ワークライフバランスと権利義務バランスについて

ワークライフバランスと権利義務バランスについて

例の騒動から、すっかりご無沙汰のINST石野です。

ご心配頂いている方もいらっしゃるようですが、僕の身の回りには特段大きな影響はございませんので、INSTのユーザー企業様、INST Blogファンの皆様、石野の知人友人の皆様にご心配を掛けておりましたら申し訳ありません。私は毎日元気にやっております。

多少影響があったと言えば

・例の企業名キーワードでのGoogle検索結果が復活
→多少まだtwitterとかでは話題になっており、デイリーのPVが底上げされた

・インキュベーションオフィスの入居者に「あ、あのブログ書いてた方ですか?」と話しかけられた
→今まで廊下ですれ違ったときに会釈するくらいだったのに

・新規商談のときに「あのブログ拝見しました」とほぼ100%言われるようになった
→今までは3人に1人くらいに言われていた(見てくれてる方はもっと多かったかもですが)

くらいでしょうか。

さて、そろそろブログの方も通常営業していかないと、ということで、今日は昨日Facebookでシェアしたこの話題について。

起業家が「ワークライフバランス」だなんて、変な時代になったものだ!

横山さん、という経営コンサルタントの方が書かれていた記事ですが、ざっくりまとめますと

・自分の時間を大事にするために会社を辞めて起業をしたという人が出てきた

・その人から相談を受けたが「売上が苦しいからと言って長時間労働はしたくない」と言われた

・そのような意見はありえないし、まずはちゃんと事業計画を達成してから言えよ

・創業や立ち上げのときはがむしゃらに(労働時間に文句を言わず、家庭なども顧みず)働かないと絶対に無理

というような内容です。

まあ、僕もこの方のこの意見には概ね同意です。

起業のモチベーションは別になんでも良い

この方は「起業をする以上は『社会の役に立ちたい!』とか大義名分を言っておかないとダメだよ」とおっしゃっております。確かに、大義名分として、という前置きがあれば仰る通り

だって「俺www社畜とか無理なんでwww辞めてやってwww起業したんスよwww」っていう人に何かお仕事をお任せしたいと思うお客さんはそんなに多くないように思うからです。

ですが、世の中には「儲かるから」「サラリーマンではとうてい無理なレベルの金持ちになりたいから」というモチベーションで起業をする方も少なくないと思います。同じようにその強欲起業家も大義名分は持っておくべきと思います。「金持ちになりたいし、このサービスやったら儲かりそうなんでから起業しました!」というのはちょっと一国一城の主としては素直すぎますねw

僕は嫌いじゃないですけどね。大義名分振りかざしてやりがい搾取する起業家よりも、素直でよっぽど良いと思いますが、世の中はそうではないでしょう。

起業のモチベーションなんて別にどうでもよくて、美談になるのは

・世の中にこういう課題があった
 →ので、こういうサービスを作って、その課題を解決したいと思った
  →結果として仲間やお客様ががついてきてくれてビジネスが上手く行ってる

という流れで、周りを見渡すと殆どの会社がこのような美談を対外的に発信しているように思いますが、起業の経緯が本当にそうだったのかなんて別にどうでもいいじゃないですか。

仲間とお客様がいて、売上(とか投資家)がついてきているのであればそれはいい会社・良いサービスなんだと思いますよ。

起業家・組織マネジメントのお手本とも言われるONE PIECEのルフィだって、ただ漠然と「海賊になるんだ!」という子どもの夢みたいなシンプルなモチベーションからあれだけの仲間を集めて、強敵を打ち倒し、たくさんの感動を産んでいるんですから。

日本の労働者に欠けがちな「権利義務バランス」について主張したい

インターネット、特にSNSなどの登場によって、長時間労働や低い給与条件、強いては洗脳めいた研修などをするとブラック企業だ!」というレッテルを貼られる時代です。

日本人の労働者は「労働基準法」という法律に守られておりまして、権利を主張するのが好きな人はそれを盾にいろいろな事を言います。

僕も「労働者」ではあるのですが、自分で起業をしてしまいましたので、守られる側の人間ではなくなってしまったのですが、一歩「労働基準法の外側」に出てみると、大きな声で権利を主張する人ほど、義務を果たしていない事が多いように思います。

例えば、この横山さんにdisられている?自分の時間確保のために独立した人ですが

自分で独立したんだから自由に働く時間を決められる権利

を得たわけなのですが、

自分で独立したんだからちゃんと自分で食い扶持を稼ぐ義務

を果たさなくてはなりません。

事実、僕も起業して、売上がある程度ついてきた今では時間もある程度自由にできるようになりましたが、もし不具合出たら子供と公園行ってても家に帰って全力対応しなくちゃいけないし、もし売上が激減して従業員に給与払えなくなったら自分の給与フリーズさせて、借金してでも払わないと行けない、とかいう義務がありますからね。

権利と義務はトレードオフの関係にありますので、義務を果たさずに権利ばかり主張をしていては、まったくお門違いと周りの人に見られてしまいますからね。

「給与が低いから俺たちは幸せになれない!最低賃金のベースアップをしろ!」とデモ行進をしている非正規雇用の方々を見てあなたはどう思うでしょうか?

僕は

「そんなことやる暇があったら働け」

と言いたいです。働かない(=義務を果たさない)のに給与が貰える(=権利を得る)訳がない。以上。

義務を果たしているのに権利が認められないというのであれば

義務を果たしているのに権利が認められない、という方もいるでしょう。

個人の言い分があるのはわかります。が、そのときには主観ではなく、「義務を果たしている」かどうかを客観的に評価する必要があります。

起業をしない限り、給与や諸条件はほとんど自分では決めることができません。ので、客観的に評価をしてもらえるように結果を出したり行動をしていかない限りは処遇の改善はありませんから。

客観的に評価をして、それでも権利が認められていない、というのであれば選択肢はたくさんあります。

・会社を辞める
→そういう会社は大体ブラックなのであなたが働く必要はありません。客観的に評価(例えばやっている仕事の割に給与が低いとか)して、ネガティブな就業環境なら転職先もすぐ見つかります

・独立をする
→同じようにそういう人ならパフォーマンスは出せると思うので、起業して裸一貫自分でやってみても成果は出るでしょう。

逆にこれで辞めてみて、転職もうまくいかない、この横山さんにdisられている方のように起業してもうまくいかない、のであれば、それは自分が義務を果たしていなかった、ということで以上、終了です。

子どもが悪いことを叱ったりする時に言うことがあります。

僕:「◯◯(子どもの名前)は悪いことをしちゃったね」

子:「はい、ごめんなさい」

僕:「悪いことをしちゃう悪い子の言うことやお願いを聞く必要はあるかな?」

子:「ないです」

僕:「お父さんが◯◯のお願いを聞かないで、遊んであげなかったり、なんにも買ってあげなくなったらどうする?」

子:「それはいやだ」

僕:「そうだね。ちゃんといい子にするんだよ」

子:「分かりました」

※もうちょっと語気が荒いけどw

とまあこんな感じで復帰一発目?のブログということで。

今週から週2-3記事くらいは書いていこうと思います。

それでは。

Kosuke

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