ライフネット生命のインターンを辞めた頭がお花畑の学生についての考察

おはようございます、INST石野です。

ライフネット生命の岩瀬さんがインターンの学生に名刺入力の仕事をやらせたらすぐ辞めやがったというニュースが話題になってますね。netgeekさんとかはよく見るサイトではありますが、炎上させてなんぼの記事構成なのに、煽りにのって批判コメントしまくる人がいっぱいいますね。そんなに嫌なら見なきゃ良いのにwイケハヤ商法と同じですよ。

知人であるGREEの人事の原さんがシェアしてた大石さんという方のブログにも意見が書いてありましたので、僕も書いてみようかなと。

結論、僕は、岩瀬さん全く悪くないと思います。ネットライフ生命も全くブラックじゃない。

僕がそう思うポイントはいくつかあります。

◆待ち伏せするくらいの情熱はドコに行った?
岩瀬さんのことを待ち伏せして「どうしてもインターンさせてくれ」と懇願してやっとのことで得た憧れのネットライフ生命でのインターン。それを2週間で投げ出すなんて、待ち伏せしてた時の自分の情熱をポイッと捨てちゃったってことですよね。有名経営者を待ち伏せするくらいのガッツがあるんだったら、もっと仕事も頑張ってやればよかったのに。

ライフネット生命はその時インターンを募集してなかったんじゃないですかね。だから待ち伏せしたんでしょう。なんで募集してなかったかというと企業に必要でなかったから。でも岩瀬さんは「待ち伏せするくらいの気合があるんだったらちょっと任せてみるか」とそういうお気持ちだったのでしょう。そんな人の期待に答えられないなんて、まずクズですね。

◆単純作業を楽しめない奴はどんな仕事も楽しめない
別に根性論ではないですが、「ビジネスマンとしての基礎」って、初等教育みたいなもんです。単純作業以外の仕事をいきなり任されてもパフォーマンスが出る可能性なんか低い。ある一定レベルに達するまでは単純作業をやらされても「こんな仕事はオレがやるべき仕事じゃない」とか言わずに、「この仕事をいかにうまくやって自分の評価を上げるか」というように考えていくほうが成長の伸びしろは大きいと思います。

この学生はまず名刺入力やれと言われたら
・言われたことはきっちりやる
・期待以上のパフォーマンスを出す(業界ごとに整理するとか、名刺の会社のニュース記事URL貼っつけるとか)
みたいなことをやって行くべきでしょう。任された以上の仕事をこなして初めて抜擢とか次の仕事とかあるんですよ。仕事の報酬は仕事、とはよく言ったものです。

また、役に立たない仕事なんてほとんどありません。日常業務の中から少しでも気づきを得るようなマインドを持ったほうが成長に繋がります。

◆マーケティングを華やかな仕事だと思うな
これも働いたことない人&営業職しか経験してない人あるあるです。「マーケやりたいんですよー」とかマジ頭お花畑っすか。マーケティングって別に華やかで派手な仕事ではありません。TVCMのプランニングとか、すごいクリエイティブな広告作ったりとか、実際やるのは「広告代理店」がほとんどです。自社でやることはまれです。特にネットに軸足を置くライフネット生命さんだったら、やれリスティングのCPAがどうだとか、LPのA/Bテストがどうとか、数字とにらめっこの毎日で、極めて地味な仕事でしょう。

また、営業は対面して行うので、人の感情とか、その場のノリとかでなんとかなったりすることもあると思いますが、マーケティングは「大衆」という見えない敵と戦うのが仕事です。ターゲットすら定まっていなく、照準が定められないこともあります。まじマーケティング華やかな仕事だと思って舐めんな、と言いたいです。

◆こういう「他責の考え」の人はジョブホッパーになるよ
ビジネスの世界に身を置いたら、基本的に自分の身の回りで起きていることは自分の責任と思ったほうがいいです。その会社を選んだのも自分の責任。このくらいの仕事しか任せてもらえないのも自分の技量がないから。「入った会社がブラックだったんで」とか「同期は出世するのに自分はマネージャーになれなくて」とか愚痴る人は自分に実力がないと言っているようなものです。

そして出世した同期とかの活躍を見て、自分のことを棚に上げて「あいつは出世術に長けてる」とか言うんですよ。組織の中で出世していく術を使って上に行ったんだったら、それはそれでその人の能力の高さの証明じゃないでしょうか。僕も人材紹介の仕事して、何百人かの転職希望者の方と面談しましたが、悪いことを他人のせいにしている人はずっと成長しないですし、またすぐ転職する傾向にあると思います。

 

とまあ、こんな感じですかね。頭の構造が古いと言われればそうかもしれませんが、以上踏まえて、僕はライフネット生命、好きですよ。加入もしてますしw

それでは。

Kosuke

 

※ネットライフ生命になっていたので、ライフネット生命に修正しました