新卒で人材業界に入って良かったこと・悪かったこと

新卒で人材業界に入って良かったこと・悪かったこと

INST石野@セブ島です。

完全に夏休みではなく仕事もするんだよアピールするべくブログ更新しますw

【人材(HR)業界若手にオススメのアカウント】

主観でまとめ。

— DARS(須田 幸平) (@dars8612) 2018年7月23日

ありがたくもTwitterでこうして人材業界の若手におすすめのアカウントとして紹介をいただき、200名以上フォロワーが増えました。

ちなみに最近ブログ更新が滞る(7月に至ってはこれで3件目。。。。)のはTwitterで細切れに情報配信をしてしまっているからかなと思います。フォローしてくれた人追っかけたりあんましないので、石野ファンはfollow me

ということで人材業界の人たちが多いブログでもありますし、業界の未来を担う若手の方々にもフォローいただけたようなので、人材業界に入って良かったことと悪かったことを書いてみたいと思います。

前置きとして僕は2005年にインテリジェンス(現パーソルキャリア)に入社し、2006年7月に同社を退職。セレブレインという人事コンサル&人材紹介の会社に5年半お世話になり、その後モバイルITの会社に転職というキャリアなので2005〜2011年の約7年間人材業界におりました。

経験した仕事としては

・アルバイト求人媒体(ネットのみ、紙なし)の営業
・人材紹介の営業・キャリアアドバイザー
・成果報酬型求人サイトの運営

です。

人材業界に入って良かったと思うこと

・長時間労働への耐性が身についた

今はどうかわかりませんが、2005-2006年当時のインテリジェンスはブラック企業そのものでした。

裁量労働制というのは名ばかりで裁量など一切与えられずに、日中(9-18時くらい)オフィスで座って仕事をしていると「営業は日中の時間は外回りしてくるもんだ!」と上司にどやされたことも。当然の如く、残業代などは一切払わされずに22時、23時まで会社で働くのは当たり前でした。

不謹慎かもしれませんが、おそらく当時のインテリジェンスの一般社員の殆どは、昨今よく報道がある過労自殺してしまった人の残業時間を余裕で超えていたのではないかと思います。今考えると本当にバカバカしい就業環境ですし、当時はJASDAQに上場していたのに大丈夫だったのかと思ったりもしますが、特に身体を壊すこともなく、別にこれが普通だと思っていましたので、まあ楽しくは働けていたのかなと。

おかげでハードワークに関する耐性は身につきまして、その後のサラリーマン人生で「労働時間が長くてツラい」と思うことは全くありませんでしたので、その点は感謝はしています。

・様々な業界の知識・経験を広く浅く身につけることができた

相手方のビジネスモデルや要望・強みを理解したうえで、人材の紹介をしたり求職者に応募動機づけをすることが人材紹介においては特に大事なスキルと思っています。

なので、大体のクライアント企業の強みやビジネスモデルを「知っている風」に話せるくらいまでの事前準備力は自然と身につきました。ここでポイントなのはあくまで「知っている風」でOKということです。完全に熟知していなくても求職者や相手方の担当者に「あ、この人この会社や業界のことよく分かってるな」と思ってもらえるレベルの知識と話術があればOKです。

RubyだのPythonだの言われても、厳密にどう違いがあるのかわからなくても「それは違う言語だ」とわかっていれば、相手方が脳内補完してくれて話がまとまる、こんな感じですかね。

人材ビジネスはある程度ハッタリでなんとかなるな、ということも学べたのはいい経験になりましたw

・起業に役立つ経験や業務知識、人脈を得られた

これはもしかすると僕が今までの経験を活かして起業しただけかもしれませんが、人材ビジネス向けに「連絡が取れない」を解決するためのSMSや自動架電サービスを開発して売る、という起業プランは、自分で言うのもなんですがドンピシャハマりました。

超採用難の時代で人材ビジネス各社の景気は非常によかったですし、超初期に実績もないのに導入して、実績(生贄?)になってくれたのも元インテリジェンスの先輩の会社でした。

営業の場面では事業上のKPIなどを聞いて偉そうに「あーー、それだとあまりよくないですね」とか講釈を垂れても「元インテリジェンス」という看板があったのもあり、かなり説得力があったようにも思います(ちなみにインテリジェンス時代は人材紹介やってないし1年3ヶ月しか在籍してないw)

人材業界で働いていて独立したいと考えている人はたくさんいます。が、ほとんどの人たちが採用ビジネスで起業をしていますよね。ちょっと捻って起業するためにはこの採用ビジネスに関連する事業で自分の経験が活かせることは・・と考えるほうが良いと思います。

人材業界に入って悪かったと思うこと

基本的にポジティブ思考のため、過去の意思決定や行動を「あ〜失敗だった」と考えることがほとんどないので難しいのですが、あえて、という視点と超毒舌に書いてみたいと思います。

・ロールモデルになるような上司・先輩がいなかった

僕が1年3ヶ月で速攻インテリジェンスを辞めた理由でもあるのですが、5-6歳年上の営業マネージャー陣を見ても、中途で入ってきた10個くらい上やプロパーで2-3年先輩のリーダー達を見ても、その上の部長・事業部長クラスの人を見ても、申し訳ないですが「こういう風になりたい」と思える人が誰一人としていませんでした。

なぜだろう?と今考えてみると、長時間労働が美学とされるような会社でしたし、仕事を効率的に進める、ということをその人達は一切していなかった(していたかもしれないけど全くそうは見えない)ので、そこで称賛・評価されている人をかっこいいと思えなかったのが大きいなと。この人仕事ができるな!という人が1人もいませんでしたね。※当時の先輩たち、すいませんw

また、当時の商材(ネット求人媒体)は効果も出ず、なかなか売れませんでした。

売れない→営業が期待値を煽って売る→効果が出ない→お客様にどやされる→営業が疲弊する→マーケや改修に金がかけられない→売れない

みたいな負のループに陥っている状態でしたので、「あ、営業が頑張らなくても売れる商材作らないと、誰も幸せにならない」と思ったのを強く覚えています。

・詰めるマネジメントしか学べなかった

たくさんの部下を持った経験というのはあまりないのですが、マネジメントされていた側から思うのが、人材ビジネスは特に「詰めるマネジメント」しかしていないということです。

「商品じゃない!お前を売るんだ!」というカルト宗教かと思うマネジメントも嫌いでしたが、この「詰めるマネジメント」が人材ビジネスのレベルが底上げされない理由の一つではないかと思ったりもしています。

ん?この目標やるって言ったよね?同意したよね?それで今この売上だよね?行動数も足りてないよね?じゃあどうするの?やるしかないよね?→長時間労働、みたいなね。

行動数マネジメントをしなくてはいけない組織というのは、大体がレベルが低い組織です。組織のレベルが低い、というのはマネジメント層の責任です。キャスターの石倉さんが言っていましたが、行動のマネジメントではなく、結果のマネジメントができるようになっていかないといけませんね。

ちなみに僕が直接知っている「あ、この人詰めるマネジメントじゃないな」と思う唯一の人はパーソルキャリアの執行役員の勝野さんだけですね。まあ僕は勝野さんの下で働いたことないんですけどw何度か飲ませて頂いたり、部下の人たちの話を聞く限りと判断材料が偏って不足しているかもしれませんが。※勝野さん、実名出してすいませんwNGならカットしますw

・人材業界経験が長すぎると転職しづらい

人材業界で働いてる人は、このあとずーっとその会社で働いていたい、という意識はあまり強くないのではないかと思います。

20代であれば、ハードワーク適性やオペレーション力、採用周りの知識を買われて企業人事に転職する人が多いようですが、35歳を過ぎて社内で要職についていないような人はあまり他社にいって活躍ができるイメージが湧きません。

普通ですとその年齢になればマネジメント力を買われて、ということにもなりますが、前述したように詰めるマネジメントしか体得していないマネージャーに社会的価値などはほとんどなく、まあ普通の中間管理職でそのまま定年までよろしく、という感じになります。

いろいろな企業の情報や転職シーンを沢山見てしまうというのも自分の転職のための意思決定の阻害要因になるのではないかと思います。悪い噂が一つもない会社なんて殆ど無いですしね。

人が好き、採用が好き、というのであれば、早いうちに人事に転職するのをおすすめしますし、そうでなくビジネスをやりたい、というのであれば遅くとも32,3歳くらいまでに営業や企画職で転職したほうが良いと思います。

独立して人材紹介とか求人広告の代理店を個人でやるとかというのは、めちゃくちゃ競合多いですし、あまり独立する意味もないので僕は個人的にはおすすめしません。

医者の不養生、とはよく言ったもので、人材業界出身者のキャリア迷子、というのは人材業界あるあるではないでしょうか。

ということで、つらつらと書いてみました。じゃあどうすりゃええねん、とか突っ込んだ話聞きたいわ、というひとは質問箱ありますので、お気軽にどうぞ。

それでは。

Kosuke

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