仕事ができる、とは一体なんなのかを改めて考える

仕事ができる、とは一体なんなのかを改めて考える

INST石野です。

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さて、平成も残すところあと半月ほどになり、ぼちぼち研修が終わり現場に出始めている新入社員の方もいらっしゃることでしょう。

ビジネスパーソンとして生きていく人のほとんどは仕事ができる人になりたい、と願っているのではないかと思います。だって「あの人仕事できないみたいよ」って言われたら腹立つじゃないですかw

僕は社会人になって15年目になりますのでたくさんのビジネスパーソンとお会いして一緒に仕事をする機会があり感じているのは「仕事ができる」というのはかなり曖昧で抽象的な評価であるなということです。

様々な職業があり、その数以上にたくさんの仕事があり、「できる」「できない」というのは一体何なのでしょう?と。今日はそれについて考えながら書いてみたいと思います。

社会人1-3年目くらいは仕事量がこなせる=仕事ができる

アルバイトやインターンの経験があっても、新卒一括採用ヨーイドンの日本ではスタート時点で仕事ができるできないの差はあまりないように思います。

まあ一部先天的にめちゃくちゃビジネススキルが高かったり、インターンしてたりという個人的な能力値の差で圧倒的な力量の差を見せてくる人もいますが、それは極めて例外に近いです。

そんな状態の中での仕事ができる、というのは「仕事量がこなせる」ということであると考えています。簡単に言うと「つべこべ言わずに手足が動かせるか」というのが大事、ということです。

そもそも前提として仕事ができる、できないというのは自己評価ではありません。誰かからの評価になりますので、自分を評価してくれるであろう人達がどういう働きを期待しているのか、というのを考えるとよくわかります。大して能力差がない中で成果を出す、評価を上げるためには人よりたくさん働く人が仕事ができる、と言われます。

この後に書きますが、このときの仕事「量」がその後の「質」を産むことも間違いありません。ですが、単純に量をこなしているだけで質が必ず上がるかというとそうではないのがまた難しいところです。「量」は「質」を産むための必要条件であって十分条件ではない、ということです。

ちなみにですが、労働集約型のビジネスモデルですと「量」をこなせる人が正義である期間が極めて長くなることが多いです。たくさんテレアポや訪問ができる営業マン、誰よりもたくさん組み立てられる工場の作業員、超人的なスピードでレジ打ちができるコンビニの店員など。ですが、このブログを読んでくださっている人はそういう仕事の仕方をし続けたい人ではない、という前提で書き進めていきますね。

さて、その「質」を産むためのスキルとはなんなのかを考えてみます。

その1.予知能力

別に超能力のことを言っているわけではありません。

仕事とは一人でするものではなく、自分以外の誰かと協力し合いながら進めていくものです。ので、様々なことが起きますし思い通りにならない事もたくさんあるでしょう。

その時に「この先どういうことが起きそうか」ということをいかにたくさん考えられるかという能力は極めて大事になります。それが「予知能力」です。先を読む力、と言い換えることもできますね。

例えば

・これが駄目になったらリカバリプランはあるか、何手くらい考えているか
・こう伝えたら相手はどう感じ、どう思い、どう行動をするだろうか

のような。先程「思い通りにならないこともたくさんある」と言いましたが、予知能力が高く、様々なシチュエーションを事前に考えておくことで予め想定していた結果が訪れることが多くなる=思い通りになることが多くなります。最善の結果、ということではなくても対処ができるというのは「やっぱり今のナシw」とRESETができない仕事の世界では、とても大きなアドバンテージになることは皆さんご納得いただけるでしょう。

このスキルが高いといわゆる「心理戦」においても優位に立つことができますので、常に先の手を意識して行動するかしないかで5年10年仕事をすると大きな差が産まれてくるでしょう。

その2.情報収集力

一昔前はこの項目は「知識」だったと思います。ですが、今の世界では知っているか知らないか、ということはそんなに大きな問題ではありません。なぜなら膨大な情報に簡単に無料で手が届く世の中だからです。インターネットの普及によって。

自分が今必要な知識、情報をいかにインターネットの世界から集めることができるか、というのがとても大事です。なので「検索力」とも言い換えることができます。

ITの時代は、情報を持っているか持っていないか、という情報格差がビジネスになりお金を生むのです。

システム開発の知識がある会社に対して、システム開発の知識がない会社がシステム開発の発注をする。その時に発注側が「よくわかんないけど、知識がある人がこういってるから」と言い値で契約するようでは仕事ができる人とは言えないでしょう。

知識がなくても、どのように情報を集めれば自分の意思決定が妥当だと判断できる情報を得、知識にすることができるか、というのがすごく大事になります。情報を集められる=全世界の集合知を自分の知識として使えるわけですからね。なので何でもかんでも人に聞く人は「ググレカス」と言われてしまうわけです。

以前、これについてはブログを書いたのでそちらもあわせて御覧ください。

その3.感情を捨てる力

これはなんと言えばいいのか迷いました。鈍感力、というべきかそうでないか。

ですがなんとなく鈍感力というと「打たれ強い」とか「何を言われても気にしない」とかいうボンクラっぽい鈍い印象が今回のテーマと合わないかと思い、回りくどいですが「感情を捨てる力」と書きました。

仕事をするのに「モチベーション」という言葉を持ち出してくる人がいます。賛否両論あるかも知れませんが、この「モチベーション」を「やる気」という意味合いで持ち出してくる人で仕事ができる人を見たことがないですし、僕は個人的に好きではありません。

僕は「やる気」みたいな意味でのモチベーションという言葉は好きじゃない派で、「動機」っていう意味でモチベーションという言葉を使う派です。

— 藤田佳佑 / 執行役員 at アライドアーキテクツ (@sato310sss) April 15, 2019

昨日、こういったTweetがTLに流れてきましたが、僕も完全に同意です。

仕事をするのにやる気があるないは関係ないです。もっというとやる気があろうがなかろうが仕事のクオリティに差が出ない人が仕事ができる人だと思います。

人間は感情がある生き物ですので、なにか嫌な事を言われたら言い返したり捨台詞を吐きたくなったりするのは当然のことです。別に個人的な関係(家族とか恋人とか)の中でそういう行動に出るのはどうぞご勝手に、という感じですが、仕事をして会社の看板を背負っている以上あなたの感情とかスッキリするとかやる気が出るとかはどうでもいいのです。

会社が掲げるミッションやビジョン、目標を達成するために無駄になることはしない、やるべきことだけをやる、というのがすごく大事です。

もし、やる気が出る出ないで仕事をしたいなら、100%オーナーとして起業してください。自分が最高意思決定機関になれば誰かに文句を言われることはありません。ちなみに僕は100%オーナーですw

ちなみにこの感情を捨てる力があるかないかで大きな差が出る仕事が1つあります。

マネジメントです。

自分の感情を捨て、相手の感情を考慮して発言・行動をしないと人は動きません。これができない人はマネジメントができない=仕事ができない人と評価されます。

例えば自分が営業マネージャだとして、メンバーに「いいから売れ!目標必達だ!」と言って、気持ち良く売って達成してくれるメンバーだけでしたらそれは最高だと思いますが、決してそうではないのです。マネジメントの対象であるメンバーをよく見て、その人が気持ちよく行動をするにはどうすればいいのか?難しいですね、マネジメントって。

さて、こんな感じで書きましたがいかがでしたでしょうか。懸命なブログ読者の方はお気付きになったかも知れませんが「よし!俺は量をやったから質を意識して仕事を始めるぞお!」という人は仕事ができるようにならない or めちゃくちゃ成長が遅くなります。

量をこなしている時に、さきほど僕が書いた3つのスキルをいかに意識して経験則を積んでいくか、というのがすごく大事です。

残念ですが、30代中盤になって僕が書いた3つのスキルが身についてないなと気付いてしまった方、残念ですが今後仕事ができる人になる可能性が極めて低いので必死に今の会社にしがみつきましょう。

最後に毒をはいて僕らしい締めくくりということで。

それでは。

Kosuke

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