携帯メールの替わりはSMSじゃなくてLINEじゃないの?
先日のBlogで、携帯メールが使われなくなってきて、SMSが注目を集めている。と書きました。
もう一方で携帯メールの替わりはSMSじゃなくてLINEじゃないの?
というご意見の方もいらっしゃると思います。
そのご意見もごもっともだと僕たちは考えます。
先日行われたマーケティングテクノロジーフェア2015でLINE上級執行役員の田端さんもこうおっしゃっています。
いわゆるガラケー時代のコミュニケーションを取られていたニーズが、スマートフォンに移行するために我々のLINEに来てくれたというのが実態かなと思っていまして。
元々ですね、実はスマートフォンの前から、皆さん携帯メールを送る件数、回数のほうが電話をする回数よりずっとずっと多かったじゃありませんか。
でも総務省の主導でですね、モバイルナンバーポータビリティという形で、携帯番号が会社をまたいで持ち込めるようになったんですよ。ソフトバンクさんからドコモさんへ、ドコモさんからソフトバンクさんへ。
ところが携帯メールについては、ノーケアでした。携帯電話の引っ越しをすると、これが自分の携帯メアドですっていう形で友人、知人等に一斉通知したりするんですけれども、そういったようなメール、皆さん見たことあると思います。
LINEが普及するようになってから、激減したんではないでしょうか。ひとたびLINEで繋がっていれば、携帯電話会社というものを全く意識する必要ないんですね。海外転勤になって海外の携帯電話会社と契約しようが、普通にスマートフォン、アンドロイドやiPhone使っていれば、そのままLINEに引き継げるわけです。
つまりLINEがもたらしたのは、携帯電話と、携帯電話上で最も使われてきたアプリの1つ、メッセージ自体を紐付いてたんですけど、分離してあまりにも非常に広く使えるようになった。
だから実情ソーシャルはやらないけれども、メールは使うという人達、非常に多いんです。そういった人達が数千万人単位でいて、そこに刺さっていくからLINEは5千万人に使っていただけると、そんなふうに思っています。
本当に仰るとおりですね。LINEはSNSではない、というのはよくわかる気がしますが、実は10代などの若い世代は、FacebookではなくLINEのSNS的機能を使って近況の報告をしたりしているそうですね。
ちなみに日本以外の国では、携帯キャリアがメールアドレスを提供する、ということはあまりなく、LINEなどのメッセージングアプリが登場する前はSMSでテキストメッセージのやりとりをするのがポピュラーでした。
なので、携帯メールを使ったCRMというのは日本独自、と言っても過言ではないのです。
ただ、海外にはSMSを使ったCRMというのがあって、そのSMSCRMが日本ではまだポピュラーではないのです。その理由はまた別の機会に。
携帯メールCRMに取って代わるのはLINEなのかSMSなのか。
LINEを採用した事例はもうありますね。
大手旅行代理店のH.I.S.はLINEを使って個人と1to1でコミュニケーションを取る仕組みを構築していたりします。H.I.S.は携帯メールマーケティングがとても上手な会社です。携帯メールからLINEへ。この流れもあって然るべきですね。
INSTでも現在、LINEやViberなどのメッセージングアプリを使って個人と法人がメッセージのやり取りが出来る仕組みも新規サービスとして開発中です。
携帯メールからSMSへ
携帯メールからLINEへ
INSTは、このパラダイムシフトをしっかりと捉え、企業と個人のコミュニケーションを最適化していきます。
SMSにはSMSの強み弱み、LINEにはLINEの強み弱みがあります。
それぞれの特性をしっかりと捉え、最適なツールを選択するのがこれからのモバイルCRMになるでしょう。
ご興味がある方はぜひ、INSTまでお問合せください。
それでは。
Kosuke
※この記事のカテゴリがOTTになっていますが、OTTとはOver The Topの略語で、本Blogの中では、今後LINEやKakao、Viberなどのメッセージングアプリの総称として使うことが多くなりますので、ご理解の程よろしくお願いいたします。