「doda」はなぜブランドリニューアルをしたのか?編集長に突撃インタビュー 〜前編〜
INST石野です。
このCM、ご覧になった方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そうです、私の古巣、パーソルキャリア(旧インテリジェンス)の転職サービス「doda」のイメージキャラクターがなんと深田恭子に!!!
今まで「doda」やインテリジェンスのTVCMには酷評を続けてきた私ですが今回は深田恭子なんて抜群センスいいじゃないか!
そして先日行われたCM発表会のプレスリリースを見ると。。。
ん?
※写真はプレスリリース記事より拝借させていただきました
んんん???
征也さんじゃん!!!!!
そうです、この深田恭子と一緒にdポーズを決めて2ショット撮影をしているうらやまけしからん男性はdoda編集長の大浦征也さん。なんと私とはインテリジェンス野球団でクリーンナップを一緒に打ったチームメイトでもあるのです!ということで早速アポを打診したところ快諾をいただき、dodaのブランドリニューアルについてと深田恭子について突撃インタビューをしてまいりました。
石野:大浦編集長、いや征也さん、今日はお時間ありがとうございます!インタビューよろしくお願いします。
大浦:よろしく!
「DODA」から「doda」へブランドリニューアルした背景は?
石野:おそらくCM発表会で話されたと思うのですが、深田恭子とガリットチュウ福島に話題をさらわれてしまったと思うので、改めてお願いできますか?
大浦:まず世の中の価値観が変わってきていると我々は思っていて、もっと親しみやすいブランドにしていく必要があるんじゃないか?というのが始まりです。
転職が昔よりも一般的になってきているという背景のなかで、ユーザー目線でもっと親しみやすく日常使いできるようなブランドであるべきなんじゃないかと。
なのでそれをわかりやすく伝えていくためにはロゴやサービスイメージを変える必要があるよね、ということで今回のブランドリニューアルに至った、というのがCM発表会でも話した内容。
そのもっと裏側を話すと、マーケティング部の中に調査チームを作って、「doda」って世の中にどう認識されてるんだっけ?とか今までの広告宣伝やブランディングがちゃんと資産として蓄積されているんだっけ?という調査をしたんだよね。
まあ石野にはパーソルのマーケティングは一貫性がないとか言われてるけど(笑)
石野:苦笑
大浦:そうしたら、あまり身近に感じていただけてなかったと。
今までの「DODA」は「いい転職が未来を変える」というブランドスローガンで、成長意欲の高い世の中を変えたいと思っている人がが転職することで日本が良くなる、「DODA」はそれを応援しています。という打ち出し方だったんだよね。
これが旧ロゴ。リリース当時は某車メーカーとか某高級アパレルブランドに似ていると言われていたらしい。
実際の調査結果からは、そういった成長意欲の高い人には「DODAって若手全般対象だよね」と見られてしまっていたと。当然、それ自体は悪いことではないですが、「DODA」ってリクナビさんとかマイナビさんとかと同じグループでしょ?となり、時間経過とともに、狙いとは若干のズレが出てきていた。
石野:なるほど。
大浦:で、片や若手の方などをはじめとした転職希望の人たちには、「DODAってちょっと敷居が高そう」とか「経験やキャリアがないと登録できない」とか「強烈に転職意欲がないとダメなのかな」と使用するにはハードルが高いサービスと思われてしまっていた。
石野:そうするとちょっと中途半端なポジションになってしまっていたということですよね。
大浦:そうなのよ。なので人事やエージェントの方々にも「エンジニアには強いよね」とか「成長意欲の高い若手はいるよね」という断片的な「DODAここには強い」というイメージを持っていただけていたものの、それ以外で「いざ採用しよう!」という時には新卒採用の時のイメージだけで判断されてしまい、競合サイトにしようという流れがあったのは事実ですね。
なので、以前のロゴも8年使ったし、8年経つと世の中も変わるよね、となってこのタイミングでブランドリニューアルをしたって感じかな。
こちらが2018年10月からの新dodaロゴ。確かに旧ロゴに比べると親しみやすい印象を受ける。
「いい転職が未来を変える」から「はたらく今日が、いい日に。」とブランドスローガンを改訂したのは?
石野:ロゴの変更に伴ってブランドスローガンも変わっていますが、そちらに関してはどうなんでしょう?
大浦:ポイントは「転職」をブランドスローガンから取った、ということなんだよね。
今までは「転職するならDODA」というメッセージだったのを、今回あえて「転職」を取ることで、「転職以外でもdoda」というメッセージを伝えていきたい、と思ってるんだよね。
石野:具体的にその「転職以外のdoda」ってのはなんなんですか?あんまりイメージ湧かないんですが。
大浦:既に実施しているサービスもあれば、これからリリースを控えているものもあるけど、例えば
「チャットサービス」。転職前にもdodaに触れて頂き、転職ではない形ではたらくの悩みにこたえるサービス。これはdodaに会員登録していない人でも利用できるもので、「転職するかどうかまだ決めかねてる」という人や「転職は考えていないけど、はたらくについての不安を少しだけ相談したい」という方でも気軽にご利用頂けるサービスです。これはもっと作り込んでいいものにしていきたいと思ってるんだよね。チャットだけでなくて質問とそれに対する専門家の回答をアーカイブ化していったりもっとタイムリーにしていったり。
会員登録してなくても利用できるWebチャット。
あとは、「転職後」にフォーカスしたサービスもやってます。「doda」をご利用いただいて転職した方向けに、有益な情報発信を継続したり、あとは資格取得や勉強会などに参加いただくときに割引などのメリットがあったり、というもの。やはり転職がゴールではなく、その後の定着、活躍が重要だと思っているので、そうした視点から作ったサービスです。
それ以外にも、タレントマネジメントシステムや、アセスメントツールの提供等もしており、まさに「転職だけじゃないdoda」をどんどん形にしてます。
石野:なるほど、いろいろやってるんですね!!!
ということで少し長くなりましたので続きは後編にて!
それでは
Kosuke
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