飛行機出勤可能なヤフーの人事制度ニュースを見て思うこと

今欲しいスタンド能力は毎日ブログを書いてくれるスタンド。ジョジョは第4部が好きなinst石野です。

スタンド名はゴーストライター(影の執筆者)かな、とか思って「スタンド ゴーストライター」で検索したらこれがでてきてワロタw
佐村河内懐かしい。

 

さて、ブログ習慣化のための僕の駄文にお付き合いいただき感謝いたします。

今日はリモートワーク関連のブログを。

ヤフー国内どこでも居住可に…飛行機出勤も

Twitterでも言及したのですが、これは素晴らしい取り組みだなと思います。

 

コロナ禍でリモートワーク・在宅勤務が強制的かつ急速に進んだのは皆さんご存知のことと思います。が、緊急事態宣言が明けると同時にフル出社に戻ったりする会社もありますし、週1,週2は在宅で、というような会社も多いと思います。

 

出社は0かそれ以外かで全く性質が異なる

A:出社義務がまったくない
B:頻度に関わらず出社義務はある

これは大きな分かれ目です。

今回のヤフーの取り組みはBにあたります。

Aの会社ってあるの?という問いには、INST Blog最多登場回数?のキャスターさんが該当します。が、ほとんどの他の日本の会社はリモートワークベースで会社組織や人事制度を構築していないのでAになれる会社というのはごく限られてしまうというのが現状です。

instもBにあたります。

緊急事態宣言下では出社はしませんでした(僕以外)が、近郊在住の社員(主にエンジニア)に限り月1回は千葉オフィスに集まって半日仕事をしてご飯を食べに行く、という千葉DAYという日を設けています。

 

出社頻度は基本不可逆と考えよう

出社頻度は不可逆である、という話をします。

出社頻度も通勤時間も減らすのは簡単でストレスは掛からないのですが、逆に戻す(頻度を上げる、通勤時間を長くする)のには強いストレス・負荷がかかることを認識しておく必要があります。

instでも出社頻度0で1年ほど運用をしたわけですが、月1に戻すタイミングはかなりセンシティブに個々に面談をしました。少人数の組織なので退職が事業に与えるインパクトが大きいためです。すると、やはり1名、月1の出社もなかなか難しいかも、という事情があるメンバーがいました。

男性のエンジニアなのですが、共働きで奥さんが育休から復帰して働き始めた職場が最初の数ヶ月はフル通勤のため、保育園の送迎を彼が行わないといけないという事情になっていたからです。片道1.5時間ほどかかるので、千葉DAYで集まっての夕方の食事への参加は難しくなってしまっていました。
※これは奥さんの仕事が徐々に在宅勤務頻度があがるということで解決する予定

通勤時間に関しては個々の事情と通勤の頻度にも影響を受けます。

働く人の中には例えば軽井沢や熱海から東京まで新幹線通勤をしている人もいたりしますし、僕の父親も千葉のド田舎から片道1.5時間かけて品川まで仕事に通っていたりしましたので、長時間通勤に耐性がある人もいたりするわけです。都会の喧騒から離れて通勤時間が長くなっても田舎で暮らしたい、という人は少なくないのではと。

スマホさえあれば、ノートPCがネットに繋がっていれば、できる仕事というのも数年前に比べるとだいぶ増えたと思いますし、5Gが普及すれば動画コンテンツを楽しむ自分だけの時間にもできたりするわけで、長時間通勤はものの考え方ですな。

僕はもう絶対通勤は無理な体になりましたけど。。。

 

 

原則は任意がベスト。ただしそれに即した人事制度・評価制度はもちろん必要。

instのような数名の小さな組織であれば、大まかなルールを決めて後は任意、自分たちのパフォーマンスが上がるように出社頻度も仕事をする場所もそれぞれに任せます、という運用がリモートワークやテレワークの恩恵を1番受けられるということには間違いないと思います。

それがしやすいのがネット・IT系の会社であることも概ね理解はいただけるのではと。

ただ、これも何度かブログに書いたことですが、リモートワークをする上での評価基準はどうしてもプロセスではなく、成果主体になりますし、適切な運用をするためには性善説でマネジメントをしていく必要があるので、多くの日本型組織に存在するぶら下がり社員にとっては都合が悪くなったり、目が届くところにメンバーがいないとマネジメントができないという能力の低いマネージャーや経営陣の組織ではうまくいきません。

緊急事態宣言明けに「それ!フル出社復活だ!」となった組織は間違いなくこれに当てはまりますよw

先日、元上司と元同僚の人事コンサルタント2名と飲んだのですが、コロナ禍では人事コンサルバブルだったようで、こういった組織からの問合せや依頼がひっきりなしだったそうで、ジュニアなコンサルタントを大手ファームに引き抜かれたりするケースもあったりでこの1-2年はなかなか忙しかったようです。色んな所に特需ってのはあるもんですね。

 

まあでもこういったヤフー社のような取り組みが広がっていくことでIT・ネット業界の生産性があがり、国が豊かになっていくとより良いのではと思いました。ほんと、(真面目にやってる飲食業の人には失礼ですが)時短営業の協力金とかじゃなくてリモートワークの会社の法人税とか消費税優遇して欲しいと切に願う納税直後のinst石野でしたw

 

それでは今日はこのへんで。

Kosuke

 

 

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