せっかくスカウト返信来たのに連絡が取れないなんてもったいない
inst石野です。
SMSをはじめとしたコミュニケーションを支援するサービスを提供して7年半になるのですが、最近の傾向として
なんとしてでも連絡を取りたい人
の割合が増えてきているように感じます。
当社の主なサービス提供先は人材紹介・派遣会社や企業人事になるわけですが、以前の感覚だと
1000人エントリーがあって面談設定率50%なのを55%に上げたい
みたいな要望が多かったのが
「この人!」と言う人と連絡を取りたい
という感じに変化していると言う印象です。しかもそのためには金に糸目はつけないとは言わないまでも、ある程度のコストは覚悟します、というような気概を感じます。
この現象を俯瞰してみると、慢性定期な人手不足に加えて、会社の欲しがる人材の層がギューッと圧縮されてそこに集中しているということなのかなと思うわけです。
恐らくそういう人材には、企業人事や人材エージェントからだけではなく、経営者からも心と熱量のこもったスカウトが届いていることでしょうし、そういった方々が無闇矢鱈に「とりあえず応募してみるか〜」みたいなスタンスで大量にエージェントにレジュメをばらまくようなことは無いでしょう。
このケースで考えると、「連絡が取れない」という事象の大きな原因である「気づかなかった」というのはあまり当てはまらないような気がします。そうなると出来る限り「相手の機嫌を損ねないようなコミュニケーション」で「相手の都合の良いときに返事をもらう」くらいにしておけば良いと思うわけですが、そうも言ってられないのが企業人事や人材エージェントの人たちだったりするわけで、「我先に!」と攻勢をしかけ、結局の所うざがられてしまって連絡が取れないみたいなケースが超多いわけです。
これは「ちょっとかっこいい/かわいいかも」と思った異性に声をかけられ、ふと立ち止まった瞬間にマシンガントークを浴びせられて、その後話す気力も失せてしまうようなものです。声を掛けた側はせっかく立ち止まってもらうことが出来たのに、その後のUXが最悪過ぎて機会損失をしてしまっていると。
スカウトに返信がなかったらまあ諦めもつくかもしれないんですが、返信があったのにその後連絡が取れないってすごくもったいないですよね。決して連絡が取れることがゴールではなく、最終は採用することがゴールなわけですが、スタート地点からせっかく一歩ゴールに近づいたのに、返信率ヒトケタ%というスカウトに返信くれたのにという状態なわけで。高校野球の地区大会予選だったらいい感じで勝ち上がったのにベスト8掛けて格下に敗退みたいな感じですよ。初戦コールド負けより悔しい。
コミュニケーションを取るためのツール提供をしているINSTにとっては、「それって運用でカバーだよね」と言ってしまえばそれまでなんですが、これをどうやったらサービスで解決できるかなと考えてプロダクトがスピーディに開発できるのが小さなIT会社の強みかなと思ったりしているわけです。
ClickCallBackなどは、まさにその思想で作ったサービスなわけで、僕のマーケがあまりうまくないせいで細々と利用をしていただいているサービスなのですが、こういったニッチ課題というのはマーケティングのための言語化が難しいのがネックですね。INSTがもっと有名な会社だったらよかったのでしょうか、僕の言語化能力が低いのが原因でしょうか。
ちなみにせっかくここまで読んでくれた人たちのために、運用でカバーするための方法としては
・過度な電話連絡はしない
→何日で何回まで、というのはありませんが、自分の胸に手を当ててしつこくない程度に留めるべきです。電話番号を変えて連絡するとかは絶対NG。
・ちゃんと名乗る
→留守電は入れなくても良いですが、SMSやメールで「さっきの電話は◯◯です」と通知するのは必須。携帯からコールするなら出なかったあとにすぐSMS送りましょう。
・寛容な心で待つ
→個人的には初回電話つながらなかったら、2回目の電話する時間いつが良い?と投げかけておくのが良いと思います。あとは辛抱強く待つ。
・連絡ツール何が良いか聞く
→会社のルールもあるかもですが、連絡が取りやすいツールで連絡をするのが一番です。とはいえLINEやDMだったらすぐ連絡が来るわけではないので、これも待つのが大事。
このあたりはやっていただいて損はないかなと思います。参考までに。
今日のブログはTwitterなどのSNSになれてしまうと「ブログだから長文でまとまった文章書かないと!」と思っていたところに、ふと見つけたリブセンスさんのブログを見て、「あ、こういう感じのブログも良いな」とインスパイアされて書いてみた次第で、まとまらずすいませんが、筆不精になるよりはマシでしょう、ということで1500文字程度で短くかつまとまっておらず恐縮ですが、このへんでお開きということで。
それでは。
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