新卒採用をする会社は本当に凄いと思うのでガチで褒めます

inst石野です。

 

4月スタートということで、FacebookやTwitterに

「今年も新卒◯◯名が入社しました!!!」

という投稿を目にした人も多いことと思う。

 

小さい会社ながら8年経営をしていると、大小入り交じるものの、それなりに経営者の友達というのは増えていくものであって、「あの人の会社、そんなに新卒入社してるんだ!」(主に釣りで知り合った経営者友達w)と思ったり、「前は3-4名だったのにもう数十名規模で新卒採用してるなんてすごい成長してる!」と素直に感服する。

 

instは新卒採用は行わないというか、そもそも採用自体あまり行わない方針で事業運営をしているので、今後僕が初々しい新入社員の写真をSNSにUPすることはないわけだが、新卒採用する会社の経営者や採用担当の人達のことはお世辞抜きに尊敬しているし凄いと思っているので、今日はinst石野にしては珍しく(?)新卒採用している会社や経営者を褒めちぎっていきたいと思う。

 

※1:あらかじめ言っておきたいのは、褒めちぎって馬鹿にしてやろうという意図はまったくない。「石野のことだから本心では『新卒採用するなんて効率が悪い』とか『新卒採用する会社はアホだ』と本心では思ってるんだろ?」と思われてしまうかもしれないが、そういう意図は本当に全く無くて、純粋に尊敬してるし凄いと思って書いてます

※2:こういう前書きしなくちゃいけないブランディングってそもそも経営者としてどうなの?

 

1つ目の尊敬ポイントは、未来ある大学生・大学院生(もしくは高校や高専生)の将来を預かって育てるという覚悟である。

新卒入社した会社で養ったり教えられたり、(言葉が悪いかもしれないが)植え付けられる価値観や常識、考え方というのは間違いなくその人の社会人生活に大きな影響を与える

中には採用の段階から更にふるいにかけて、残った猛者たちだけ育てれば良いという考え方の経営者もいるのかもしれないが、それにしても新卒を採用して育成して立派な社会人に育てて会社の戦力にして事業を推進しようという考えが、恥を忍んで言うと自分にはない。

それはなぜなのか?と考えてみると、自分の会社をあまり大きくしないという意思決定をしたのもあるとは思うが、自分が新卒採用に全く携わったことがないということが影響しているのかもしれない。

僕は新卒入社した会社をたった1年3ヶ月でドロップアウトしてしまっている(この前提はこの後にも引き続くので覚えておいて欲しい)ので、新卒採用の面接官をしたり、新卒の後輩の面倒を見た経験が一切ない育っていく新卒を目にしたことがないので新卒をそだてられるイメージが沸かないのである。

「いや、お前も一応は育ててもらったのでは?」と思う方もいるかも知れないが、社会人2年目の6月、新卒入社した会社を退職する直前に当時の上司に「お前は今までの貯金で仕事しててあまり成長しなかった」的なことを言われたので、自分の胸に手を当ててみても【育っていく新卒像】がさっぱり思い浮かばない。

逆にドロップアウトした張本人から見てしまうと「辞められてしまったら水の泡」的な発想もあり、社会人経験を豊富に積んだ中途や副業の人に助けてもらいながら事業推進をしていこうという意思決定に至った。育てるということを放棄してしまったのかもしれない。

ので、まずはその育てる覚悟を持てる皆さんを素直に尊敬する

 

尊敬ポイント2つ目は、1つ目の「覚悟」ともリンクするのかもしれないが、とても気が長く我慢強いということである。

新卒採用は1年半〜2年ほどかかる長期戦だ。何段階もの選考や面接を経て、内定を出してから1年弱も入社を待たなくてはならないことがほとんどである(と思っているのだけれども間違ってたらごめんなさい)。

せっかちな僕はそんなに待てない。

一応SaaSモデルで事業展開をしているので、1年後まったくどうなっているか想像もつかないというわけではないが、それでも変化の早いIT領域でビジネスをしているので1年後あなたのことを採用するよ、という約束など現時点の僕には到底できない

また、友人や知人の話を聞くに、採用選考プロセスにおいて若ければ若いほど連絡が取りづらいし、無断でのキャンセルやバックレ、内定だして入社承諾書出してるのに入社式に来なかったということも聞く。

そんなストレスフルな思いをして、やっとのこと入社までこぎつけたら、それは喜びはひとしおだと思うのだが、せっかちな僕の思考回路的には「そんな長い時間かけて新卒採用するんだったら中途でぱぱっと採用して1-2ヶ月後に入社してもらったほうが良いのでは」と思ってしまうのである。

覚悟とリンクするというのは、僕のような経営者ばかりだと、新卒の受け皿がなくなってしまい、日本経済が破綻してしまう可能性があるので、若者の育成を経営者の責任として覚悟を決めて果たしてくれているのが新卒採用をしている会社の経営者だと思っているからである。

新卒採用をしている会社の方々には日本の若者を育ててくれることに心から感謝を申し上げたい。

 

 

最後の3つ目の尊敬ポイントは、「人がいれば売上が上がる」という状態を作れていることである。

新卒社員には失礼かもしれないが、新卒なんて所詮は将棋の「歩」であって、一気に敵陣に攻め込んで行ける飛車や角行のような人などいないと思う(一部天才エンジニアとかは別として)。

ので、持ち駒を増やしていいよ、となったら僕はコストが高くても飛車や角行を選ぶと思うのだが、新卒採用している会社というのは「歩」でも戦力にして売上をUpしたり会社の業容を拡大できるという状態になっているということだ。(もちろん飛車や角行などの幹部採用も並行している会社も多いと思うが)

もしかしたら、INSTも新卒で営業やエンジニアを採用して、ガンガンテレアポして営業してもらったり、ガリガリ開発して貰えたりすれば売上が2倍3倍になる可能性があるのかもしれない。

が、多分そういう営業や開発を新卒でやろうという覚悟がない僕は、営業代行や開発パートナーを探すだろう。

なので、新卒採用をしている会社というのは、尺度や判断基準はそれぞれだとしても「伸びているし、仕組みができている良い会社」である確率が高い

かと言って新卒採用をしていないから伸びていないとか仕組み化できてないだめな会社だ、ということではないのでその点は誤解しないでいただけるとありがたい。

 

 

ということで、この4月に新入社員を迎えた会社の経営者・採用担当の方々、ホントすごい偉いです。マジ尊敬します。

新入社員の人たち、社会に出て入社して「こんなはずじゃなかった」と思っている人もいるかも知れないけど、一旦は「信じて入社しよう」と思ったわけだし、僕みたいに早期で退職せずに是非自分で選んだ環境に、自分でも責任を持ってぜひ頑張ってください。

 

新入社員の皆さん、新入社員を迎えた会社の皆さん、本当におめでとうございます!

 

それでは。

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