしく、このbosyuや経営陣にTwitterアカウントを利用してバンバン人材ビジネスや人事経験者を採用されているとのこと。

周りを見ると利用している企業も多いですし、かなり成果も出る模様。bosyuを使って求職者集客をしている人材紹介会社もあります。ちなみにまだ完全無料です。

ということで、いかがでしたでしょうか。

この記事を見て「Twitterやってなかったけどすぐやってみよう」とすぐアカウント開設する人と、「ウチはまだいいや」ってなる人とでは、あと10年で大きな差が付くことだけは間違いないですね。

あ、アカウント作ったら僕のTwitterフォローしてねw

それでは。

Kosuke

この記事をシェアする

クラウド型無人コールセンター「INST 3BD」

人材ビジネス特化、応募者呼込みから掘り起こし、リマインドまでの架電業務に対応。月3万円〜

INST 3BDサービスサイトへ

あわせて読みたい

【導入事例】ミライユ様 | 面談率108%、決定率120%!トライアルの実証実験から、全事業部へ展開へ。

【導入事例】ミライユ様 | 面談率108%、決定率120%!トライアルの実証実験から、全事業部へ展開へ。

INST 3BD導入事例インタビュー:ミライユ様 人材紹介は「応募が入ってから、どれだけ早く・確実に面談へつなげられるか」で成果が大きく変わります。一方で、時間外応募への即時対応や、架電の追いかけ業務は現場負荷が高く、運用の属人化も起きがちです。 今回は株式会社ミライユ様に、INST 3BDのトライアル導入(実証実験)から、効果検証を経て利用範囲を拡大するに至った経緯を伺いました。 お話を伺った方 株式会社ミライユ様 取締役 鈴木様 インタビュアー:株式会社INST 石野 導入の背景:時間外応募対応と、現場の架電負荷 石野:まず、INST 3BD導入前に感じていた課題感を教えてください。 鈴木様:人材紹介の現場だと、応募が入っても連絡がつかないケースが一定数あります。繋がるまで追いかけ架電をするので、どうしても繋がりづらいかたがリストに残っていくため、工数がかかってしまいます。 一方で、タイミングよく繋がった人は意向が高いので、そこを確実に面談につなげたい、というのが大きいですね。 実証実験:3BDを使うチーム/使わないチームで比較 ミライユ様では、INST

By 石野幸助
INST Blogをリニューアルしました!

INST Blogをリニューアルしました!

INST石野です。 ずっとやりたいと思っていた、旧ブログ(10年前に作ってもらったWordPress)をフルリニューアルしました。しかもひとりで。 リニューアルの背景 御存知の通り、INSTは創業すぐに僕がこのブログを書き始めて、それをほとんどの集客源に法人顧客の開拓を進めてきました。 その昔は炎上したり、バズったりと色々書いていたのですが、AIの登場もあって、ブログを書く手が進まなくなり、Podcastにシフトしたりして色々やっておりました。 AIの登場でなぜブログを書かなくなったのか?というのは、生成AI登場以降はネット上のコンテンツの殆どがAIが生成したものになってしまい、人間が書いたブログなんて書ける量も決まっているし、どんどん埋もれてしまっていくのではないか?と思ったからです。 本当にブログはもうオワコンなのか? ブログはもうオワコンなのか? 世間一般的にはそうなのかもしれないです。あまりブログを書く人も多くなくなりましたし、その昔は「アルファブロガー」という言葉もありましたが(懐かしいw)、今では「インフルエンサー」という括りになり、発信

By 石野幸助
スタートアップの銀河系軍団newmoにジョインした人達について調べてみた

スタートアップの銀河系軍団newmoにジョインした人達について調べてみた

inst石野です。 先日、とあるスタートアップの事業戦略発表会が行われました。 僕個人的にも注目のスタートアップでしたのと、ちょうど時間が合ったのでリアルタイムで視聴しました。 ご覧になった方も多かったのではないかと思います。そうです、newmo株式会社さんです。 元GREEのCFO→メルペイ代表やメルカリで要職を務められた青柳さんが立ち上げられたライドシェアの会社ですね。 2月くらいから、XやFacebookのタイムラインで「newmoにジョインしました」という投稿も目にするようになり、記者発表にて経営陣の発表もありましたので、解説等々踏まえてnewmoのメンバーの方々についてまとめてみたいと思います。 経営陣CEO:青柳直樹さん (X、LinkedIn) 言わずとしれたスタートアップ界の超重鎮ですね。ドイツ証券投資銀行部門から創業1年ちょっとのGREEにCFOとして参画され、GREEのスケールアップやIPOにおいてめちゃくちゃ重要な役割を担った方です。 2007-9年くらいで人材紹介に従事していた僕は、当時GREEさんを担当させていただいていたこともありまして、数

By 石野幸助
相手が電話に出ない時に送る「電話しました」メールは効果的なのか?

相手が電話に出ない時に送る「電話しました」メールは効果的なのか?

inst石野です。 本日(2022年1月21日)より、1都12県にまん延防止等重点措置、いわゆる「まん防」の適用が開始されました。 コロナウイルスの感染拡大防止が目的ではありますが、やっと客足が戻ってきた飲食店・居酒屋・レストランなどの経営者の方々はやりきれない思いでしょう。 オフィスワークをする我々にはそこまでクリティカルな影響はないような気もしますが、このタイミングでまた在宅勤務の比率が高まり、電話でのコミュニケーションが仕事上発生するインサイドセールスや営業職の方々は、03や045、043などの市外局番から始まる電話番号ではなく相手方の担当者の携帯番号へ電話する機会が増えたのではないかと思います。 相手が電話に出なかったら送る「電話しました」メールは効果的か? 業務オペレーション上、相手が法人・個人に関わらず、「相手が電話に出なかったらメールを送っておく」というのはポピュラーであり、ビジネス上のコミュニケーションをスムーズにするためのセオリーのような位置付けにあることは確かです。 特に在宅勤務が増えているので会社に電話したら、担当者以外の誰かが出て「伝言をお願

By 石野幸助