アウトバウンドコールとSMSの相性が良い理由
INST石野です。
ここ1~2年でSMSは徐々に日本市場に浸透をしてきたなと、素直に思います。携帯メールが隆盛を極めたガラケー時代は一瞬のうちにスマホに取って代わられ、圧倒的なリーチ力があった「携帯メール」が使われなり、そのタイミングで事業者がユーザーのスマホにメッセージを確実に届けるために、電話番号だけで送れるSMSに回帰したような形と思います。
SMSは決して魔法のツールではない
ただ、僕がこういうことを言うのはちょっとおかしいかもしれませんが、SMSも所詮はただのメッセージツールのひとつに過ぎません。「携帯メールよりも認識される率が高まりますか?」という質問には、自信を持って「Yes」と答えられますが、「SMSを送る”だけ”ですべてがうまくいく」というわけではないと思っています。魔法のツールではないのです。
※営業してる時も大体このことは言います。なのでたまに「石野さん、SMS売る気あるの?」と言われますw
他のSMSサービス提供事業者がどのようなスタンスで営業しているのかはあまりわかりませんが、INSTは基本的に「BtoCコミュニケーションを見なおしてもらうことで生産性を上げる」ということをテーマにサービス提供しています。
多分、「SMS、いいですよ!効果出ますよ!やりましょう!」という営業方法が1番簡単だと思いますが、そういう風には営業していないつもりです(石野にそう言われた!というクレームありましたらご連絡下さい。)
このブログを読んで頂いている方の中に、SMSを導入しようかなと考えている方がいるのであれば、SMSはあくまで補完ツールであると思っていただきたいと思います。
SMSのメリットは
・高い到達率(95-97%は端末に届く)
・高い認識率(30分以内認識率は90%と言われる)
の2つです。ですが、70文字(140byte)までしか送れないというデメリットもあります。何でもかんでもSMSにおまかせ!とはいかないわけです。出来ること出来ないことがあります。
今日のブログのタイトルでもあるアウトバウンドコールとの組み合わせは特に相性が良いです。
読んでいる新聞を取り上げているかもしれないという危機感をもとう
なんのこと?と思われるかもしれませんが、もしかすると皆さんがかけているアウトバウンドコールは「読んでいる新聞を取り上げる」ということになっているかもしれないのです。
それはなぜか。
日経電子版をスマホの中で読んでいたとしましょう。そこで電話がかかってくると、日経電子版アプリが落ち、スマホは一面着信画面に。表示されているのは知らない電話番号。誰だよ?となりますよね。電車の中での着信だったらそもそも出られませんしね。ほら、新聞取り上げてる。しかも知らない人に。かなり不快ですよねw
もしゲームをやっている時に電話がかかって来たら、家でファミコンやってる時にお母さんが掃除機掛けてACアダプタ抜けて「あ゛〜〜〜〜〜〜〜〜」みたいな状態に近いかもしれませんw(例えが古い)
ユーザーの都合やシチュエーションを考えずに電話をしているともしかするとこういうことになっているかもしれないのです。もう電話は電話するだけのものではないので。
電話の着信の通知能力はそれだけ強いのです。アプリのPUSH通知うざいな、とか言うレベルではなく、知らない番号からじゃんじゃん電話かかってきたら、そりゃあ留守電を聞く気も折り返す気もなくなってしまいますよ。
個人的に推奨できない「エントリー後、即電話」
上記の理由から、多くの会社で行われている「エントリーがあったら即電話」は、僕は個人的にはあまり推奨していません。効果測定してA/Bテストして「これがベスト!」となっているかもしれませんが、嫌われてしまうリスクも大きくなってしまうかなと。
昔は家で帰宅後にPC開いてカタカタ検索して求人エントリーしていたかもしれませんが、今は殆どがスマホでしょう?そうすると電車の中なのか、仕事中なのか、はたまた彼女とデート中なのか、エントリーのタイミングは様々であり、それにより着電に出られるシチュエーションにいることも減ってきています。
INSTのお客様では、自社サイトのエントリーフォームに「今すぐ電話してOK」のチェックボックスをつけてINST Voiceという弊社のクラウド電話サービスと連携。折り返し電話を自動化している会社もあります。希望者にだけかけるんですね。そうすると、電話のコンタクト率上がるんですよ。これまじ。
さっきの私ですよ、と伝える役割をSMSに
また、アウトバウンドコールで出てもらえなかったユーザーに「さっき電話した03-xxxx-xxxxは弊社からの連絡です」とSMSを送信するのも非常に効果的です。知らない番号だから出ないわけで、誰だかわかれば出てくれる確率も上がります。
電話に出てくれない→何度も掛ける、ではなく、出てくれない理由を因数分解して、それぞれ1つずつ仮説を立てて潰していくことが大事ではないかと思います。そのためのお手伝いをするのがINSTの製品です。
こういうお話するセミナー(indeed活用もあるよ)やります
定期的にセミナーを行わせていただいております。直近ですと5月にアドヴァンテージさんと共催で行う予定です。自社集客に定評があるアドヴァンテージ中野社長の講演は何度聞いてもためになります。
僕は後半でスマホユーザーとのコミュニケーションについて、このブログに書いてあるような内容をもっと詳しくお伝えします。ご興味あればぜひ。前回は定員30名を1週間ほどで締めきってしまった(自分でいうのもなんですが)人気セミナーですよw
セミナーページ(facebookイベントページに飛びます)
※facebookアカウントお持ちでない方はブログかHPにお問合せをいただければ受け付けます。
それでは。
Kosuke