仕事より家庭を大事にするべき5つの理由(ほぼ個人的価値観)
inst石野です。
常日頃、会社のメンバーに「仕事より家庭を優先してください」と話をしています。
もちろん仕事最優先でバリバリ働いて「仕事が命よりも大事!」という人もいることでしょう。その人の価値観は否定しません。家庭を顧みないでがむしゃらに働くビジネスマンというのもそれはそれでカッコ良いと思いますし、その人の人生ですからそれで良いと思います。
ただ、自分自身も結婚して10数年経過し、子供も2人育てながら働いていて「家庭のほうが大事だな」と思うことがあり、その理由ってなんなんだろうと改めて考えてまとめてみようと思います。
なのであくまで僕個人の価値観のお話です。ということでスタート。
1.仕事の替わりはいくらでも効くが、家庭内での役割に替わりは効かない
まあなんといってもこれに尽きるわけで「理由その1」でこの記事は完結しそうな気もしますが。。。
バイトでも正社員でもいいのですが、自分だけでなく周り含めて「俺が居ないと仕事が回らない」という状況にはなんとなく遭遇したことがある人がほとんどなのではと思います。
断言しますが、それは錯覚です。
もちろん自分一人で経営をしているコンサルティング会社や飲食店、その他事業がオーナーの死去や不慮の事故で継続不可になることは多々あるとは思います。が、会社組織に於いて「俺が居ないと仕事が回らない」ということは皆無です。
瞬間的に回りづらい状況になることはあると思います。が、その後替わりの人材を補充したりアウトソーシングしたり、形態を変えたりしてなんとか会社や事業は回ってしまうものです。古い例えになりますが不祥事でTOKIOから山口達也さんが脱退したときに「おい、鉄腕DASHどうなるんだよ」と思った人も多いことでしょう、が、今や長瀬智也さえ居なくなっても番組は継続しています。そういうことです。
かたや、家庭内において不幸にもお父さんやお母さんが亡くなってしまったりした場合は「じゃあ欠員補充で」というのはなかなかそうはうまくいきません。会社組織よりも「回らない時間」は長くなるのは必然で、元のように生活するのはなかなか難しいことでしょう。
欠員とは言わないまでも仕事と家庭、分身でもしない限りどちらかを選択しないといけないというシチュエーションにおいても家庭を優先することを強くお勧めします。前述したように会社組織はなんとかなることが多い反面、家庭ではどうにもならないことが多いからです。家庭内での役割に替わりは効きづらい、覚えておきましょう。
2.家庭がうまくいってないと仕事もうまくいかない
これは家庭に限らずに独身の方もプライベート、と置き換えることができると思います。
仕事が◯→家庭も◯、というわけではありませんし
家庭も◯→仕事も◯、とも限りません。
仕事が✕→家庭も✕、とも限りませんが
家庭が✕→仕事も✕、は最悪です。
家庭が✕→仕事が◯というのは稀です。
なので家庭が◯というのは仕事が◯になるための必要条件だと考えています。数学的に厳密な必要十分条件ではなく完全に感覚値ですが。
仕事はなんのためにやるのか、という哲学的な問いへの普遍的な答えは「誰かの役に立つため、誰かを幸せにするため」ということだとは思うわけですが、自分の一番身の回り近くにいる人達を幸せにできない人が、取引先やステイクホルダーを幸せにできるのか、というとちょっと違うのかなと思います。
もちろんプライベートが無茶苦茶でも素晴らしい成果を出している起業家や事業家の人たちもいると思います。が、採用をするとなったときに(家庭の事情は面接で聞いてはNGですし、それを理由に選考をしてはいけないわけですが)家庭が円満な人の方を採用したいと思うのは当たり前のことのような気がします。
3.会社は働かない限りは給与をくれない
仕事はお金を稼ぐためにやっています、という人も多いでしょうし、お金がなくても働きます、という人は殆ど居ないでしょう。多くの人が収入を得ることを目的の一つにして働いています。
社会保障制度はあるにせよ、仕事ができなくなったときに会社は面倒を見てくれません。勤労の対価を報酬として支払うのが会社であって、勤労ができないとなったときに金銭を与えてくれるのは会社ではなく社会保障制度なのです。
※もちろんそのために税金などを会社も通じて国や自治体に納めているわけですが。
結構ご存知でない方が多かったりするのが、産休育休期間中にもらえる産休・育休手当は雇用保険から支払われるということです。会社からの支出は1円もないわけです。もちろん雇用保険に加入している会社と自身がそれまで保険料を納めているから手当はもらえるわけですが、「お休みしても会社が給与の半額〜1/3をくれる」と思って恐縮する人がすごく多いです。
※これは実際にINSTでもありました。ちゃんと説明していますがw
会社が行うべきことは「復帰したいよ」といったときにちゃんと復帰させてあげることだけなのです。
なので家庭を大事にしたほうがいいというのはわかっていただけると思いますが、働けなくなったり病気をしたり怪我をしたりしたときに身の回りの世話をしてくれるのは奥さんや旦那さんや家族であったりするわけで、その家族のサポートがないとなるとかなりしんどいものになると思います。
家庭内の関係は金銭的なつながりよりも信頼関係が強い(という人が多いといいなという願望ですがw)わけであって、「お互い様」の精神で成り立っていると思います。ので、自分が困ったり家族が困っていたら会社のことは二の次、三の次で良いので家庭を優先してください。と僕は常に言っています。
4.事業を育てる起業家より、子を育てる母のほうが偉大
サービスや会社を「自分の子供のように愛着があるもの」という経営者の人も居たりします。それはそれで素晴らしいと思うわけですが、僕からすると子供の成長のほうが遥かに凄いし、成長させるのめちゃくちゃ難しいと思います。
子育ても事業もTry&Errorで行っているわけではありますが、事業でくよくよ悩むことはあまりない僕も子育てで結構くよくよ悩んだりします。今朝(このブログを書いた日の朝)も、朝食が食べるのが遅くて朝のルーティンができない長女を叱ってしまい、叱ってしまったことを後悔したりしまして、奥さんにクヨクヨウジウジLINEして慰めてもらったりしましたw
事業も生き物だといいますが、まあ実際生き物ではありませんよねw
かたや子供はリアル生き物で、立派に育てないとという義務感もありますし、逆に親として育ててもらっているという側面もあると思います。
フェミニストに叩かれそうな気もしますが、友達や後輩のバリキャリ女性が結婚して産休育休に入り「子供可愛過ぎて仕事復帰したくない」とか「仕事は二の次でいいや」というようなニュアンスでSNSなどに投稿しているのを目にします。僕の目にそう映るだけかもしれませんが、ビジネスマンとしての幸せを母としての幸せが軽く凌駕しているんだろうなと思っています。
INSTも子育て中のママさんが多いわけですが、「子供の成長一瞬ですし、会社はメンバーがなんとかするので目一杯後悔しないように子育てしてください。復帰遅くてもOKです」と伝えてます。事業を育てる起業家より子を育てられる母のほうが偉大ですから。
5.家庭を優先したほうがカッコいい(と僕は思う)
これはカッコ書きで僕の主観であることを強く主張しておきます。賛同してくれる人、そうでない人いると思いますが、単純にそのほうがカッコいいと思うわけです。
この感覚は東日本大震災や長く続くコロナ禍で強くなってきている気もします。
仕事を優先する人のほうがカッコいい、亭主は元気で留守がいいというのは昭和の考え方であって、令和の今は家庭を優先する人のほうがカッコいいと(僕は)思います。
おい、石野、お前は仕事より家庭を優先してるかもしれないが、それより釣りのほうが優先だろ!という声も聞こえてきそうなので、今日は好感度が若干上がったこの辺でお開きとさせてください。
それでは。
Kosuke
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