7人の小さな千葉のIT会社が4期を終え5期目をスタートするにあたって
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今日は2019年3月1日。2月が期末のINSTにとっては4期が終わり、5期目がスタートする日でもあります。とはいえ、あまり月の締め日とか営業目標とかそういうのを気にしないで経営しておりますし、僕以外の6人の社員は出社しませんし、いつもと同じただの金曜日、という感じではあるのですが、毎年書いているので今年もちゃんと書こうと。
2期目に入った時
INSTの第2期がスタートしたので第1期振り返りと今期の抱負
3期目に入った時
ブロガー社長がINSTの第3期突入をお知らせします
4期目に入った時
INSTは3期目を終えて第4期に入りました
なんか順番に読んでいくと徐々に僕の人間としての謙虚さが失われていくのがわかるような気がします(笑)
まあ好き勝手やっていったほうが人生楽しいし良いっしょ!
アイキャッチ画像はまたもやSnapmartさんから「振り返り」で検索しましたw
メンバーの産休育休→新メンバーの採用
今期、新たに2名のユーザーサポートのメンバーを募集しました。2年目のときに採用したユーザーサポートのメンバーが出産をしたので欠員を補充という感じですね。
お陰様を持ちまして知人をご紹介いただいたりブログから応募を頂いたりで採用コスト0円で2名採用することが出来ました。5月からの就業でもう半年以上経ちますが、まだその新規採用したメンバーとは対面したことがありません。リモートなので。
ですが、今年の7月に産休に入ったメンバーも復帰しますし、ちょうどいい機会ということで年に1回の全社イベントを今年は今週末福岡でやることにしました。(今のサポートメンバーは福岡1、山梨1、育休中が福岡なので都合福岡2ですね)
自分の会社でメンバーが産休に入るということは初めてでしたし、いろいろ手続きも大変だったりめんどくさかったりしたのですが、「あ、社会保険の仕組みってこうなってるんだ」というのを学べるいい機会でもあったので経験してよかったな、と今では思っています。あと千葉のハローワークの方がめちゃくちゃ親切で一緒に書類を書いてくれたり、電話で丁寧に説明をしてくれたりとても助かりました。
新しく採用したメンバーも見事に立ち上がりましてとても頼りにしていますし、今では貴重な戦力としてユーザーサポートや僕の営業サポートを引き受けてくれています。今まではサポート1名で孤独だった(らしい)のですが、2人いると僕がいないSlackのチャンネルで「すいません、今餃子作り始めちゃって手が離せないんで、◯さん、対応お願いします!」とかやってるみたいですw
取引社数が300社を突破!
千葉に引越したのが第2期の上半期が終わったタイミングだったので、千葉オフィスではちょうど1年半営業活動をしたことになります。世の中でインサイドセールスが普及してきたのも好影響だとは思うのですが、順調にお取引先を増やして300社を超える企業とお取引をさせていただくことが出来ています。
お取引社数が増えるのは嬉しいことなのですが、それよりも嬉しいのが1社1社の顧客単価が上がってきた、ということです。
最初は月々数百円、数千円といった少額の利用だったクライアントが数万円ご利用いただけるようになったりするのを毎月の請求書発行のときに見ることが出来ます。「電話とメールのコミュニケーションでは限界がくる」と言い続けた甲斐があったのか、採用難が背景にあるのか、SMSが業務に定着してきた、ということの証明には十分なのかなとも思います。
売上55%UP、利益は過去最高
2期→3期はほぼ横ばいでしたが、3期→4期は売上が55%UPしました。倍々、とはいかないまでも1.5倍だったらまあまあじゃないですかね?いわゆるSaaSの会社としてつぶれにくい、というMRRがだいたい達成できるようになってきた、ということだけお伝えしておきましょうかね。
主要サービスのオプションの販売も好調というのと、前述したように客単価が上がってきているので利益は過去最高を記録します(正確に言うとまだ決算締めてないので、記録する見込み、ではありますがほぼ間違いないかな)。
来年も同じようなペースで売上を伸ばし、利益はキープくらいで従業員に還元できると良いなと思っています。
僕自身あまりガツガツ働くのが好きではないですし、何度も言うようですが出口戦略とかありませんので誰になんと言われようと自分のペースでやっていくつもりです。
小さく幸せな会社で世の中にHigh Valueを提供する
丸4年、会社経営をして思うのは、会社経営はめちゃくちゃ楽しくて幸せだ、ということです。
めちゃくちゃ楽しく会社経営が出来ているから幸せだ、ということなのかもしれませんが、多分TwitterやFacebookで僕の行動を見てくれている人たちは「石野、楽しそうにやってんな」と思っていただけることと思います。実際楽しいんですけど。
会社が大きくなって沢山採用して売上も1億5億10億ってなっていくのって素晴らしいと思うんだけど、働くメンバーそれぞれの働きがいとか働く理由とかって違うしそれを個別にちゃんと把握して全員納得して辞めずに働ける会社が良いなと思ってこの規模(僕含め7人)で会社やってる。
— INST石野@代表取締役漁師 (@ishiko618) February 28, 2019
崇高なビジョンも素晴らしい人事制度もべらぼうに高い給与も厳格なルールもないけど社員のことはよく理解してるつもりだし何か変化があれば受け皿である会社が柔軟に形を変えて受け止められればそれでいいと思ってる。だから10人3億くらいがMaxかなー。
— INST石野@代表取締役漁師 (@ishiko618) February 28, 2019
結局のところ、組織の課題は人数が大きくなればなるほど起きるし、研修や人事制度やHRtechが特効薬になることもなく、従業員一人ひとりとしっかり向き合うっていう泥臭い解決方法でないと根治しない。なので発症しないように自分の目と手が届く範囲で身の丈に合った経営をする、というに至りました。
— INST石野@代表取締役漁師 (@ishiko618) February 28, 2019
社内的には昨日Twitterに書いたのですが、これが僕が小さい会社を経営したいと思っている素直な気持ちです。
資金調達をして急成長させてIPOを目指すのも良いでしょうし、大手の会社にバイアウトするのもいいでしょう。手当たり次第新規事業をやりまくるのもいいでしょう。会社経営に正解はないので、経営者がそれでいい、と思えばそれで良いんです。外部資本入れてる場合は株主とも合意してないといけないですけどね。あとは人に迷惑かけないのと法律も守らないといけないですけど。
ただ一つ、僕が思っているのは、従業員が幸せに思って働けているかを忘れないようにしたいということです。
人間は感情の生き物です。感情や思考には根拠が無いことも多くあります。なんでハンバーグが好きなの?と聞かれても納得がいく説明をするのが難しいのと同じで、人にはそれぞれの人生がありますし、家庭の環境もあります。自己成長ややりがいを求めていないと小さなITベンチャーで働いちゃいけないんでしたっけ?みたいな風潮に警鐘を鳴らしたい、というのもあります。
別にスキルUPを目指さない子育て中の主婦が、パートに出るよりも給与は良いし、在宅でできるからINSTで働いている、というので全然いいじゃないですか。キレイな志望動機を作って暗記して話す人よりずっと人間っぽくて。
あとは社外的なValueで行くと、毎年売上が上がってきているというのはそれだけいただく期待が大きいということです。
お陰様でこの人数であれば給与の支払いに困らないくらいの売上を確保することができるようになったので、どんどんとチャレンジャブルなサービスを世に出して、連絡が取れないという課題を解決していきたいと思っています。
え?そんなやり方あったの?みたいなのがきっとあるはずなんです。新しいコミュニケーションUXが。
僕の息子は今8歳でこの4月に小学3年生になります。息子はiPhoneを持っていてLINEで僕たち両親とコミュニケーションを取ります(緊急の時とか留守番してるときだけですけど)。iPhoneに挿さっているのは音声通話が出来ない格安のデータ通信SIMです。ですがテキストメッセージのやり取りとLINEでの通話が出来ているわけです。
10年経てば息子は18歳、高校3年生になります。それまでに彼がメールと通話ができる電話番号を必要に感じることはないはずなので、BtoCのコミュニケーションは確実に変換期に入っているはずなのです。
そのときにちょっと気の利いた低価格で使いやすいツールを作っているのがINSTでありたいな、と思いながら今日のブログは締めくくりたいと思います。
第5期もどうぞよろしくおねがいします!
Kosuke
あの業務もこの連絡もSMSでできる?すぐに使えるテンプレート11選&基本の考え方(全30ページ)
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