会社のために働くのはもう古い、という話
INST石野です。
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会社と社員の関係は主従関係から対等で平等な関係に変わっていく
「入社して20年、、、会社のために身を粉にして働いて来たのに。。。」とかいうセリフ、昔ドラマでよくありましたよね。真面目なお父さんリストラされたけど家族には言い出せず、出勤するふりして公園でブランコ乗りながら弁当食うみたいな。
※(特にこの時期)実は意外と昼休み時に弁当を公園で食べてる人って多いんですよね。
とりあえず「働き方改革」って言っとけ!みたいなワークシェアやフリーランス派遣の会社も雨後の筍の如く、ボコボコと立ち上がり、働き方の多様化、という文脈で行くと、どんどん雇用される側にとっては働きやすい世の中になってきたのではないかと。一方会社にとっては、多用な働き方を認めるためには、様々な例外を認めないといけなくなり、管理する側としては頭を悩ますことも多いことでしょう。
基本的に会社と社員の関係性は、会社(雇う側)が上で社員(雇われる側)が下でした。考えてみると1人の力というのは微々たるもので、会社組織として力を発揮して初めて世の中にインパクトが出せるという「組織の時代」が長かったので当たり前といえば当たり前の気もします。
それが今は「個の時代」になってきて、SNSである程度フォロワーがいたり、一定量のPVを確保できるブログがあったりすれば、別に組織に属さなくても1人で行きていけますし、高いレベルで仕事ができるのであればフリーランスになったとしても生活してくのには困らない人がほとんどになり、「組織に属すること」のバリューが薄れ、それによって会社は「専属」の社員を確保するのに躍起になり、立場が主従関係から平等にシフトしてきていると感じます。
「規律」のマネジメントから「許容」も求められる時代に
このような時代に組織が悩む課題として、働き方の多様化に伴う制度やマネジメントの多様化が挙げられます。
今までは週5日、9-17時が定時で22時まで残業しても残業代請求しないモーレツ社員(死語)ばっかりだったのが、やれ週3勤務だの時短勤務だの在宅だの残業代未払いだの自殺で労災認定だの労働基準法を盾に「働き方改革」という名の豪剣を振り回す人が増えましたので、管理側が大変になるのは当たり前のことです。
組織に求められるのはガチガチの「規律」から、多用な働き方や価値観を受け入れられる「許容」に変化してきたということですね。
女子社員の退職を防ぐために時短勤務を許す、意欲的な社員の独立・転職を防ぐために副業を許す、子育て世代のために在宅勤務を許す。凄い良い流れです。10年前、いや、5年前だったら考えられないかも。
かと言ってガチガチ管理の会社が人が採れなくなるかというとそうではなく、管理されたほうがパフォーマンスが出せる人も中には存在するわけで、いわゆる企業側が評価する「優秀」というのにもう1軸追加されたということだけです。
「優秀」というのはその環境下でパフォーマンスが出せることだと思います。ので、ガチガチの規律の中で真価を発揮する人と、ある程度自由にやらせたほうが良い成績が出せる人が居るので、別にめちゃめちゃ許容してくれる会社に人が集まるかというと決してそういうわけでもないと。
自己犠牲までして「会社の成長のため」になんか働かなくて良い
少し話が変わりますが、団体スポーツって感動しますよね。特に今センバツをやっている高校野球なんか最高です。自分が野球をやってきたというのもありますがw
ですが、あの団体スポーツで美徳とされている「自己犠牲」の精神が、今後のビジネスの世界ではあまり役に立たないというか、むしろ世の中の働き方と矛盾するのではないかと思います。
今後、尊重されていくべきは多様化されていく個人の価値観やその人が感じる幸せであって、会社の成長のために頑張ろう!というのはもうかっこ悪いし時代遅れと僕は思っています。
実際、社員達にも言っているのが、INSTのモットーは仕事より家庭を優先しろ、です。自分の近くにいる存在から順番に大事にしていきましょうと伝えているので、INSTでの意思決定の際に優先されるのは、家族>社員>顧客です。お客様の皆さん、すいません。
一昔前ですと、親の死に目にも会えないほど忙しく働いていたというのが美談として語られていましたが、自分を産み育ててくれた肉親の最後の瞬間に立ち会えないなんてクレイジーすぎます。もしそんな日に休暇もくれずに仕事しろと言われたら、それまでどんな恩があったとしても間違いなく辞めます。
1年半前に書いたこのブログが当時結構バズったのですが、基本的に今の会社は、僕がサラリーマン人生の10年で「嫌だな」と思うことを完全に排除して経営をしてます。なので僕はINSTが世界で一番いい会社だと思っています。
これから求められる会社の従業員マネジメントとは
働き方の多様化が今後どういう流れを引き起こしていくかという事を考えていくと、個人の会社に対する依存度の低下です。
新卒一括採用の終身雇用というのは徐々に崩れ、転職はある程度あたり前になってきていますが、それが加速していくと思います。転職はもっともっと気軽になり、雇用形態だって問わない、1人の人が2-3社で働く、というケースも増えてくるでしょう。
それに伴い「正社員」という概念が崩壊し、組織への依存度が低下し、人はもっと個人で生き抜いていく力が必要とされる様になります。
会社はあくまで個人が自己実現のために籍だけ置いておく器のようなものであり、今後の会社に求められる従業員マネジメントは「会社の成長のために自己を犠牲にして死ぬほど頑張れ。そうしたら何かが見える。」といったクレイジーなマネジメントではなく、自分が働きやすいからここに居る、と言ってくれる社員が一番良いパフォーマンスを出し、それが結果として会社の成長に繋がっている、というようなマネジメントでしょう。
前にtwitterで書きましたが
副業ダメ、SNSダメとか色々制約が多い会社は口うるさい奥さんがいる家庭みたいなもので「帰りたくないな~」って思われてしまう。逆に何も言わないである程度自由にさせるくらいのほうが居心地が良くてそこに戻るモチベーションが生まれるんじゃないかなと。
— Kosuke Ishino@在宅ワーカー採用中 (@ishiko618) 2018年3月29日
これが自分でも本当に的を得ていると思いました。
※ちなみにウチの奥様は世界一僕のマネジメントが上手です。全然口うるさくありません。
まあなんだかまとまりませんが、そういう感じであんまり口うるさく言わなくて、比較的働きやすい会社で求人をしていますので、怖がらずにぜひw
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それでは
Kosuke
※ちなみに例によってアイキャッチと本文の内容は全く関係ありません。PVが欲しい記事なので水着写真をsnapmartから購入しましたw