業務設計もスマホ最適化した方がいいんじゃないかって話
INST石野です。
「決算月って忙しいんですか?」と起業後初の決算月を迎えた私は、12月くらいから何名かの経営者の方に聞きました。その殆どの回答が「いや、そんなでもないと思いますよ?」というもので、少し安心していたのですが、全然そんなことなかった。そうだ、よく考えたら他の人は「経営をしている人」で「最前線で自分だけが営業やってる人」はいなかったかも。ヒアリング対象が違ったのですね。
言い訳はいいので、ブログ書きます。
今日のお話は「業務設計、スマホ最適化出来てますか?」というお話です。先月末にお客様向けにセミナーを行わせていただいたのですが、その時にお話した内容が意外と好評いただきまして、皆様にもブログで共有できればと思います。
みんな気づいている「若い人は『メール』より『LINE』」
エクスペリアンさんが出されたこの記事によると、企業が個人に情報発信をするときに1番利用するのはメールで95.4%。その次がLINEで65%だそう。まあ情報発信はそうかもですね。「電話」が入っていたらどのくらいのポジションに入ったのでしょうか。
で、逆に個人側が情報収集をするときに一番使ってるのは何ですか?と聞いた質問には、20代以下(つまりは29歳以下)でメールと答えた人は27.5%でしたと。LINEは52%くらいなので、約倍くらい。まあ「1番使っているのは」ということなので、「LINE」と答えた人が多かったのかもしれませんが、これを見ると「若い人はあんまりメール読んでくれないのかもしれないです。メルマガよりLINEで情報発信したほうがいいですよ」ということは言っても良さそうです。
10年後の未来、メールはコミュニケーションの最重要インフラではないかもしれない
このブログをご覧になって頂いてる方は人材ビジネスに従事されている方が多いと思うので「今日、メールしなかったわー」という方はほとんどいないでしょう。もしそういう人がいたら、僕のくだらないブログなんか読んでいないで、仕事した方がいいですよ、特別な事情がない限り。
僕はこの後10年したら、仕事でメールする人って今の半分くらいになっているかもしれないな、と思ってます。メールの替わりにLINEやその他のチャットサービスがコミュニケーションインフラになりそうだと。
だって、もう個人間(CtoC)では実際そうでしょう。好きな女の子と長電話したりすることなんてもうないだろうし、docomo.ne.jpのメールアドレス日常的に使っている人って絶対減ってきている。
さっきの段落で「若い人には『メール』より『LINE』」と書きましたが、その若い人たちが10歳年を取ったら立派なビジネスマンになってて、その人達が「チャットのほうが便利では?」と気づき始めたらBtoCのビジネスコミュニケーションも変わると思うんです。
メールと電話での連絡は「法人都合」の押し付けかもしれない
で、もしかするとですよ。今の20代以下の若い人と僕達は普通にメールでコミュニケーション取っているわけじゃないですか。あと電話で。もしかするとそれは「法人都合の押し付け」なのかもしれないって、僕は思ったりしています。
本当はメールよりLINEとかFacebookメッセンジャーとかのほうが便利なのに、そのサービスを利用するために仕方なくメールと電話でコミュニケーションしてくれてるのかも、と。
まあ、現時点でチャットで個人ユーザーと積極的にコミュニケーションを取っている日本企業はあんまり見当たらないですので、そんなに強く「こりゃやべえ」と思う必要はないと思いますが、誰かが気づいてやり始めたら、コロンブスの卵的に「そりゃあいい」ってバーって広がるんじゃないかなと思ってるんです。
INST SMSの導入が進んだことが意味することは
お陰様をもちまして、今月も順調にINST SMSは導入が進みまして、月間の総送信数も過去最高を記録し、更新しています。まだ23日なのに。非常にありがたいことです。
人材業界のお客様を中心に70社弱まで導入を伸ばさせていただいたINST SMSは、すごく簡単に言うと
「メールを送っても返信がない、電話をしても出てくれない。そんな時にSMSって手段もありますよ」
というトークで営業してまいりました。お陰様をもちましてたくさんの企業に導入いただき、口コミで受注が増えていったのは、僕の営業トークでSMSを導入してみようとご判断いただいたお客様たちにとって「あ、SMS送ったら連絡取れるようになったわ」という感覚を持っていただけたからではないかと思っております。もしくは、「個人ユーザーは自分たちが思っていたほどメールと電話見てくれてないな」と。
仮説がある程度正しかったことの証明ができて、すごく嬉しいです。
スマホの中にはライバルがいっぱい
「メールなんか、スマホでも読むし、スマホでも返信できるじゃないか!」という話も頂きます。でも、スマホの中にはみなさんが気づいていないメール返信のライバルがいっぱいいるんですよ。気づいてましたか?
モンストやグノシー、メルカリ。その他のインストールされてるアプリや面白いキュレーションメディアのURL。スマホユーザーからのメールの返信を受け取りたいみなさんは、こういったアプリやサービスと同じ画面上でスマホユーザーの時間の奪い合いをしてるんです。ライバル企業とのメール合戦だけではなく。
優先順位が高くないと思われているメールの場合、「モンストやってたほうが面白いわ♪」と別のアプリ起動されちゃうんですよ。返信に困るようなメール送ってスマホで読まれたらもうアウト。「返信しなきゃ」って意識なんかモンストに弾き飛ばされちゃいます。そういうものなんです。スマホユーザーって。
連絡が取れないには2種類ある。
よくお客様にお話させていただくのですが、企業側が困っている「連絡が取れない」には2種類あるとおもっています。
1つは意図的な無視。もう1つは無視以外。無視以外っていうのは、うっかり忘れてたとか。
意図的にあなたの会社を名指しで無視しているユーザーにこちらを振り向かせるのは難しいです。
でも、うっかり忘れた人には思い出させてあげればいい。「知らない番号からの着信で折り返したくない」という人には、さっきの番号が◯◯からの着信だと教えてあげればいい。そのためにSMSをご利用いただいて効果がでているお客様がいるということは事実ですし。
3月リリースの新サービスは「チャット」
3月にはINSTは第2期を迎えます。2期はもっとコミュニケーション領域に踏み込んだ、チャットのサービスをリリースします。現在もINST Chatはあるのですが、それをコンセプトから大幅にリニューアルして、様々な企業の業務ツールとして利用いただけるようにしていく予定です。
この後、労働人口が減っていき、少子高齢化が更に進むと思われる日本の、日本企業の生産性向上に少しでも寄与できるように頑張ってまいりたいと思います。
今日はちょっと宣伝ぽいですが、以上で。
<プチ告知>
3000名が集う、日本最大の人材ビジネスコミュニティで今度オフ会あるみたいです。グループへのご参加まだの方はぜひ!
それでは。
Kosuke