新規事業やりたいマンに知っておいていただきたいこと

INST石野です。

 

 

新規事業というのはなんともワクワクする言葉でして、「新規事業立ち上げ担当」というのは憧れの職務、いつか自分も新規事業やってみたい、という方もいらっしゃるかと思います。

 

今日はそんな新規事業をやるとき、新規事業担当になったときに抑えておくと良いかもしれないというポイントをいくつか書いてみたいと思います。

 

 

1.どのくらいの規模のビジネスを目指すのかをしっかり握ろう

新規事業は何のために産み出すのかというと、新しい売上を作るためです。

ですが、多くの企業で「とりあえず新規事業やってみよう」的な発想が多く、どのくらいの規模感の売上を作れる事業を作るのかというのが共有されないことが多いように感じます。

なのでまずはどのくらいの規模感の売上を、どのくらいの期間とどのくらいの投資で作ろうとしているのか、というのを上司や経営陣としっかり握っておくほうが良いと思います。

1年で年商1億を作るのか、3年かけて10億のビジネスを作るのか。それによって戦略や事業アイディアのひねり出し方などは大きく変わってくるでしょう。

目指す売上や利益の規模がわかったら、そのくらいの規模のビジネスをやっている企業を見つけてどのくらいのお金や人員でその売上と利益を出しているのかを観察・分析することで、事業に関しての解像度があがり、やるべきこともくっきり見えてくると思います。

 

2.楽して稼ぐ、という考えは持たないようにしよう

大手企業や特定の領域である程度のシェアを持っている会社がやりがちなのが「既存リソースをうまく使って(楽して)稼げないか」ということです。

いわゆるリクルートのリボン図(ググればでてくるから、知らない人は調べてみてね)的に、なにかとなにかのニーズをマッチングすればそこでお金が生まれる、的な。その考え自体は悪くないのですが、ニーズとニーズの間に浅く溝を掘ったらドバーッと水が流れて、大きな流れになり、川になり、大きな売上を生むと思っている方が少なからずいます。

別にそういった感じでできたビジネスが無いわけではありませんが、新規事業を企画する時にこういった「楽をして稼ぐ」という考えはあまり持たないほうが得策です。

なぜなら、楽をして作った仕組みで儲かったビジネスはすぐに真似されて淘汰されやすいからです。

人材領域の話ですと、時代の寵児とも言えるエス・エム・エスさんが看護師紹介で莫大な売上と利益を上げたとき、大手資本がどんどんと参入しましたが、その牙城を崩すことはできませんでした。「あの会社がやって儲かってるんだったら、大手のウチがやったら儲かるだろう」という考えで、ガチンコ勝負というより既存リソースと今までのノウハウの上にあぐらをかいていたからだと僕は思っています。

エス・エム・エスはそんな大手人材会社の追随を許さないほど日々努力を積み重ね、成長をし続けたわけですね。

結局、ビジネスの基本は「コツコツ地道に、日々改善を積み重ねる」という努力を怠らないのが大事だということだと思います。

 

3.0→1のスキル、1→10のスキル、どちらを身につけたいのかを明確に

新規事業、というのは曖昧な単語で、いろいろなものが新規事業として世の中に生み出されています。

新規事業担当としてその業務に携わる際、(この後書く資本政策についてあまり興味がない場合)新規事業担当が得られるものは唯一「新規事業を立ち上げた」というスキル評価だけです。

その際にビジネスを本当に0から作り上げる「0→1のスキル」、それともシードを育てて軌道に乗せる「1→10のスキル」のどちらを身につけたいのかを明確にしておくと良いと思います。

市場には「0→1のスキル」を身につけるつもりが、結局「1→10のスキル」しか身につけられていない人がたくさんいるからです。そしてその人達の殆どが「僕は0→1をやったことがある」と言いたがる。

例えば所属している会社とビジネスの仕組みがある程度同じで、異業界などで新規の売上を作るというのは、市場の評価としては「1→10のスキル」です。「節子、それ新規事業ちゃう、ただの横展開や」という感じですね。

もしご自身が起業したいということなのであれば、0→1のスキルを磨く機会は1→10のスキルを磨く機会より断然レアですが、厳しい目で「この新規事業は0→1のスキルが磨けるのか?」を見極めると良いと思います。少なくとも今いる会社の中で「誰もやったことがない」という判断基準は持ったほうがよろしいかと思います。

 

4.資本政策についても勉強して、会社にやりがい搾取されないようにしよう

まあ僕は自分で起業しているのでこういう観点が生まれてくるのかもしれませんが

「めちゃくちゃ大変そうだけど、その新規事業誰のためにやってんの?」

という方が結構います。特に先程申し上げた0→1で立ち上げた新規ビジネスを子会社にして数億円規模の売上にしているのに、SOも株も全く保有しておらず、結局はやりがい搾取されているだけ、という残念な人が。

「0→1のビジネスだったけど、親会社のリソースがあったので立ち上がった」のかもしれませんが、まずめちゃくちゃいい事業アイディアが思い浮かんで成功のイメージしか無い、というときには今いる会社の新規事業でやる、というよりも自分で会社を作って起業してしまったほうが全然いいと思います。

自分で起業する、という選択肢を持たない方がすごく多いですが、今の時代は本当に起業にリスクが少なく、会社を立ち上げやすい時期です。VCだってエンジェルだって良い事業には積極的に投資をしてくれます。なにも今いる会社の小間使いのままで雇われ新規事業担当をやらなくても、もしかしたら一国一城の主になるチャンスかもしれないのです。

ですが、会社を辞めずに新規事業をやりたい、という気持ちもわかります。その時は事業立ち上げの際に(分社の話が出る前のほうが良いと思います)、資本政策について勉強して、自分でもある程度のSO(ストックオプション)や株を持たせてもらう交渉をするべきだと思います。せっかく立ち上がったのにウハウハしてるのは会社だけ、というのは非常に残念です。

せっかく身を賭して新規事業を立ち上げるなら、それ相応のリターンがあっても良いはずです。SO交渉をして「そんなもんやらせられん」となる前に、起業家の人たちに相談してみても良いのではないかと思います。

 

 

とまあ今日はこんな感じで書いてみました。

それでは。

Kosuke

 

〜雑記〜

このブログを書いている10/8の12時現在、Twitterのアカウントが凍結されております。。。フォーム営業を仕掛けてきた迷惑なん会社の営業担当のメアドをTwitterに晒したのが原因らしいですが。。。

今日は12時間(夜の10時くらいまで)Twitterができないので、今日はあと1本ブログ書いてみようかな。