人材紹介ビジネスに”個の時代”は訪れるのか?

すっかり筆不精のINST石野です。

2月が期末ということもありまして、決算対応という言い訳をしておきます。

 

さて、今日は久々に人材ビジネス、特に当社のメインターゲット(結果としてなんですが)である人材紹介ビジネスについて書いてみようと思います。本ブログの読者には人材紹介会社に所属する人も多いと思いますし。

 

個人に集客力がちゃんと着くようになってきた

言わずもがな、今の時代は「個の時代」です。インターネット、特にSNSの普及によって誰もが意見を発信出来る立場となり、子供の将来なりたい職業の上位にYoutuberがランクインしたり、twitterやinstagramなどでたくさんのフォロワーを獲得している人は、例えTVに出ている芸能人でなくても、有名な会社の経営者でなくとも、20年前には考えられなかったような影響力を持つインフルエンサーとして注目を集める存在になりました。

最強のマスメディアであったTVは、その収入源である視聴率(=視聴時間)をインターネットに大きく奪われており、奪っているのはAbemaTVのようなプロが作った番組などもありますが、素人が作ったYoutubeの動画であったり、instagramのストーリーであったりするわけで、スポンサー各社が起用するタレントやモデルを選ぶ際にフォロワー数を大事な指標にしているというのは言うまでもない事実でしょう。

TVが全方位的にスポンサー都合の情報を垂れ流す時代から、自分が取捨選択した情報にフォーカスできる時代になったわけで、例えばその昔アイドルAさんという人が好きだったらその人が出演する番組や掲載されている雑誌をくまなくチェックしてスクラップする(古い)という方法しかなかったのが、今ではその人のSNSアカウントをフォローすれば一発解決です。

そして、SNSの双方向性を活かして、直接メッセージが届けられたり(ファンレターはマネージャーブロックされそう)、あわよくば返信を貰えたりするようになったわけで。そりゃあ返信なんかもらった日には更にその人のファンになってなんでも言う事聞くようになるでしょう。

 

人材紹介ビジネスに”個の時代”は訪れるのか?

マス媒体を使った会社ブランディングの時代から、SNSを使った個人ブランディングの時代に移り変わってきているわけですが、さて、そこで人材紹介ビジネスに”個の時代”は訪れるのでしょうか?

 

僕の答えは「No」です。

 

例えば人材紹介会社で働いていて一人で独立をすることはそんなに難しくありません。

こちらのブログにまとまっていますが、サービス単価も利益率も高い人材紹介ビジネスは固定費を抑えれば黒字にするのはそんなに難しいことではありません。現に何人も一人で人材紹介会社をやっている、という知人が居ますが、今のところほぼ皆さん食べていくには困っていなそうです。

ですが、個の時代=「個人で集客ができる」ということが前提にありますので、その点で行くと、それができているのはキープレーヤーズの高野さんくらいではないかと思います。

前述したような一人紹介会社の社長の殆どは集客のためにリクルートやDODAのデータベースにお金を払っていて、個人やその会社自体に集客力や知名度があるようには見受けられませんから。これは個の時代ではなく、TVCMに金を払っていることとほぼ同義ですので集客はできていても外部媒体に頼っているという図式は中小〜準大手規模の紹介会社と変わりません。

 

ではなぜ集客力がある個人エージェントが出てこないのか?という問いに答えますと、それはまたすごく簡単で個人で集客をするために必要な

セルフブランディングをちゃんとやった人がいない

これに尽きるのです。個人で集客をしようとした個人エージェントがいないのです。その点で行くと高野さんがすごかったのは飛ぶ鳥も落とす勢いだったインテリジェンスを辞めて自分で会社を作って、ブログなどで発信をし続け、セルフブランディングに注力したことと思っています。しかもSNSとかが今ほど流行っていない時代に。

ここにひとつからくりがあって、紹介会社は社内で働くエージェント個人個人がセルフブランディングをして個人に集客力がついてしまっては困るのです。なぜなら集客力がついた個人はすぐに独立してしまうからです。独立すれば収入は簡単に会社組織で働いているときの数倍になりますし。
※実は会社の収益とエージェントの報酬に大きな乖離があるということが問題でもあったりします。

やった人がいない理由は、会社にやらせてもらえないからです。

これが多くの紹介会社が転職相談のときに担当指名ができなかったり指名で仕事を取れる人材紹介会社の営業が極めて少ない理由でもあります。会社組織に属しているときにセルフブランディングはほぼできないと思ったほうがよいです。

唯一セルフブランディングが自由にできるのは「社長」だけですね。まあちなみに僕もこんなに好き勝手にブログ書いたりいろいろdisったりしておりますが、会社組織に所属していたらまず無理でしょうから。

 

 

人材獲得難の時代ですので、採用をしたい各社はこぞって多数の紹介会社にオーダーを投げます。そうしますと、各紹介会社が保有する求人のラインナップはほぼ同じということに。

そして、その上で集客も7-80%の紹介会社が同じリクナビやDODA、ビズリーチのDBを利用するわけですから、求人企業にとっては、どこの紹介会社に案件を依頼してもほぼ同じ人が挙がってくるという状態に。

これがループしているのが今の人材紹介ビジネスの現状かなと。

 

なので、ある程度顔が広く、「俺は指名で仕事が取れる」と自信がある人は、是非独立してSNS上で集客や求職者の情報をブラインドでシェアすることで簡単に1人紹介会社は経営出来ると思いますよ。まあ紹介事業免許を取るのに資本金がある程度まとまった額、必要だったりしますし、乱立しているビジネスモデルなので金融機関も「はいどうぞ」と融資はしてくれないかもしれませんが、一歩踏み出して、そしてそれを継続していった人には道が拓ける時代ですね。

ただし、ここが大事で。

 

HIKAKINもこう言ってますように、継続が出来る人があまりいないので、僕的には人材ビジネスに「個の時代」はなかなか来ないのかなと、そう思っています。

 

それでは。

Kosuke

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