「人材紹介会社の質の低下問題」について

inst石野です。

 

人材紹介界隈で囁かれている「人材紹介会社の質の低下問題」について持論を述べておきたいと思います。

 

面談時に大したカウンセリングやキャリアコンサルティングもせず、何十件も応募承諾させるような下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる的な人材紹介会社は存在悪である

 

という意見をたまに目にするわけですが、これは良く悪くも「人材紹介(転職支援)が、誰にでもできる仕事になった」ということに他ならないことだと理解をしております。

 

僕個人としては、

別に必要悪ではない、ハイエンドの人達は文句を言わないほうが良い

という意見です。理由を述べておきます。

 

人材紹介・転職支援ビジネスというのは仕事と求職者をマッチングするビジネスで、広義で情報仲介のビジネスと言えます。

今のようにインターネットの普及やIT化が遅れていた時代は、求人の情報も求職者の情報も、ただそれを「持っていること」の価値が高かったわけですが、それが今はどうでしょう?

企業の採用意欲は留まることを知らず、どんな手を使っていくら金を使ってでも人を取りたいという状況ですし、求職者の情報もリクルート・DODA・ビズリーチなどの求職者DBに金さえ払えばいくらでも獲得が出来るようになってしまいました。

また、人材紹介業は初期の設備投資がほとんど必要なく、紹介免許さえ取得できてしまえば個人事業主でも出来てしまうという参入ハードルの低さですし、多種の仲介業に比べて手数料率がべらぼうに高いという特性のせいで、どんどんと参入する会社が増えてきているという状況なわけですから、そりゃあこういう状況にもなりますよね、ということなわけです。

 

この状況を改善する方法を考えますと、

・離職率が◯%以上の会社は人材紹介を利用して採用をしてはいけない
・推薦決定率が◯%を下回った会社は求職者DBを使ってはいけない

みたいなルールを設ければ簡単に改善はできそうなわけですが、上記ルールを採用したとすると日本の人材紹介マーケットはびっくりするくらい小さく小さく縮小してしまうことでしょう。

 

結局の所、今ある人材紹介のルールを作ったリクルートがすごいし、誤解を恐れずに言うとリクルートは自社の社員も周囲のエージェントの質も低下していく(=人材紹介を開かれたビジネスにして一般化する)ことを予測していたのだろうなと思うわけです。なのでこの状況について文句を言うのであればリクルートに言うべきだと思うわけですね。

 

この喩えも何度も使っているわけですが、カウンターに座って食べる高給寿司と100円で食べられる回転寿司とよく似ているわけですよ。

回転寿司を「あんなの寿司じゃねえ!」と怒る人もいるでしょう。気持ちもわかります。

ですが、回転寿司じゃないと食べられない人もたくさんいますし、寿司屋で働きたいけど回転寿司屋じゃないと働けない人もたくさんいると思うんですよね。※働く側はちょっと無理があるか。。。

 

人材紹介はハイエンドの人がだいたい文句を言うわけですが、最初にも書いたように人材紹介が誰にでもできる仕事になってきてしまったのが一つの原因なので、この状況を解決するにはハイエンド側の人が

1.人材紹介ではないビジネスをやる
2.求人DBを使わない(リクルートに金を落とさない)
3.そういう人材紹介もあるよね、と大人になる

という解決方法があるなと思っており、3.が一番現実的だと思うんですよね。お金持ちの客は文句を言うかもしれないんですが多分高級寿司店の人はスシローをバカにしないと思うんですよ。自分の仕事は自分が自信とプライドを持っていればいいわけですし。

 

人材紹介たるもの、こうあるべき!というのを主張するのは、女性の幸せは結婚して出産して母になること!と決めつけているのと対して変わらないと思います。エージェントハラスメント、略してエーハラでしょうかw

 

もやもやして言いたいこともたくさんあるかもしれないですが、自分のやるべきことを真剣に取り組んでいてそれが真っ当なビジネスなのであれば必要悪ではないと思いますよ。

 

キレがないですが、今日はこのへんでw

 

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それでは。

Kosuke