個人営業はモラル欠如している人でないと務まらないのか?

ブログ執筆習慣化中のinst石野です。

Twitter運用におけるキャラ設定も初期化中ですので「こんなのでやってみれば?」というのはどしどしDMください。

ちなみに僕のことを怖いと思っている人もいらっしゃるようですが、自分で言うのもあれですけど普通にマトモな人間だと思います。というのを証明するための1つの要素として今日はモラルについてのお話を。

 

病院に電話してくる悪質な不動産営業がいるらしい

TLに流れてきて、記事を読んでみて「なるほど」と思ったら後々のためにもこうしてメモ書きの変わりにTweetすることも多いわけですが、今回の記事に関しては本当に酷い、モラルハザードだなと思った次第でブログにしてみました。

(恐らく投資用)マンションの営業電話が病院にかかってきて、偽名や嘘をついて取り次いでもらったり携帯番号を聞き出そうとしていて、迷惑している、というニュースです。

実際に看護師として勤務されている、この方のTweetがきっかけでニュース記事になったようですが、本当に酷いという反面、マンション販売の観点でいくと病院への営業活動というのが極めて効率が良いということを改めて理解することとなりました。

・病院で働く医師や看護師は高収入であることが多い
・勤務地はほぼ病院(デスクワークの人に比べて在宅の可能性低い)
・HPに名前があることが多い=◯◯さんいます?のように知り合いのフリが容易

確かに営業する側の視点だけで考えると、タウンページで会社の代表番号に「代表の◯◯さん、お見えでしょうか?」と掛けていくのに比べれば効率は格段に良いでしょう。

また、こうした電話を取り次いでもらいやすいように、新入職員が現場配置される4-5月を狙って掛けてくるようで、なおのこと悪質です。

 

 

低モラルな営業はなぜ売れるのか

こういったアポが取れればこっちのもの的な営業はどうかと思うわけですが、裏を返せばどんな手を使ってでも、たとえ嘘をついてでもアポを取らなければ売れないわけで、低モラルな営業電話が掛かってくる背景というのは理解ができないわけではありません。

嘘をついて受付突破をしたり、電話を取り次いでもらおうとするような営業から僕は死んでもなにも買わないと心に決めているのですが、例えば別の人が電話を取って取り次いでもらったときに「あれ、不動産営業?さっき◯◯(別の人)からって言ってたけど?」となった際には「あれ、聞き間違えられてしまいましたかねーははは(笑)」などとなんとでも誤魔化せたりするわけですよね。

 

また例えばあなたが低モラルな営業Aくんと同じ会社で働いていて

・隣のAくんは嘘をついているがバンバンアポを取る
・あなたは正直に電話を掛けているが全然アポが取れない

となった場合、普通に考えるとAくんを注意するのがまっとうな会社、常識的な上司の仕事だと思うわけですが、これがAくんが注意されないとすると、評価されるのは間違いなくAくんなわけです。

嘘も方便とか言われてあなたにもウソを付くことを共用してくる可能性が極めて高まりますよね。

視点を1つあげて真面目な会社と嘘つきな低モラルの会社、という観点で考えると、収益を上げて生き残りやすいのは低モラルな会社ということになり、ある程度の社会的地位を意識するようになるまではこのような荒っぽい会社・営業スタイルのほうが強いということになってしまいます。そうすると生存競争を勝ち残っている会社というのは。。。考えたくもないですね。

 

悪質な営業電話が淘汰される仕組みはできるのか

知らない番号からの着信に対して、出る人がどんどん減っていく中で

番号を検索して誰からの電話か調べる

という行動が掛かってきた電話への1stアクションとして新しいスタンダードになりつつあります。

投稿型の迷惑電話データベースサイトも複数ありますし、迷惑電話を抑止する一つの方法になっているように見えますが、こういった迷惑電話が掛かってきている先、悪質な営業のターゲットというのは迷惑電話データベースを検索して探せるようなリテラシーを持っている人ではなく、低リテラシーな情報社会では弱者と位置付けられてしまう人な気がします。

こういうのに対する仕組みが、ACジャパンとかのTVCMで消費生活センターの利用やちゃんと喚起したりするくらいしか無いのはすごく悲しいですね。何かできるとよいのですが、現時点ではアカウント凍結を恐れずに悪質な営業をTwitterで晒すくらいしかなさそうで自分の無力さを痛感しております。

 

むしろリードとして獲得できた連絡先以外に電話したら罰金刑とかにするような法整備ができればよいですし、そうすれば年明け1発目で書いたようなインサイドセールスと新規テレアポの違いを再定義するような必要もなくなるのになあと。

 

 

モラルのない営業活動をする人に伝えたいこと

嘘も方便、口八丁手八丁でなんとしても契約を取るのが正義、という風潮は悲しいかなまだ存在します。

特に投資用不動産や個人向けの保険営業など、歩合給が高い営業職に関しては、その契約を取れるか取れないかに生活が掛かっている人もいるでしょう。病院に電話してマンションを売るなんて、ちょっと僕には想像できない営業手法だったりします。効率は良いかもしれませんし、成績は上がるかもしれません。

が、こういった営業活動をしてしまうと、取り戻せないものがあります。

それは、正常なモラルです。

一度壊れた人間のモラルというのは二度と元通りになりません。そして壊れたモラルのままではモラルが壊れた愛情であったりモラルがない子どもしか育てられないよ、ということだけは伝えたいです。

なんだかまとまらず、説教臭いブログになってしまいましたが、今日はこのへんで。

 

それでは。

Kosuke