新規事業立ち上げが得意、という人が信用できない6つの理由

新規事業立ち上げが得意、という人が信用できない6つの理由

inst石野です。

「新規事業立ち上げが得意」と言っている人がいまいち信用できない。

1.そもそも新規事業ですらない

なぜ多くの人が「新規事業立ち上げ」の経験を自慢したがるのかが良くわからないのだが、職務経歴書に書かれている「新規事業立ち上げ」の経験はほぼ新規事業ではないということを言及しておきたい。

・事業領域やドメインが違うだけで決まったオペレーションを回しただけ
・日本国内の新規拠点を立ち上げただけ

というのが8-9割を占めるのではと思っている。

なぜか新規事業立ち上げという言葉には魔物が住んでいて、ちょっと仕事に飽きてきて腐っているところに上司から「新規事業立ち上げをお前に任せたい」と言われてしまうと心機一転頑張ってパフォーマンスを上げることができる兵隊が多いから、こういった「節子、それ新規事業ちゃう」案件が多数生まれてしまうのではないかと思っている。

それに気づかずに「新規事業立ち上げ経験が豊富」「新規事業立ち上げが得意」と言っている人はあまり賢くない気がする。僕は馬鹿はあまり好きではないし、そういう人は信用出来ない、というのが1つ目の理由。

2.リテンションのための新規事業だと気付いていない

前述した「新規事業立ち上げ」によるリテンション(辞めさせないようにする企業側の努力)が横行しており、「アイツ新規事業やらせないと辞めちゃいそうだからやらせておこう」が多いので、新規事業をやらせるよりも明らかに既存組織のマネジメントをやらせたほうがパフォーマンスを出せるのに、という人に新規事業をやらせないといけなかったりする。

そして、そういう人が起案した新規事業って別に会社にとって必要ではないわけなので、事業的に会社の業績にインパクトを与えられるようなものになる確率は極めて低い。

ビジネスマンとしてはこの辺のバランス感覚は持っているべきなはずで、組織に所属している以上は自分の意志もあれど適材適所自分が最大限パフォーマンスを出せる場をわきまえておくべきだと思うし、もしわがままを言って年収をキープしたまま新規事業をやりたいなどと、生ぬるいことをいうようなやつは頭がいいとは思えないので、信用できない。2つ目。

3.立ち上げのときの兵隊だっただけ

あと多いのがこれ。立ち上げのときの兵隊だっただけで別に頭を使ってないというパターン。新規事業立ち上げ、と言っていいのはそこの将軍だけだと思っていて、意思決定権がない兵隊に立ち上げ経験と言われても。

セブンイレブンを立ち上げた人はすごいし、日本に持ってきた人もすごいと思う。けど別に開店ノウハウやアルバイトマニュアルがあって、新店舗オープンのときのオープニングスタッフが「新規事業立ち上げ」って言っているのが多いということ。

これが3つ目。だけど、これはすぐわかるからまだ可愛いものだし、他よりは根深くはないかな。

4.成功したときに辛いのは自分

大企業の新規事業はリテンションのためが9割なので、別に成功しなくても社内や対外的に「新しいことをやっているオーラ」が出せていればそれでいいわけだが、その事業がドカンと爆発したときに立ち上げた本人に旨味がなさすぎて辛いことになる。

もちろん企業内起業で他の部署とのシナジーや顧客DB活用、販売チャネルの利用などが出来たから成功したのだと言われればそれまでなのだが、いくら頑張ったとしても分社してその会社の株を過半数持たせてもらえるはずもなく、事業が大きくなればなるほど「あのとき独立起業しておけば」と思いが募っていくだろう。

今いる会社の販売チャネルなんて、別に独立起業したあとに出資と事業提携の交渉を自分でやって取り付けたほうが明らかに成長する。起業しなかった後悔をするくらいなのであれば新規事業立ち上げがやりたい、起業の練習をしたい、というのはあまり賢い考え方ではないと思う。4つ目。

5.結局立ち上げが得意とか言いつつうまくいってないのでは?

新規事業立ち上げて軌道に乗せるのってけっこう大変だと思う。1-2年という短いスパンでは難しい気がする。それなのに何回も何回も新規事業立ち上げしてる人ってのは、結局立ち上げたけどうまくいかず、また立ち上げてもダメ、みたいなのが多いのではないかと思ったりもする。

シリアルアントレプレナーと言えば聞こえはいいし、すごいなとも思うんだけど、結局永続的に利益やWOWを生み出せる事業を何個も作っているというよりも、投資家にウケが良くて売り抜けやすいサービス立ち上げやってるマネーゲームが得意な人という印象が強い。

結婚が得意です!何回もしてるんで!って言っている人って信用できる?

一個の事業を大きくしていった人のほうが良くない?

新規事業立ち上げ屋、というような人も同じく軽薄な印象を受けてしまうので、5つ目。

6.新規事業立ち上げは起業の練習じゃない

4でも触れたが、起業したいと言うやつに限って起業しない。新規事業立ち上げをやりたいと言うやつはそれ以下な気がしていて、起業の練習をしたいというのは、素振りがうまく出来るようにイメトレしてますみたいな感じにしか聞こえない。

そんなら金払ってバッティングセンターいけば?とか球投げてくれる友達も居ないの?部活入れば?ってなる。

起業して丸7年が経とうとしているけど、これはぶっちゃけ本当で起業した人と起業したいけどしない人が見えている世界というのは全く違っていて、別にどっちが良い世界なのかは人それぞれだけど、僕はぜったい起業した人が見える世界のほうが素敵だと思っているので、自分より素敵じゃない世界にいる人は価値観が合わなそうなので信用出来ないかな、ということで6つ目。

ということで、なんだか毒っぽいブログになってしまいましたが、今日はこのへんで!

それでは。

Kosuke

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