サッカーW杯の盛り上がりを急冷しそうな応援ハラスメント

inst石野です。

 

世界各国を熱狂の渦に包んだ、サッカーW杯カタール大会も残すところ3試合(本ブログ執筆時点では)となり、このブログが世に公開されるころには決勝戦と3位決定戦を残すのみとなっております。

フランスとモロッコ、どちらがアルゼンチンが待つ決勝にコマを進めたのでしょうね。僕はタイムリーに見る予定はないのですが楽しみにはしています。寝不足の人も多いことでしょうね。

 

恐縮ですが、僕はにわかサッカーファンです。。。

そんな世間の盛り上がりの中、大変恐縮ではあるのですが、正直に申し上げますと僕個人はそこまでサッカーに関心がなく、W杯開始当時はこんなTweetをする有様でした。

 

が、日本代表が下馬評を大きく覆し、ドイツ・スペインに勝利したことで(僕含む)日本国民の関心は爆上がり。残念ながらベスト16の壁は今大会も乗り越えられなかったものの、サッカー熱が高まった人も多いことでしょう。

 

W杯の盛り上がりに水を刺すのは熱狂的なサポーター?

こうした国民的スポーツイベントにおいて高まったスポーツ熱を国内リーグの集客に!というのはスポーツビジネスに携わる人達の強い願いであることには間違いないわけですが、このようなTweetを見つけて僕も立ち止まって考えてみました。

https://twitter.com/2tomman/status/1599835310023938048?s=20&t=LNHcz-_JetVqSWpZXvMgFA

皆さん御存知の通り、Jリーグの各チームには「サポーター」と言われる熱狂的なファンが存在します。野球ファンからすると全員が熱狂的な阪神ファンと同等のレベルで自チームの応援に命をかけている感じのイメージです。

もちろん彼らがJリーグを盛り上げてくれていることに間違いはないのですが、正直僕のような関心の薄いにわかサッカーファン(というのもおこがましいレベルですが)からすると、彼らの存在が国内サッカー観戦のハードルになってしまっているのでは?と思った次第です。その理由を書いていきます。

 

 

Jリーグに強くはびこる応援ハラスメント

W杯のような国際大会は出場国の国民がひとつになって、自国チームの応援をするのが基本です。日本が勝敗に一喜一憂し、「俺ならこうするね」的に監督の采配に文句をつける人も出てきます。別にそれは悪いことではありません。

が、じゃあW杯がきっかけで「じゃあJリーグ観に行ってみるか」となったときに、ふと考えてしまうのが「どちらかのチームを応援しないと観戦してはいけないんじゃないか」ということです。別に今まで贔屓にしていたチームがなかったとすれば、W杯で活躍した選手のプレーを観たい!というモチベーションからの観戦でも全然良いと僕は思うわけですが、ある程度のレベル以上のスポーツファンは「ファン歴」や「応援歴」でにわかファンにマウントをとりがちな気がしてなりませんサッカーに関してはそれがとても顕著な気がします

※もちろん全員がそうということではなく、にわかファンに門戸を広げてくれている熱狂的サポーターもいるとは思いますが、一部そういう人がいることが残念です、ということを言いたいです。

こんな会話が思い浮かびませんでしょうか?

 

にわか「今度Jリーグも観に行ってみようかな〜と思ってて」

熱狂的「お、いいね!どこのチーム応援するの?」

にわか「え、いや、特にどこのチームが好きとか無いんだけど、W杯で観て、サッカー面白かったし」

熱狂的「どっちかのチーム応援しないと面白くないよ!そのほうがひとつになれるじゃん!」

にわか「あ、、、そうなんだ。。。(そしてスタジアムから足が遠のく)」

 

 

熱狂的サポーターの方々が、自チームを応援してくれる仲間を増やしたいという気持ちがあるのはすごくよくわかりますし、クラブチームの方々も自チームのファンになって応援して欲しい!と願うのは当然のことだと思います。

ですが、国内においては野球をはじめとしたプロスポーツ離れが叫ばれ、どのプロスポーツリーグもチームも苦しい運営状況が続いています。そこで、どこか特定のチームを応援するファンではなく、単純にそのスポーツが好きで良い試合を見たい、別にどっちが勝ってもあまり関係ない、というフラットなにわかファンを受け入れる意識があったほうが良いのでは、というのが僕の意見の総論です。

スポーツを観るときに「応援を強要してはいけない」と思うのです。

 

 

高校野球ファンはどっちが勝っても良いという人が多い、ので廃れづらい

高校野球で考えてみるとスムーズです。

プロ野球も観るけど高校野球のほうが好き!という高校野球ファンというのはとても多く存在します。

もちろん自分の母校や出身地の高校を応援する風潮はありますし、それを否定する気もありません。スタンドも1塁側・3塁側に分かれて一応どちらかのチームを応援する体裁にはなっていますが、多くの高校野球ファンは「高校球児のハツラツとしたプレーを観たい」という思いで甲子園球場や、地方大会予選が開催される球場に足を運んでいるのではないでしょうか。

観戦していく過程で、贔屓の選手やチームが出てくるのは通常の心情だと思います。ので、別にどこのファンになるということをNGというつもりもありません。が、日本のプロスポーツも高校野球のように「どっちを応援しなくても観に行って良い」という風潮を作れるかどうかは今後大事になっていくのではないでしょうか。

 

話はラグビーに逸れるのですが、今年の2月から小学生の子供がラグビーを始めたのをきっかけに、僕もラグビーに興味を持つことになりました。国内プロリーグの観戦などにも行きましたし、先日行われた日本代表vsオールブラックスも家族4人分チケットを購入して新国立競技場まで足を運びました。

ラグビーに関する知識も、応援するチームもない状態だったのですが、1年弱でだいぶルールや選手やチームの名前なども覚えてきたのですが、未だ特定チームを贔屓にしている状態にはなっていません。ですが、その状態ってすごく楽なんです。特定チームの勝利に一喜一憂しなくて良いですし、色眼鏡がかかってない分、選手の良いプレーを正当でフラットに評価できるというか。そういう状態のファンでもプロの試合観に行くわけです、家族分のチケット買ってまで。

 

 

サポーターにはもっと寛大な心でにわかファンを許容して欲しい

話をサッカーに戻しますと、軽い気持ちでJリーグ観戦に行ったのに、熱狂的なサポーターに「ちゃんと応援しろ」と言われたりする事もあったりすると聞いたこともあります。

せっかく日本代表が頑張って活躍して高めたにわかファンのサッカー熱を熱狂的サポーターの心無い発言が急速冷凍してしまっていませんでしょうか。仮にどちらかのチームのユニフォームを着ていたとしても、別にどちらかを応援する気で観に行っていないかもしれませんし、たまたま家に当該チームのユニフォームがあって良かれと思って着てきただけかもしれません。

にわかファンを嫌う熱狂的ファンの方々は、自分たちが最初の観戦ハードルを上げてしまっていて、それが結果として贔屓にしているチームのチケット収益やリーグ全体、強いてはそのスポーツの未来の発展の妨げになってしまっているかもしれないということを意識し、もっとにわかファンを許容する文化が形成されて欲しいと願うばかりです。

 

どっちのチームが勝っても構わないなんて、生半可な気持ちでサッカー観に来ないでほしい!こっちは命賭けて応援してるんだ!選手にも失礼だろ!

みたいな意見もあるでしょう。まあサポーター心理としては一理あるかもしれないのですが、勝手に命賭けてるのはあなたですし、それを強要しないほうが良いし、選手にとって自分の給与に直結するチーム収益の原資となるチケット代金に色はついていないと思うんですよ。もちろん応援してくれるファンがチケットを買ってくれたほうが嬉しいけど、買わないよりはにわかの人でも観に来て欲しいと思うプロ選手のほうが多いのではないでしょうか。

個人的にはサポーターを「12番目の選手です」と言ってしまった人の失敗かなとも思ってしまいます。

 

サッカー先進国においても、各クラブチームや代表チームに熱狂的ファンがいるのはとても有名な話です。ときには観客がヒートアップして暴動が起きたり、インドネシアのサッカー場でで100名以上の死者が出た事件も起きました。

ですが、プロ選手たちはそういったファンの行動を本当に望んでいるのでしょうか。応援に後押しされるというのはあると思いますが、ちょっと極端な気がしますし、そんな部分までサッカー先進国の真似をする必要はないと思うのです。(インドネシアをサッカー先進国と言っているわけではありません)

今回のW杯で、日本人サポーターの人が試合後のスタンドでゴミ拾いをする姿は広く報道され共感を呼びました。ああいった和の心を持って応援できるわけですから、W杯のときだけサッカー応援しやがって!Jリーグ観に行かないと本当のサッカーファンとは言えない!とかそういう厳しい意見と自分の勝手な応援ポリシーは胸にしまってにわかサッカーファンを大きな心で迎え入れられる熱狂的サポーターの方々が増えてくれることを心から期待します。

 

サポーター界隈には僕がわからないパワーバランスやポリシー、熱意がたくさんあるとは思いますし、サッカー界隈ではこういった議論が既になされているかもしれません。ですが、この記事はそれらについてまったく理解がないにわかサッカーファンのおっさんが書いた戯言でございますので、広くご理解いただけましたら幸いです。

 

それでは。

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