通勤7割減が達成できないのは追越車線の渋滞に似ている

通勤7割減が達成できないのは追越車線の渋滞に似ている

inst石野です。

ブログ執筆リハビリ中ですので、思いついたことを書いてみます。

僕は趣味が釣りなので車をよく運転します。月間1000kmは軽く運転すると思います。当然のことながら高速道路もよく利用します。

高速道路を運転する時は、ほぼ常時クルーズコントロール機能を使って一定の速度で運転をするわけですが、追い越し車線が渋滞することがたまにあります。その理由を走る車を観察しながら考えてみたところ、通勤7割減が達成できない理由と似ていると思ったのでそれについて書いてみようと思います。

走行車線から追越車線に車線変更するタイミングというのは、殆どが自分の車の前を走っている車が遅いので追い抜きたいというタイミングです。自分は80km/hで走行していたいのに、先行車がそれ以下の速度で走っていてイライラするわけです。そして車線変更をしたときに、多くの車が今までの速度と同じ80km/hで追越車線を走ります

で、これが追越車線で渋滞が起きる理由だなと気付きました。追越車線は90km/hで流れていたりするわけですよ。走行車線から車線変更をする際に、自分の車が入り込める車間距離があることは確認しているのですが、追越車線を走る車の速度に併せて更にアクセルを踏んで速度を上げるという車が少ないのです。

通勤7割減が進まない理由の多くも、これと本質的には似ていると思います。環境を変えた(例は車線変更ですが)のに、その環境に即した行動を取らずに、今までと同じようにしているから窮屈さや不便さを感じてしまうわけです。リモートワークや在宅にするのであれば、今までの出社して仕事をしていたスタイルからは、色々と変えなくては順応できないのに出社していたときと同じように仕事をするからうまくいかないわけです。

環境を変えたのであれば、自らも変われよと。変革を促すなら自らも変化せよ、ということなわけです。快適に自分の速度で走りたいなら、追越車線は80km/hではなく90km/hで走れよと。

僕は創業初期に、今やリモートワークの象徴的な存在であるキャスターの中川さんやおそらく日本唯一のCRO(Chief Remotework Officer)の石倉さんと一緒に仕事をする機会があり、10年通勤する会社員であった割には、すんなりとリモートワークに順応ができました。というか、会社経営であったり事業推進における本質をある程度ぶらさずに考えられるのであればリモートワークや在宅勤務を推進するのは特段難しいことではないと思っています。

物理的に在宅勤務やリモートワークが圧倒的に不可能な会社や省庁、公共機関などはあると思います。

ですが、このタイミングで同業種や同業態でリモートワークをしている会社があるにも関わらず、完全出社を強制されているような会社で働くことは今後の皆さんのキャリアにとって明らかにマイナスだと断言できます。

多くの在宅勤務やリモートワークが進まない理由は「出社したほうが良いから」と「今まで前例がないので」という理由の2つに絞られるのではと思います。

出社したほうが良い、というのはまずを以って謎の理由です。どの評価軸で「良い」ということなのかが謎です。出社することのマイナスは絶対に0ではないわけであって大体”なんとなく出社したほうが良さそうだから”という状態です。

また、前例がないことを極端に嫌うのが日本人です。最初は誰でも未経験なわけですが、それにチャレンジして失敗するよりは今までのやり方を引きずっていけば現状よりマイナスになることはないと考えています。が、進歩しないことがその時点でマイナスだということに気付いていない残念な会社です。

このブログを書いている2021年8月3日現在、何度目かも覚えていない緊急事態宣言が千葉県には発令されていますが、まだ飲食店でアルコール提供がなされていたときに、大学時代の同期と集まって飲んだことがありました(確か新年会か忘年会だった気が)。

Aさん:大手SIerのSE
Bさん:大手金融機関のトレーダー(しかも金融庁に出向中)
Cさん:上場メガベンチャーの営業部門管理職

に加えて僕という4名だったわけですが、予想に反して、

Aさん:フルリモート
Bさん:半分リモート
Cさん:フル出社

でした。Cさんの務める会社は僕もよく知っている会社なわけですが、この時の会話を機に個人的には残念な会社認定させていただきました。職務の内容やマネジメント範囲、クライアントの都合などを聞いてみても出社の必然性はほとんどありませんでした。

逆に驚いたのが大手SIerと金融機関です。セキュリティガチガチのSIerと金融機関、がある程度在宅勤務できるのであれば、セキュリティ問題を在宅勤務ができない理由にしている会社は努力義務がたりないということでしょう。まあPマーク取得してても大規模に個人情報漏洩させる人材会社が3-4年に1社くらいは発生してしまうわけで、人害とはいえ規模感が大きくなればなるほど漏洩リスクが大きくなりますからね。大手だから安心、というのは大体幻想かつまやかしです。

在宅勤務やリモートワークでマイナス要素は決して0ではありません。

まず寂しいです。寂しがり屋のおっさんブランディングをしたいわけではありませんが、出社して顔を合わせるからこそ生まれる一体感や団結感も間違いなくあります。

ですが、そもそも会社には一体感が無いといけないのでしたっけ?別に無くても良くないですか?

チャットで業務に必要なコミュニケーションは全然できますし、それによるコミュニケーションの齟齬というのもほぼ生まれていません。一点あるとすると顔色などが見えないということです。僕も以前メンバーがインフルエンザで40度の熱があるのに、それを申告されなかったので普通に業務をしてもらってしまったことがありました。

流石に言ってもらえれば休んでもらえたわけで、それ以後は体調が悪い時は必ず自己申告するようにと伝えてあります。ここまで言っても申告しないのであれば、それは従業員側の責任だと僕は考えています。

クリエイティブな仕事ができないという話もありますが、別に普通に良いプロダクトが在宅勤務でも開発できています。それはもしかすると膝を突き合わせて喧々諤々やったほうが良いのかもしれませんが、別に出来なくもないことは実証済みです。

こういったマイナス要素とプラス要素をきっちり分けて客観的に評価していけば、在宅勤務がマイナスになるということは無いわけでして、久しぶりにリモートワーク関連のブログとなりました。

ちなみにこの記事を書いていて「コミュニケーションの非同期化スキル」も在宅勤務、というかチャットコミュニケーション時代(というかLINEとかのテキストコミュニケーション全般)における大事なスキルだなと思いつきましたので、次回はそれについて書いてみようと思います。

さて、ファイザーワクチン2回目接種行ってきます!

それでは。

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