信じる力、について

信じる力、について

INST石野です。

最近ブログ頑張ってます。以前Twitterに書いたんですが、実は今のINST Blogって書いても書かなくてもそんなに大きくPVに影響は出ないんです。かと言って書いたら書いたで問合せをいただく数は増える。

ということで今日も頑張ってブログを書いていきます!

INST Blogに最多登場のbosyu社の石倉さんがとてもいいTweetをされていました。毎度ネタの提供ありがとうございます!

リモートワークもそうだし、時短や複業やフリーランスなど様々な働き方をする人が増えてきて、その人たちとうまくチームを作れるかは経営者やマネジメントの「信頼する力」次第だなーと。

— 石倉秀明@bosyu社の社長です (@kohide_I) October 28, 2019

いや、本当にごもっともすぎて何も言えない。と言いつつ、この信頼する力について今日はブログを書いてみようと思います。

労働基準法がそもそも時代遅れである

日本には労働基準法という法律で労働基準が定められており、それに則って賃金を払ったり、休養を取らせたり、就業時間をかんりしなくてはなりません。

ですが労働基準法の多くの部分は工業や鉱業などの第二次産業が日本経済を支えていた時に整備をされたものであり、つまりは殆どが工場労働者を管理しやすいように、というのがベースになっており、部分的に改正されたり足りない部分を補完する法律が整備されてきてはいるものの、IT化が進んだ今の時代の労働者を管理するための法律としてはあまり適していないというのが僕の意見です。

オートメーション化されていない時代の工場労働者を管理するための法律ですから、賃金の計算基準などが労働時間になるわけですし、週に40時間以上働かない人は正社員じゃない的な(そんなことはないんですけど)感じになっていたり。

働き方の多様化が叫ばれる現代で、この労働基準法が大きな阻害要因のひとつになっているのは間違いないかと思います。

成果が出ない社員をクビにできないからサボるやつが生まれる

労働基準法の、というか日本の労使関係の大きな問題の一つが、「会社が従業員を解雇しづらい」ことであると思います。

もちろん労働者は守られるべきで、成果を出している人は解雇されないのが当然ではありますが、総じて従業員を解雇しづらい状況により従業員側に成果を出さなくても「そう簡単にクビにされることはない」という発想が当然ながら生まれてきてしまいます。

サボりの始まりです。これが実にタチが悪い。

サボっていても、労働基準法に定められている時間、勤務している(会社にいるだけ)以上、休養も取らせなくてはなりませんし、賃金を支払わなくてはなりませんし、有給を取得させる義務が会社に発生してしまうわけです。

会社にいる=サボっていない、という発想なので日本の会社の給与はPay for timeです。待機していることに価値がある仕事であればまだしも、何かを考え、成果を出すことが求められる今の日本の時代においてはPay for performanceであるべきなのではないでしょうか。

そしてサボらせないのが目的になる

そして、結果としてどうなるかというと、会社は社員がサボっていては収益が上がりませんので、社員がサボらないように管理をするわけです。

日本でいう「管理」という言葉は、きっちりかっちりルールを守らせる、という意味が強いように思いませんか?本来の意味は「物事や一定の事務を管轄し取り仕切ることである」とWikipediaにあります。がんじがらめ、というわけではないようですね。

ですので、工数管理や行動管理をしてサボらせないことで成果をマネジメントする、というのが今の日本のスタンダードな管理スタイルです。

ルールとして決めてしまいますと、これをサボろうとする悪い従業員、サボろうという考えがなくパフォーマンスを出そうとしているいい従業員、両方に適合しないといけなくなりますので全体としてはマイナスにはならないかもしれませんが、大きく上振れもしない、という状況になってしまうわけです。

社員がサボる前提、労働人口が増える前提で考えてはいけない

ですが、この考え方では働き方の多様化に対応はできませんし、労働人口が減り、ハイパフォーマーがより雇用しづらくなってくるこれからの時代にマッチしません。

副業やワークシェア、時短やリモートを活用してなんとか労働力を確保していかなくては、超少子高齢化する日本経済は衰退の一歩をたどってしまうわけですね。今の労働基準法はベビーラッシュなどでどんどん日本の労働人口が増えていく前提の上に成り立っている法律なわけですから。

石倉さんが言っているように、従業員を信じ、性善説でマネジメント(管理、というとなんかイメージが悪いので)することで組織のパフォーマンスを上げていくことが本当に求められてくるわけですな。

性善説マネジメントはサボる社員には厳しい

性善説でマネジメントをするということは、チームのメンバーを(正社員だろうが、アウトソーシング先だろうが)、「結果を出してくれる」と信じ続けて任せることが大事です。

信じられていない、ということを感じ取ってしまうとパフォーマンスを出せる人も出せなくなってしまうように思います。

サボっているかいないか、というのは関係なくなります。成果さえ出せれば良いので。

これが性善説によるマネジメントで、一見とても従業員にとってはやりやすいマネジメントに映ると思いますが、実はやりやすくなるのは「パフォーマンスを出そうとする良い社員」だけであって、「ダラダラ過ごすだけで成果を出そうとしない悪い社員」にとっては極めて都合が悪くなります。しっかり言うことを守っていた、規定の時間働いていた、というプロセスが評価されなく鳴るわけですからね。

性善説マネジメントの評価は、成果に厳しくなっていきます。給与がガクっと下がったり役職を剥奪されたりということも起きうるでしょう。「そんなのあまりにひどいじゃないか」という方もいそうですが、それがこのあとの日本のあるべき労働の姿であると思います。

例えばあなたの会社が完全にプロセス評価をやめて、成果主義になったらあなたはどう思いますか?クビにはならないにしても成果が出なかったら給与が半分になる。でも自分のことを信じて任せてくれる経営層がいる。

どういう会社が居心地が良いか、というのは人それぞれです。

それでは。

Kosuke

〜あとがき〜

ブログ、頑張って書きますが、ネタが枯渇気味です!こんなことについて書いて欲しい!意見が聞きたい!などはTwitterのDMでいただければ嬉しいです!あ、bosyuすればいいのか!

この記事をシェアする

60分無料オンライン相談受付中。

業務プロセスの自動化・AI化で収益性・サービス満足度向上を支援します。

INSTの人材ビジネス業務プロセスコンサルティング
INST 3BD

あわせて読みたい

【導入事例】ミライユ様 | 面談率108%、決定率120%!トライアルの実証実験から、全事業部へ展開へ。

【導入事例】ミライユ様 | 面談率108%、決定率120%!トライアルの実証実験から、全事業部へ展開へ。

INST 3BD導入事例インタビュー:ミライユ様 人材紹介は「応募が入ってから、どれだけ早く・確実に面談へつなげられるか」で成果が大きく変わります。一方で、時間外応募への即時対応や、架電の追いかけ業務は現場負荷が高く、運用の属人化も起きがちです。 今回は株式会社ミライユ様に、INST 3BDのトライアル導入(実証実験)から、効果検証を経て利用範囲を拡大するに至った経緯を伺いました。 お話を伺った方 株式会社ミライユ様 取締役 鈴木様 インタビュアー:株式会社INST 石野 導入の背景:時間外応募対応と、現場の架電負荷 石野:まず、INST 3BD導入前に感じていた課題感を教えてください。 鈴木様:人材紹介の現場だと、応募が入っても連絡がつかないケースが一定数あります。繋がるまで追いかけ架電をするので、どうしても繋がりづらいかたがリストに残っていくため、工数がかかってしまいます。 一方で、タイミングよく繋がった人は意向が高いので、そこを確実に面談につなげたい、というのが大きいですね。 実証実験:3BDを使うチーム/使わないチームで比較 ミライユ様では、INST

By 石野幸助
INST Blogをリニューアルしました!

INST Blogをリニューアルしました!

INST石野です。 ずっとやりたいと思っていた、旧ブログ(10年前に作ってもらったWordPress)をフルリニューアルしました。しかもひとりで。 リニューアルの背景 御存知の通り、INSTは創業すぐに僕がこのブログを書き始めて、それをほとんどの集客源に法人顧客の開拓を進めてきました。 その昔は炎上したり、バズったりと色々書いていたのですが、AIの登場もあって、ブログを書く手が進まなくなり、Podcastにシフトしたりして色々やっておりました。 AIの登場でなぜブログを書かなくなったのか?というのは、生成AI登場以降はネット上のコンテンツの殆どがAIが生成したものになってしまい、人間が書いたブログなんて書ける量も決まっているし、どんどん埋もれてしまっていくのではないか?と思ったからです。 本当にブログはもうオワコンなのか? ブログはもうオワコンなのか? 世間一般的にはそうなのかもしれないです。あまりブログを書く人も多くなくなりましたし、その昔は「アルファブロガー」という言葉もありましたが(懐かしいw)、今では「インフルエンサー」という括りになり、発信

By 石野幸助
ほぼ無意識に貰って使っているだけのクーポン施策の狙いを考えてみた

ほぼ無意識に貰って使っているだけのクーポン施策の狙いを考えてみた

inst石野です。 最近、朝の有酸素運動をジョギングからウォーキングに変えました。週に3-4回は1時間で6km程歩いてます。 理由は ・暑い(走ったら死ぬ)・歩いたほうが脂肪燃焼効率高い・厚着して朝歩くことで汗をたくさんかきたい(そして願わくば前日の酒を抜きたい) 主にこの3つの理由です。 で、その有酸素運動のウォーキングは朝起きて空腹のタイミング+ブラックコーヒーを飲むと脂肪燃焼効率が良いと聞きまして、マンションを出てすぐにあるセブンイレブンで500mlのブラックコーヒーのPETボトルを買っています。 ということで、僕はコンビニで週3-4回、ブラックコーヒーのPETボトルを購入する習慣がある、というのが結構大事なポイントです。 で、ある日、コンビニの飲み物の棚の前でいつものコーヒーを買おうと思ったら、隣にあるコーヒーのところに「この商品を買うと、1本無料引換券プレゼント!」というPOPがありました。 コンビニのブラックコーヒーの味の差がわかるほどの味覚を持ち合わせていないですし、そもそも脂肪燃焼効果のためだけに飲んでいるのでなんでもいいわけで、それを手に取りレジで決済

By 石野幸助
相手が電話に出ない時に送る「電話しました」メールは効果的なのか?

相手が電話に出ない時に送る「電話しました」メールは効果的なのか?

inst石野です。 本日(2022年1月21日)より、1都12県にまん延防止等重点措置、いわゆる「まん防」の適用が開始されました。 コロナウイルスの感染拡大防止が目的ではありますが、やっと客足が戻ってきた飲食店・居酒屋・レストランなどの経営者の方々はやりきれない思いでしょう。 オフィスワークをする我々にはそこまでクリティカルな影響はないような気もしますが、このタイミングでまた在宅勤務の比率が高まり、電話でのコミュニケーションが仕事上発生するインサイドセールスや営業職の方々は、03や045、043などの市外局番から始まる電話番号ではなく相手方の担当者の携帯番号へ電話する機会が増えたのではないかと思います。 相手が電話に出なかったら送る「電話しました」メールは効果的か? 業務オペレーション上、相手が法人・個人に関わらず、「相手が電話に出なかったらメールを送っておく」というのはポピュラーであり、ビジネス上のコミュニケーションをスムーズにするためのセオリーのような位置付けにあることは確かです。 特に在宅勤務が増えているので会社に電話したら、担当者以外の誰かが出て「伝言をお願

By 石野幸助