情報を「捨てる力」が必要になってきそうという話

inst石野です。

 

インターネットの普及による情報流通量の増加は様々なメリットを僕たちにもたらしてくれました。

ネット普及前であれば専門家に聞かなくては解決ができなかったような問題も瞬時に検索で見つかって解決ができたり、お小遣いを貯めて意を決して購入しなければ楽しむことが出来なかったエンタメコンテンツも無料で簡単に見られて時間が潰せるようになったりしています。

 

情報流通量の増加に伴い、一昔前に必要だったスキルは

「自分が必要とする情報を探し出す能力」

だった気がします。その力がある人が「ネットリテラシーが高い」という評価だったかと。

「パソコンが壊れた」とか「◯◯の設定がうまくできない」といったトラブルシュートとかがわかりやすいですが、あれって結局社内情シスの人たちも解決したことがない問題だったりした場合はネットで検索して「こうすれば解決できるっぽいので試してみてください」みたいな感じで解決されていたわけで。

 

が、最近思うのは今後必要になるのは

「必要ではない情報を『捨てる(=見ないようにする)』能力」

が必要になってくるのではないかと思っているところです。もちろん必要とする情報を探し出す力も継続して必要ではあると思いますが。

取捨選択の「捨」が大事という話をします。

 

SNSは積極フォロー時代から積極ミュート時代に?

SNSもどんどん普及して、おじさんメインのFacebookに、未だ「旧Twitter」と呼ばれるX、instagramにTikTok、Youtube。

恐らくなんの制限も設けずにネット上にあふれるコンテンツをながめていたら、丸一日どころか数週間でも数ヶ月、もしかしたら数年、下手したら死ぬまで情報の中で溺れているという状態だって有り得てしまう。

コミュニケーションや人脈をネット上で可視化・具現化するためのツールだったSNSは巨大化により収益化を迫られ、自分にとって必要な情報を届けてくれる便利なツールではなく、広告主が届けたい情報をその情報に興味関心が高そうなユーザーに届けるためのツールに変容しつつある。

一例で考えてみると、Xで流れてくる、例えば事故になりそうなドラレコの動画だったり、可愛い動物の動画、お笑い番組の切り取り動画、グラビアアイドルの水着ショットや万バズしてるネタ投稿などは、興味関心があり「面白い」と思ってついつい見てしまうわけだが、自分がXを利用するために必要不可欠な情報であるかと言われればそうではない。

加えて最近では万バズするようなXの投稿は、インプ稼ぎ目的で古い投稿の使い回しであったりすることが多く、インプレゾンビも湧きやすいので、自分は積極的にそういった投稿をするアカウントをミュート処理するようにしている。

 

※こちらのインプレゾンビの出現を抑えるためのミュート設定は僕も実施してみました。結果おすすめです。

 

 

ミュート時代におけるSNSのビジネス活用方法とは

 

創業来、instはほぼBlogとSNSのみでリード集客をして新規顧客を開拓してきた。

先週のブログでも書いたが、結局のところSNSは情報収集のツールとしての意味合いもあれど、SNSは発信していく側が一番有益だという構造は変わらない気がする。

多くの人がROM専(見る専門)であるのに対し、一部しか発信していないわけだし、そんなに賢くもない僕が「ミュート力」の必要性に気付いたくらいなので、そこそこのリテラシーがある人や情報感度が高い人は「自分にとって有意義で快適なタイムライン構築」を行うと予測している。

ビジネスアイディアを思いつく人が1000人いたら実行に移すのが10人で成功するのは1人、とか言われるが、結局のところSNSでの発信も一緒で、1000アカウントのうち発信するのが10で、継続して発信できるのが1人、という構造が成り立つので、まずは

・発信する側に回り有益なコンテンツをアウトプットし続ける

というのは大前提として外せないとして

・無闇矢鱈に友達を増やさない(ネットワークを広げない)
・趣味を兼ねるSNSではビジネス利用と個人利用を分ける(X、Instagram、TikTokなど)
・ビジネス利用のアカウントでは不必要なコンテンツやアカウントを積極的にミュートしていく

などが必要になると思う。

 

あと重要なのは、発信の一部を切り取った攻撃的な内容や、自分とは異なる意見を述べている人を即敵とみなさずに

「へー。そういう考え方の人もいるんだ」

くらいに流す能力が超重要だと思う。これはこの記事を書いてて思いついたスキルなので、また別途記事にしていきます。

 

FacebookとLinkedInをどう使うか

 

おっさん経営者にとって一番強いビジネスSNSはLinkedInよりもFacebookという構図が日本において崩れることは今後もないように思う。

・Messengerの返信すごい早い(仕事でつながりFacebookで繋がったら大体Messengerでやり取りできる)
・過疎ったとはいえなんだかんだみんなログインして見てる

なんだかんだ友人知人が多いということもあるが、ビジネスでも使えるそこそこ強いネットワークの可視化という意味ではLinkedInをFacebookが超える日はまだ来ないような気がする。

 

かといって、そこそこの立ち位置まで来ているLinkedInを使わないというのもナンセンスだと思う。

自分自身数ヶ月使ってみた結果、リード獲得というところまでは正直達していないものの、可能性はあるSNSだと思う。

<LinkedInの良いところ>
・ビジネス前提なので営業DM送っても送られてもそんなに気にならない
・サブカルコンテンツの投稿がないので害が少ない
・投稿の表示期間が他のSNSに比べて長く、有益な情報は見てもらえる可能性が上がる
・今現在ちゃんと利用している人はそれなりの情報感度の人が多い(気がする)
・Xとは異なる人種の人が使っているようなので同じコンテンツをポストしてもリーチできる人達がぜんぜん違う

<LinkedInの悪いところ>
・普通にSNS営業がめっちゃ多い
・人材とITばっかりで業種・業態によってはターゲットにする会社の人が少ない
※逆に人材エージェントの人は使わない理由はないくらいやったほうが良いと思う

こんな感じでしょうか。

 

最後に

今回もあまりまとまらないブログではあるものの、インターネットやSNSがある時代に起業していて本当に助かったなあとつくづく思う。

・テレアポしてガチャ切りされるというような心と身を削るような新規営業をしなくても、営業先が開拓できる
・面談前に名前で検索して共通の知人とか経歴とか事前情報を得ることができる
・プライベートな投稿も織り交ぜることでパーソナルな部分も伝えることができる

などなど。20年前とは比べ物にならないくらいビジネス・起業がしやすい世の中で良かった。

 

ということで今後も頑張ってブログ書いていきますので、SNSでこのポストを見かけた人はぜひコメント欄やリプ欄にコメントを書いてもらいたいです!

 

それでは。

Kosuke

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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