SUUMOのリフォーム業者紹介サービスのUI/UXがクソだったという話

SUUMOのリフォーム業者紹介サービスのUI/UXがクソだったという話

INST石野です。

皆さん、ゴールデンウィークはどうお過ごしでしょうか?私は比較的自由な働き方をしておりますので、こういった混んでいる時期に遠出をするということはなく、実家近辺で釣りに行ったり実家でBBQをやったりとまったり過ごしております。

さて、今日はつい最近自分が体験したことを書きたいと思います。

家の洗面台の洗面器が割れたのでリクルートのSUUMOに問い合わせてみた

僕は、千葉に中古マンションを購入して住んでいます。

1999年築を2010年に購入しましたので、僕が住んでからも丸8年が経過しています。そんなに新しい物件ではないのですが、比較的キレイに住んでいるつもりではあったのですが、流石に20年弱も人が住んでいると痛む箇所もあり、きれいな三角形の形に抜け落ちてしまい、日常利用に支障が出るようになってしまいました。

とりあえず「洗面台 リフォーム 千葉」でGoogle検索して調べてみると

広告ではありますが、suumoが優良リフォーム会社を紹介してくれるということなので、早速見てみることにしました。

なんかリフォームって相場もわからないので、自分で何社も見積もり取るのって面倒くさいじゃないですか。自己応募で仕事探すより紹介会社に行ったほうがめんどくさくないかも、みたいのと一緒です。満足度96%ってことはさぞかし素晴らしいサービスなのだろうと。

サービスの流れを見てみますと、こんな感じになっているようです。早速問い合わせフォームから自分の要望を伝えてみるとこんなメールが届きました。

ん???電話かメールで選べるんじゃないの?まずはお電話でお話させてくれ?

まあ、今回はなるべく早く直したいと思っていたので、ここに記載がある0120のフリーナンバーに自分で電話してみます。

電話かメールで対応可能は嘘で、電話でしかサービス提供出来ないということだった

電話をして希望を伝えてみると、特に今回の修理に必要のない情報を根掘り葉掘りヒアリングしようとしてきます。分譲マンションであれば、売却はお考えではありませんか?とか、その他のリフォームもセットですとお安く出来ます、とか。

この時点でかなり怪しいと思い始めているので、僕の声色はテンションとともにどんどん低下していったそうです(聞いていた妻曰く)。

プンプン営業臭がする相手の会話を遮って、とりあえずリフォーム業者を2-3社紹介して欲しい、ということを伝えると、工事日程の調整までこのSUUMOカウンター?の担当者がやってくれるとのこと。それは便利かもしれないなと。

ですが、この時点で既にこの担当の人ともう二度と電話で話したくないマインドになっていましたので「業者紹介はメールでお願いします。今後の連絡も全てメールでお願いします。」とお伝えすると

「申し訳ありませんが、業者紹介は口頭、日程調整も電話のみです」

は?????電話かメールって書いてあるのに?電話のみって嘘やんw

もうこの時点でブチ切れです。再度メールでの紹介や調整が出来ないのかということを念押しで確認しましたが、電話のみでのサービス提供とのことでしたので、丁重に(少々荒々しかったようですが)以後のサービス提供および今後の一切の連絡をお断りし、自分でリフォーム業者を3社問合せ、見積もりをし、この連休中に修理対応ということになりました。

サービス満足度96%じゃなかったのかよwww

対面>電話>メールというコミュニケーションの優先順位づけは既に崩壊している

僕が2005年に新卒入社したインテリジェンスもリクルートの文化を色濃く引き継ぐ会社でしたので、営業職として配属された僕は上司に「コミュニケーション接点数が何より大事だ!そしてそのコミュニケーションは1に対面、2に電話。どうしてもダメだったらメールだ!」と教え込まれましたので、用もないのに「近くによったのでー」と飛び込みで挨拶したりということを、当時は正しいと思ってやっていました。

ですが、それは完全に営業サイドの都合であり、営業を受ける側の都合は一切無視しているということに気付いたのは自分が営業を受ける側に回ってからのことでした。当時のお客様、大変申し訳ありませんでした。

お互いの時間を共有し合うことで絆が深まり、その共有した時間が長ければより良いという時代はもう終わりました。

限られたお互いの時間を独占すること無く、相手方の都合に合わせて、相手側がストレスにならないようなコミュニケーションUXを提供する、ということがとても大事なことになります。どうしてもお客さんに会いたいボンクラ営業マンは西野カナの曲でも聞いて存分に震えていなさい。

中にはそういった顧客接点のマメさを「営業の◯◯君が良くしてくれるから」と評価するお客様もいるとは思いますし、「それこそ営業の真骨頂だ!とか言う営業会社もあったりします。そういう営業会社は商品力がないのを人間力でカバーだ!とかわけのわからないことを言い放ちます。サービスが売れないのを企画力や集客力がない会社のせいにするのではなく「サービスでなく、お前を売るんだ!」とか狂気の沙汰以外の何物でもありません。

人間力がないと売れないサービスを売っている会社はあと数年で間違いなく潰れますから、そういった会社で働いている皆さんは注意しましょう。

なぜSUUMOは電話のみでリフォーム業者紹介サービスを提供しているのか

では、なぜ業界TOPであるリクルートは、こういった電話のみでのリフォーム業者の仲介というクソUXのサービスを提供しているのでしょう。自分なりに考えてみることにしました。

1.対象ターゲットの年齢層が高い
リフォーム、というと若い人がやるという印象ではなく、ある程度の年齢層の人たちがやる、というのが一般的な気がします。そうしますとメールでの連絡ではレスが遅く、サービス提供の遅延につながってしまうのかもしれません。また中高年(感覚的に45歳以上くらい)の人は、今でもガンガン電話でコミュニケーションを取っているような気がします。それを考えると電話のみでのサービス提供も悪くないのかもしれません。

2.トラブル回避の狙い
僕はリフォーム業界やリフォーム業者に対してあまりいい印象は持っていません。リフォーム工事というと何も知らないおじいちゃんおばあちゃんから悪徳業者が金をふんだくる、という印象をどうしても持ってしまっています。

メールでの紹介になりますと、相手側にしっかりとした証拠が残ってしまいますが、音声ですとこっちが録音をするというのは稀なので、万が一SUUMOが紹介した業者との間や日程調整のミスなどでトラブルが合った場合にも言い逃れが出来るのかなと。

まあこの2つくらいかなあと。

ちなみにこの1.の理由から電話を中心にサービスのUI設計している会社は人材ビジネス含めて非常に多いですが、サービスのターゲットはどんどんスマホネイティブになっていくわけですから、今は課題感を持っていなくても、徐々に徐々にコミュニケーションの接続率などは低下していきますからね。

こんな時にSUUMOが当社のINST MessengerのSMS配信+返信フォーム機能を利用していたら、メール使わずとも日程調整や業者紹介、全然出来たのになあとか思ったりしました。

それでは5月も頑張っていきましょう!

Kosuke

この記事をシェアする

60分無料オンライン相談受付中。

業務プロセスの自動化・AI化で収益性・サービス満足度向上を支援します。

INSTの人材ビジネス業務プロセスコンサルティング
INST 3BD

あわせて読みたい

【導入事例】ミライユ様 | 面談率108%、決定率120%!トライアルの実証実験から、全事業部へ展開へ。

【導入事例】ミライユ様 | 面談率108%、決定率120%!トライアルの実証実験から、全事業部へ展開へ。

INST 3BD導入事例インタビュー:ミライユ様 人材紹介は「応募が入ってから、どれだけ早く・確実に面談へつなげられるか」で成果が大きく変わります。一方で、時間外応募への即時対応や、架電の追いかけ業務は現場負荷が高く、運用の属人化も起きがちです。 今回は株式会社ミライユ様に、INST 3BDのトライアル導入(実証実験)から、効果検証を経て利用範囲を拡大するに至った経緯を伺いました。 お話を伺った方 株式会社ミライユ様 取締役 鈴木様 インタビュアー:株式会社INST 石野 導入の背景:時間外応募対応と、現場の架電負荷 石野:まず、INST 3BD導入前に感じていた課題感を教えてください。 鈴木様:人材紹介の現場だと、応募が入っても連絡がつかないケースが一定数あります。繋がるまで追いかけ架電をするので、どうしても繋がりづらいかたがリストに残っていくため、工数がかかってしまいます。 一方で、タイミングよく繋がった人は意向が高いので、そこを確実に面談につなげたい、というのが大きいですね。 実証実験:3BDを使うチーム/使わないチームで比較 ミライユ様では、INST

By 石野幸助
INST Blogをリニューアルしました!

INST Blogをリニューアルしました!

INST石野です。 ずっとやりたいと思っていた、旧ブログ(10年前に作ってもらったWordPress)をフルリニューアルしました。しかもひとりで。 リニューアルの背景 御存知の通り、INSTは創業すぐに僕がこのブログを書き始めて、それをほとんどの集客源に法人顧客の開拓を進めてきました。 その昔は炎上したり、バズったりと色々書いていたのですが、AIの登場もあって、ブログを書く手が進まなくなり、Podcastにシフトしたりして色々やっておりました。 AIの登場でなぜブログを書かなくなったのか?というのは、生成AI登場以降はネット上のコンテンツの殆どがAIが生成したものになってしまい、人間が書いたブログなんて書ける量も決まっているし、どんどん埋もれてしまっていくのではないか?と思ったからです。 本当にブログはもうオワコンなのか? ブログはもうオワコンなのか? 世間一般的にはそうなのかもしれないです。あまりブログを書く人も多くなくなりましたし、その昔は「アルファブロガー」という言葉もありましたが(懐かしいw)、今では「インフルエンサー」という括りになり、発信

By 石野幸助
だから御社の電話は繋がらない

だから御社の電話は繋がらない

inst石野です。 2026年の2月に執筆した 「だから御社の電話は繋がらない」 という電子書籍をWebサイトで配布していたのですが、もっとたくさんの人に読んでいただきたいと思いまして メールアドレスや電話番号などの個人情報登録無し でご覧いただけるようにいたしました。 ダウンロードページからPDF閲覧リンク(Googleドライブ)へ遷移できますので、ぜひ皆さんお気軽にお読みいただければと思います。

By 石野幸助
相手が電話に出ない時に送る「電話しました」メールは効果的なのか?

相手が電話に出ない時に送る「電話しました」メールは効果的なのか?

inst石野です。 本日(2022年1月21日)より、1都12県にまん延防止等重点措置、いわゆる「まん防」の適用が開始されました。 コロナウイルスの感染拡大防止が目的ではありますが、やっと客足が戻ってきた飲食店・居酒屋・レストランなどの経営者の方々はやりきれない思いでしょう。 オフィスワークをする我々にはそこまでクリティカルな影響はないような気もしますが、このタイミングでまた在宅勤務の比率が高まり、電話でのコミュニケーションが仕事上発生するインサイドセールスや営業職の方々は、03や045、043などの市外局番から始まる電話番号ではなく相手方の担当者の携帯番号へ電話する機会が増えたのではないかと思います。 相手が電話に出なかったら送る「電話しました」メールは効果的か? 業務オペレーション上、相手が法人・個人に関わらず、「相手が電話に出なかったらメールを送っておく」というのはポピュラーであり、ビジネス上のコミュニケーションをスムーズにするためのセオリーのような位置付けにあることは確かです。 特に在宅勤務が増えているので会社に電話したら、担当者以外の誰かが出て「伝言をお願

By 石野幸助