マーケティング活動は誰かの迷惑の上にしか成り立たないのか?
INST石野です。
最近思うところがありまして、どんなに優れたマーケティング手法であっても誰かにとっては迷惑なのかもれない、ということを考えておりブログに書いてみようかなと思った次第です。
きっかけはフォーム送信してくる新規営業
会社のホームページの問い合わせフォームに新規営業を仕掛けられた経験はほとんどの人があると思います。実際僕も前職でやっていたりもしたのですが、INSTを創業したときに「自分がやられて/やらされて嫌だったことはやらない」という事を決めていたので、新規営業もアウトバウンドの営業も一切しておりません。
INSTのホームページにも月に数件、営業問い合わせを送ってくる人がいます。ムカついてTwitterで社名とか担当者名とかメールアドレスとか晒してますw
まあそこまでしなくても基本はスルーすればいいだけの話なのですが、当社の場合はホームページ内の問い合わせフォームとCRMが連動しておりまして、自動的にその営業問い合わせもリード問合せとしてシステムに登録されてしまうので、対応する担当の手間が増えてしまって困ってしまうので、なんとか少しでも減らせないかなと思ってのことなんですがw
問合せフォーム営業を自動化するサービスまである
ちょろっと調べてみたんですが、サイトをクロールするロボットで、フォームへの新規営業を自動化するようなサービスまであって、それも結構売れたりしてるらしいんです。まあ使う人が増えると僕のストレスも増えるだけなのでここではもちろん紹介しないんですけどw
加えて在宅ワーカーの人達に1件数円とかでポチポチやらせたりというのは常套手段だったりしますよね。まあ実際に以前サラリーマン時代に営業部門の数字の責任を持っていたときは、会社名のリスト作ってHP検索してメールアドレスとかフォームのURL、代表者名を一覧リストにして問合せ送ってもらう、とかクラウドワークスとか使ってやってましたし。。。
発想の転換をするとマーケティング活動は全部そうかも?
とは言え、営業問合せに僕が感じるストレスの類というのはどのマーケティング手法においても一定量発生してしまうなということに気づきました。
例えば問合せフォーム営業の自動化サービスの効果事例で「アポ率10%でリードを獲得!」みたいなのがあった場合、90%の人は迷惑してるか不要と感じてスルーをしているわけですが、10%の人達にはその問合せフォーム営業は「送ってきてくれてありがとう」となったわけですよね。ここが難しいです。
多くの人がうぜーなと思っているメールマガジンも、すごい少ないパーセンテージかもしれないですが、配信元や限られた広告主にとっては有用だとまだ思われているので配信をしたりメルマガ広告を購入する人がいたりするわけですし、まとめブログを読んでるときに「またこのエロ漫画の宣伝かよw」って読み飛ばしている広告も誰かが有料登録するから配信されているわけですよね。
テレアポも飛び込み営業も一緒ですよね。電話掛けてくんじゃねーよ!とか忙しい時にいきなり会社来るんじゃねーよ!と思う人がいる反面、それで一定売れているから未だにやっている会社があるという。まあ新人の精神鍛錬が目的だったら今すぐ止めてほしいっすけどねw
INSTのSMSも迷惑サービスなのか?
当社が販売しているSMSに関しても同じようなことが言えるはずで、SMSを受け取った個人の人の中には「SMSまで送ってくるんじゃねーよ」と思う人は少なからずいるはずですし、悪印象を持つ人も一定量います、と営業の際には伝えていますが、それを送ることによって面談設定率が上がる、というのは「SMSを送ってくれてありがとう」という人達がいるということになるということの証明にもなるんじゃないかなと思ってます。
この「ありがとう」と感じる人と「迷惑だ」と感じる人の割合がどのくらいであれば存在していいサービスなのかそうでないのか、という線引きができるのか、と言われればそれもまた難しい話です。
一定効果が出なかったらやめる、嫌だと表明する人に送らない
ではどうすればいいのか?と考えると、現時点での僕の回答は
・嫌な人は嫌だと表明しておく
・送る側は一定効果が出なかったらやめる&嫌だと表明している人に繰り返し送らない
という事が大事なのかなというのが着地点です。
まあ営業を受ける側の人は「飛び込み営業お断り」みたいな超古典的な方法しかなかったりするんですよね。メルマガとかならオプトインオプトアウトあるので、配信停止していない限りは「送っていいよ」って言ってるというのと同じことなのですけどね。
あとは営業する側のモラルと良識の問題なのかなと。ちなみにSMSも繰り返したくさん送ってくれたほうが当社としては儲かるわけなのでありがたいのですが、何回送っても返事がない人に繰り返し送るのはやめたほうがいいと伝えるようにしています。
特に当社のクライアントの多くは人材会社の集客を担っている方が多いわけなんですが、会社によっては繋がるまで20回も30回も電話をして「当社は接続率(=電話に出て貰えた率)が90%を超えます」とか仰ってる方もいますが、それってストレスがなく快適なCX(コミュニケーションUX)じゃないですよね、と。
まあビジネスは事前活動ではないので「電話に出ないやつは客じゃねえんだから何回掛けて嫌われても関係ないんだ!」というような意見もあるかなと思いますが、そういう会社って結局悪評が立ちやすかったりするんじゃないかなと。
サイトの検索順位を上げたいとクソ記事ばっかり書いたメディアがGoogleにBANされたりしたのとかとも似てます。
もう一つ、これは当社の存在価値にも繋がるのですが
・新しいアプローチ方法を試してみる
というのはやっていったほうが良いかなと思います。メルマガ広告の効果がないのであれば、RICHIKAを使って動画作ってSNSで動画広告やってみる、とか。そういうことですね。
電話の掛け方を変えたClickCallBackも、リリースした直後は僕ですら疑心暗鬼ではありましたが、テスト導入頂いた某企業では面談設定数が1.5倍になったりと(面談予約した人の1/3がClickCallBack経由!結構すごくない!?)、良い結果に繋がることも多いのかなと。
頭が凝り固まる前に、自分の常識を疑ってどんどんチャレンジしていけるおっさんでいたいなと思いました!
それでは。
Kosuke
[告知]
・ClickCallBack、導入企業でいい効果出てます!既存も新規もお気軽にお問合せください!
・Twitterやってます!死ね!とか言わないのでお気軽にフォローミー
・INSTのホームページに営業目的で問合せ送ってくるはやめてくださいね!w
・魚の届くオンラインサロンやってます!暖かくなって大物シーズン突入!マグロが届くかも?w
[雑記]
5月のGWが終わると、だいたい「この後7月まで連休がない、死にたい」みたいなTweetが出てきますよね。INSTは千葉の会社なので6月15日の県民の日を会社の定める休日にしているので勝ち組!と思っていたら、今年はその日が土曜日でみなさんと同じように7月まで連休がなくて死にたくなるといけないので、適度に平日エクストリーム出社&船上リモートワークでリフレッシュしていきたいと思います。