要望にお応えしてインテリジェンスマフィアを調べてみた ~その1~
おはようございます。INST石野です。
昨日の夕方UPしたブログ記事で、やはりエス・エム・エスマフィアが人気だったわけですが、アンケートや要望で多かったのが、他の人材系企業出身起業家もまとめてみてよ、というものでした。
そこで、まずは私の古巣でもあるインテリジェンス出身者をインテリジェンスマフィアとしてまとめてみたいと思います。なんかインテリジェンスマフィアって書くとインテリヤ◯ザみたいで嫌ですねw
インテリジェンスは1989年に宇野さん、鎌田さん、島田さん、前田さんの4人で創業されました。まずはその4人から。
知らない人っているのでしょうか?言わずと知れたインテリジェンス創業者の宇野さん。日本を代表するベンチャー経営者の1人ですね。今では良い意味では使われなく鳴ってしまった「ヒルズ族」の兄貴分とも言われておりました。僕が入社した2005年はもうすでにUSENの代表になっておりましたので、在籍時の面識はなく、後述する高野さんが主催したインテリジェンスOB会で一度挨拶と名刺交換をさせていただいただけでほぼ面識はありません。
USENの経営をしていたお父様が亡くなられてインテリジェンスを鎌田さんらに託してUSENを上場させ、その後は動画事業などを買い取ってU-NEXTをマザーズに上場、東証一部に指定替えされております。
・3社のIPO(インテリジェンス、USEN、U-NEXT)
・個人として旧ライブドアの株式約100億円を取得
・トライアスロン日本代表として近藤真彦(マッチ)と世界選手権で完走
など、すさまじいエピソードがたくさん。キリマンジャロにも登頂成功しているらしいです。そしてイケメン。この人は神なのでしょうか。
言わずと知れたインテリジェンス上場時の社長の鎌田さん。僕が入社した時の社長です。新卒の最終面接もやっていただきました。説明会に出てきた時のインパクトはすごかったw何を言っていたかはほとんど覚えていない(というかわからなかったような気が)ですが、インテリジェンスに入社したら面白そう、という印象だけはすごく強く受けました。
僕はインテリジェンス在籍期間が1年3ヶ月ほどでしたし、営業同行なども確かなかったのですが、イメージはお祭り男ですかね。派手な社員総会にバーンと登場して、鎌田節が唸るみたいな。2006年の社員総会で「V07」という中長期計画のロゴが入った帽子をかぶり、レーシングスーツで登場した時はさすがだなと思いましたw
インテリジェンス社長退任後は、新丸ビルにパン屋、銀座にレストランを出店されたり、シーモン(後のアート・クラフト・サイエンス)の経営に参画(代表の三好さんは鎌田さんと同じ慶應大だからかな)された後に、今度はTVCMでも有名なオープンハウスの取締役副社長に。非常勤とか社外取締役じゃなくて、常勤。しかもオフィスは丸ビルです。
「奥様はCEO」という小説も書かれておりましたが、次回作はまだなのでしょうか。出版した当時、インテリジェンスOB会のFacebookグループ内で「鎌田さんをベストセラー作家にしよう」という動きがあり、武林さんを中心としたOBの方々の販促活動(すべて業務外ですが)を見ていたのですが、ノリがすごいかったですね。最後は徐々にシュリンクして誰も話題に触れなくなっていったのが残念です。
この方も超有名ですね。楽天野球団の球団社長兼オーナーも務められました。島田さんもほぼ面識はなく、宇野さんと同じくOB会で名刺交換させていただいたのが唯一の接点です。宇野さんと島田さんと話した時は緊張したなー。特に島田さんは当時楽天野球団の社長だったし、野球少年の僕からすると神的な存在でしたね。ドラフト会議でマー君引き当てるとかすごいw
楽天のNo.2というだけではなく、ベンチャー投資と様々な企業への経営参画もされている模様です。ニュースにもなりましたが、奥様は元テレ朝アナウンサーの石井希和さんです。
前田徹也(株式会社ワークスエンターテイメント 代表取締役)
すいません、前田さんは全く面識がありませんのでネットで収集した情報のみです。インテリジェンス創業メンバーの1人で上場後は個人事務所を開設して、その後ワークスエンターテイメント社を創業されています。人事コンサルティングや人材紹介を行う会社のようです。
宇野さんとは明治学院大学のサークルからのつきあいらしく、この2人の出会いがインテリジェンスの生まれる一番最初の化学反応だったようです。知らないことってあるんですね、調べてみるもんだ。
インテリジェンスが人材ビジネスの会社になったのは、島田さんと前田さんがそれぞれリクルートで新卒領域と派遣領域の仕事をしていたことがきっかけらしいですね。よく「リクルート出身の4人で立ち上げた」と言われますが、正確には宇野さんと鎌田さんは当時のリクルートコスモス、不動産領域の人たちですので「リクルートグループ」というのが正しいですね。
このように4人の創業メンバーはインテリジェンスを離れてはいるものの、全員が経営者として第一線で活躍中です。インテリジェンスの創業に関するエピソードはネットのあちこちに落ちておりまして、いろいろ読んでみましたが、「何をやるか」というのが決まっていなかったので、何をやっても大丈夫なように「インテリジェンス」という社名にした、というのがありました。
学生のサークルで出会った宇野さんと前田さん、そして鎌田さんと島田さんがリクルートグループでそれぞれ1年修行をして「なにかやろう、この4人で」とスタートしたのがインテリジェンスなんですね。インテリジェンスが人材ビジネスの会社としてブレイクしたきっかけは新卒学生の動向をまとめた「スチューデントレポート」だったと聞いたことがあります。それを企業の人事に売りまくったと。
「お金も掛からない、技術もいらない、設備投資もいらない、企画と営業で勝負ができるビジネス=新卒の代理店をやろう」
と島田さんのインタビュー記事の中にありましたが、インテリジェンスは典型的な「誰とやるか」起業だったと。で、人材ビジネスでここまで発展してきたというわけですね。鎌田さん以外の3名とはほぼ面識はないのですが、宇野さんが強いビジョンを持ったリーダーで、超個性的な創業メンバーをまとめていた模様です。
武林聡(元UCOM社長)
この方もリクルート出身です。確か僕が入社した時にはインテリジェンスからUCOMに移られていたかと思います。同期の中には役員面接が武林さんだった人もいましたね、確か。
武林さんは、僕の前々職のセレブレインの高城さんとリクルートの同期だったということもあり、何度もお会いしたことがあります。インテリジェンス時代には経緯を込めて「鬼軍曹」と呼ばれていたかと思います。何の鬼かというと「営業の鬼」だったらしいです。
リクルート時代に高城さんと武林さんはダントツで2人の営業数字がずば抜けていたそうで、月末マネージャーに2人が呼び出され、ヨミを聞かれたときに
マネ「高城、このAヨミってどんなステータスだ」
高城「はい、明日初回訪問です」
でその後本当に即決で受注したり、
ある企業へのアポをとり、時間通り訪問した営業マンは
客「あれ?今日来れなくなったってことで、さっき来た武林くんに申込書渡したけど」
という話があったとかなかったとか。もしかすると上のエピソードは名前が逆だったかもしれません。
インテリジェンスの副社長の後はUCOMの代表を務められ、その後は不動産のフォーバルリアルストレートの代表を数年務められた後はオフィシャルな情報はないようです。USENにいるとかいないとかを風のうわさで聞いたことがあります。どうなんでしょう。
藤田晋(株式会社サイバーエージェント 代表取締役社長)
この人もほぼ説明は不要でしょう。インテリジェンス出身だ、というのはみなさんご存知でしょうかね?新卒入社してすごい成績を出し、インテリジェンスを1年ほどで退社して、インテリジェンスの同期だった日高さんと一緒にサイバーエージェントを起業。インターネットビジネスの成長、という勝馬の背に見事に乗り、サイバーエージェントを「21世紀を代表する会社を創る」というビジョンのもと、あそこまで成長させた超一流経営者です。
「渋谷で働く社長の告白」とかは、僕も読みました。執筆した本は鎌田さんよりも売れているのは確実だと思われます。ジャンルが違うかw
サイバーエージェントの新卒採用説明会に行った時にチラッと話しを聞いただけで、藤田さんもほぼ面識なしですね。ちなみに僕はその後3次面接くらいでサイバーエージェントの新卒選考は落ちるわけですが、その時の面接官もインテリジェンス出身の田口さんでしたw
日高裕介(株式会社サイバーエージェント 取締役副社長)
日高さんは完全に面識0ですwまあ在籍期間が全く被っていませんから当たり前といえば当たり前ですかね。
サイバーエージェントのNo.2として、創業時から藤田さんを支え、今はゲーム事業の統括をされているということ。爆笑問題の田中に似ていると、藤田さんに言われたのを気にしているとかしていないとか。
インタビュー記事にありましたが、インテリジェンス時代は藤田さんが新人離れした働きで一目置かれていたのに対して、理屈をこねてあまり働かない不良社員だったと。へー、そうなんすね。
と、調べて書いていたらめっちゃ多くて、まだまだ書ききれなそうです。続きはまた明日書き綴りたいと思います。
それでは。
Kosuke
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