人材紹介会社のサービスにクレームをつける人達に物申す

人材紹介会社のサービスにクレームをつける人達に物申す

inst石野です。

HR営業系出身のIT会社社長ですので、当然のことながら周囲にはHR業に従事する友人・知人が多くおります。

求人広告の法人営業→人材紹介のRA・CAと経験しており、実体験も含めて今日は「人材紹介会社のサービスにクレームをつける人達」に物申しておきたいと思います。

完全に網羅できるわけではないですが、クレームの種類別に書いていきたいと思います。

1.担当がイケてない

転職相談に行きますと、転職についての希望をヒアリングしたり求人を紹介する、いわゆるキャリアアドバイザー・キャリアコンサルタントという担当が付きます。

その担当について、求人についての理解が浅いとか、転職を経験したこともない若造が担当についたとか、そういった類のクレームをつけてくる人がいます。

それは「担当者ガチャ」なので仕方がないことなのです。

多くの紹介会社は「業界に精通した熟練のコンサルタントが」「あなたの希望にあった厳選非公開求人をご紹介して」「年収とキャリアアップをサポートします」的に集客をするわけですが、その会社のキャリアアドバイザー・キャリアコンサルタント全員が業界に精通した熟練のコンサルタントであるわけはありません。

世界に誇る日本の工業製品ですら、一定の割合で不良品が混入するわけですし、生身の人間が担当につくわけですからサービスレベルがある程度一定に保たれていたとしても、必ずしも満足なサービスになるとは限らないわけです。あの天下のサイゼリヤにすら文句付ける人がいるくらいですからね。

業界や職種ごとにある程度は親和性が高く、理解度が深いであろうコンサルタントが担当につくわけですが、異業種・他職種への転職を強く希望したりした場合、「おっと、俺の得意分野からズレてしまったな」という事案の発生確率も上がるわけです。

もちろん、素晴らしいキャリアコンサルタントに巡り合って、「人生が変わった!」「価値観が変わった!」「希望通りの職種につけた」という人もたくさん見てきました。ですが、相性の問題や好き嫌い・得意不得意は人間なので必ずあるわけです。

担当がイケてない、と思った場合は率直に担当者変更を希望すると良いでしょう。こういう希望なのでこういうコンサルタントが良いと。それでもし変更をしてくれなかったり、難色を示されたりしてしまった場合は、このあとに記述する僕の意見を熟読して自分の胸に手を当ててみてください。

2.面談をしてくれなかった

Webサイトから転職相談を申し込んだのに、転職相談にのってくれなかった、面談すらしてくれなかった、というクレームが良くあります。

転職希望者視点でいくと「なんだよ」と思うのも当然だとは思うのですが、このケースの原因の多くは

あなた(転職希望者)のキャリア不足

です。

人材紹介会社はハローワークから職業紹介業務の委託を受けて職業紹介事業を運営しているものの、ボランティアではなくビジネスで職業紹介を行っています。なので、登録面談をしても紹介できる仕事が少なそうな求職者や、転職させることが出来なそうな求職者との面談を積極的に行うようなことはあまりしません

確か登録を断るということは職安法だかなにかで禁じられたような記憶があるので無理強いをすれば面談はしてくれるとは思うのですが。。。迷惑なので止めておきましょう。

人材紹介会社は登録面談した人を企業に紹介し、その人が紹介先に入社した際に紹介手数料を企業から報酬として頂戴することで収益を上げております。人身売買を揶揄するような表現で恐縮なのですが、分かりやすく言うと「売れない人」との面談はしないわけです。なので、面談をしてくれない場合、あなたはその紹介会社に「売れない人材」と思われてしまっています

ですから、紹介会社を批判するのではなく、例えばもうちょっと敷居が低そうな紹介会社にエントリーするか、もうちょっとキャリアを積んだりとか、企業側の採用コストが安い求人媒体で応募するか、もしくは自分で意中の企業にホームページから直接応募するなどをお勧めします。

大事なことなので繰り返しますが、人材紹介会社はボランティアで転職相談にのっているわけではない、ということをよく認識しましょう。

また、極稀にメッチャハイキャリアの人が若手向けの求人ばかり取り揃えている紹介会社にエントリーして面談をしてもらえない、というケースもありますが、それは紹介会社のレイヤーがあっていないだけです。あ、でもこう書くと「俺ハイキャリアなのに」という勘違い野郎が出てきそうですねw

3.希望にあった求人を紹介してくれなかった

まだ見ぬ転職先で働く自分を想像し、期待に胸膨らませて転職相談に行ったのに、紹介されるのは自分の希望とはマッチしない地味な求人や年収の低い求人、今の仕事と大差ないような求人ばかり。。。

こういったクレームも紹介会社に多く寄せられるでしょう。このクレームの原因の多くは

あなた(転職希望者)が身の程を知らないから

です。

前述の通り、人材紹介会社が集客のために「キャリアアップ」「年収アップ」「希望の職種」「大手有名企業」などを売りにしているからというのも確かに原因の一つではあります。

ここは、ひとつ

人材紹介会社はボランティアではない

という前提を理解しておくと転職希望者としてレベルアップすることができるのです。いいですか?理解しましたか?そうすると、人材紹介会社は

A:転職希望者が希望する求人
B:転職希望者が受かりそうな求人

のどちらを紹介するでしょうか?賢明な読者の方であればすぐわかりますね。そうですBです。

ここでコンサルタントの技量が問われるわけで、満足度が高いコンサルタントの技量というのはBなのにあたかもAのように求人を紹介することに尽きるのかなと。そしてそれを求職者に悟られ内容にするというか、絶妙な折衷案のABを提案するとか。

Aばかりを紹介してもらったとすると、次に書くようなクレームに繋がります。

4.紹介会社経由で応募しても書類選考通過しない&面接落ちまくる

はい、これです。

僕も人材紹介業務の経験ありますが、夢見がちな転職希望者というのは極めて厄介でして、

・英語留学から帰ってきたから外資系に転職したい
・営業の仕事に飽きたからマーケティング職にキャリアアップしたい

しかも年収UPしたい。

みたいな、人が多いんですよ。そしてだいたいそういう夢見がちな求職者って、自分が希望する求人に添えられている企業側の要望を満たしていないことが多いんです。もしこれで紹介会社がその人が希望する求人ばっかり紹介して応募させてたら、そりゃあ書類選考通過しませんよね。紹介先企業との関係性でなんとか面接にねじ込めたとしても通過は難しいでしょう。

なので、求職活動の第一歩は希望を持つことでも構わないのですが、その次のステップとしては自分の身の程を正しく知ることがすごく重要なわけです。紹介会社が紹介してくれた求人で「まずはこれとこれとこれ、受けてみます」と希望順に応募して、書類通過しないなら作戦を変えていかないと転職はできません。

紹介会社の人に「受かりませんよ」と言ってもらうか、自分の書類が通らないことで実感するか、どちらかなわけですね。諦めがつかなそうだから、受けさせるというのがクレームも少なそうなのでそうする会社が多いかもしれませんが、それで受からないのを紹介会社のせいにしてはいけません。

僕の感覚値ですが、人材紹介会社に求人を依頼している企業の99%は「どの紹介会社から推薦されてきたから優遇・不遇」というのはありません。書類に落ちたら自分の実力不足です。紹介会社も本当は書類で落ちる会社に推薦したくないわけですよ、人事担当者に「スクリーニング甘い」とか文句言われたりしますしね。

とまあ、今日は夢見る転職希望者にとっては辛辣な記事になったわけではありますが、人材紹介会社のビジネスモデルや立ち位置をしっかり理解することが紹介会社の適正利用に繋がるのかと思いまして、こういった切り口で書いてみました。

ざっくりまとめてみますと、紹介会社にぞんざいに扱われていた、ということは結局は自分になにか至らない点があると考えたほうがよろしいかと思います。紹介会社にとって求職者との面談はいわば仕入れであり、紹介会社にとっての顧客である「採用企業」が欲しがるような人材であれば、ぞんざいに扱われるということはないわけですから。

それでは今日はこのへんで。

Kosuke

この記事を読んで共感してくださった紹介会社の皆様、面談設定率UPさせるいいサービス、当社で作っておりますのでぜひお問合せくださいw

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