INSTは3期目を終えて第4期に入りました
INST石野です。
お陰様をもちまして先月末でINSTの第3期が終了し、本日より第4期に入りました。
最近ブログの頻度も落ちていて、ブロガー社長と名乗るのもおこがましいのですが、期が変わるこのタイミングでは必ずブログを書いているので、今日も書いてみようと。
2期目に入った時
INSTの第2期がスタートしたので第1期振り返りと今期の抱負
3期目に入った時
ブロガー社長がINSTの第3期突入をお知らせします
自分でも読んでみました。
第3期総評:INSTらしさ、を作り始めることが出来た
振り返って率直に思うのは、「よく3年も会社潰さずにやってこれたな」ということです。3年と3ヶ月くらい前までは起業しようなんて1mmも思っていなかったのに、一応なんとか会社らしくなって、メンバーやお客様、経営者仲間などにも恵まれ、一応無事に生存している、ということに感謝をしなくてはいけないなと思います。
この1年はいろんなことがありました。
固定費が重くなった
いきなりリアルな話ですいませんw
昨年度末の時点でメンバーは5名(僕含め)だったのですが、全員を正社員として雇用したのは2017年3月からだったので、5名分の固定給と保険などをまるまる1年間支払ったのは第3期が初めてでした。5人でヒーヒー言ってるのに、世の中の「社員が足りません!ガンガン採用したいです!」という会社の経営者の人は本当に凄いなと素直に尊敬します。すんごい金額毎月払ってるんですね。。。
ちなみに5名でスタートを切った第3期はメンバーの増減まったくなく、同じメンバーでまた第4期のスタートを切ることが出来ました。人が辞めるのも人を採用するのもあんまり好きではないので、この点は成功しているなと自負しています。巷で起きている採用競争に巻き込まれたくないですしね。
売上は前年とほぼ同額、利益は減額。。。
あとは、サービスごとの売上比率が変わり、純粋な自社サービスの売上が殆どになりました。
INSTでは海外のSMSサービスの代理販売も行なっておりますが、その会社のマージン契約が「顧客開拓から1年間」なので、1-2期目はかなり助かっていたのです。第2期はこの代理店報酬の売上がかなり大きく、また海外からの売上なので消費税も非課税になりかなり利益が出たのですが、第3期に入って大口顧客のマージン契約期間が終了したりしまして、第2期と3期の売上比率は大体STAYという感じで着地しました。
自社サービスのINST Messenger、INST Voiceの顧客数は順調に増えまして、なんとか代理店報酬が目減りした分を埋めることは出来ましたが
・消費税を払わなくてはいけない売上が増えた
・利益率が若干下がった(代理店報酬は100%利益だから)
などがありまして、利益は前年度比ですと減額となりました。あ、一応黒で決算は締められそうです。
※なので、昨年度末に行なった100人BBQは今期は社員とその家族のみで開催することにしました。楽しみにしていた方がいらっしゃいましたらすいません。。。来年こそは再び!
これに関しては数字だけ見るとネガティブなのですが、自分的にはより安定性が高まったということですので、赤字にならなくてよかったですし、導入社数も月額の平均利用金額も右肩上がりなので来期はもっと!と頑張ります。
”炎上ブロガー社長”というブランディングが。。。
昨年度、ダントツで当社のマーケティングに影響を与えたのは、某W社によるDMCA騒動で間違いはありません。
まだ読んだことがない人は「Wantedly」で検索して出て来るINSTのブログを見てみてねw
飲み会で紹介されるときとかに「あ、石野さんはあのW社を大炎上させたことで有名で・・・」と紹介されることが増えました。できれば今期は「◯◯のサービスで有名な・・・」と紹介されるようにしたいと思いますw
あの事件に関しては色々と聞かれることも多いのですが、別に後悔をしているとか、悪いことをしてしまったなということは全く思っておらず、僕は目論見書を読んで感想を述べたまでで、勝手に向こうが自爆して燃え広がりったという感じで、着火はしたけど傍観者的な感じとでも言いましょうか、そんな感じです。
実際の影響で行くと、炎上事件前後でブログのPVの底上げは間違いなくなされましたし、お問合せを頂いて商談をする際に「なにで当社のことを知りましたか?」と毎回ヒアリングをするのですが、
1位:ブログを見て
2位:Google検索で「SMS 配信」などと調べて
3位:炎上騒動をきっかけに知った
というランキング結果(当社調べ)ですので、まあ燃えても別に悪いことばかりではないなと思いました。
千葉に引っ越したのは最高の選択だった
2017年10月に2年半お世話になったベンチャーKANDAから千葉にオフィスを移転しました。
メンバーの支えや理解もありましたが、この意思決定は最高の選択だったと思います。
それに伴い、商談はオンラインにシフトさせていただきまして、メンバーは月に1回だけ千葉オフィスに出社(小旅行)することになりました。その日にみんなで一緒に御飯食べるというのも恒例となりました。スゴく楽しいし、東京で週2回1時間のMTGだけで顔を合わせていたときよりも、ずっとチームらしくなってきました。
東京があまり好きではないので、職住近接には10数年、縁がなかったのですが、会社の近くに引っ越す人の気持ちがよくわかりました。通勤のストレスが無いのは本当に素晴らしいです。まあ僕の場合は会社が家の近所に引っ越すっていう社長しか使えない力技を使ったんですけど。
商談もインテリジェンスで鍛えていただいた強靭な足腰を使わないオンライン商談にほぼ100%シフトしました。
「え?オンラインなの?訪問してくれないの?」という方もいますが、月に2-30件ある問合せのうち、1件くらいなので、まあそれは別にどうでもいいやという感じで気にしないことにしています。
業種で可能不可能はあるとは思いますが、経営者の方はぜひ地方都市にオフィスを移転されることをおすすめします。地方都市移転コンサル事業でもやろうかしらw
第4期に向けて
取引法人数も200社を越え、感じる期待や社会的責任も大きくなってきました。
現時点では特に事業売却やIPOは全く考えていないので、できるだけ今後長く存続していく事業を作っていく必要があります。イグジット戦略がないんで。
主力であるINST MessengerはSMS配信に加えて様々な機能を追加し、どんどんとお客様の業務に入り込めるようになってきました。4期目はチャットコミュニケーションの面や、Botなどとも連携できるプラットフォームとして認知の幅を広げていけるよう頑張りたいなと思います。
INST Voiceも導入社数が増えてきました。30万円いただいていた初期費用も2月に0円にしたので、ここからもう一段二段と導入社数を増やしていきたいですね。お陰様をもちまして初期費用無料化から問い合わせも増えて来ました。
HR系以外のお客様の開拓も課題ですね。HR系のお客様が嫌だ、というわけではないのですが、人材業界を中心に培ってきたノウハウは他の業界でも使えると思うので、他の業界のお客様、お問合せお待ちしておりますね!
色々と仕込んでいるネタはあるのですが、焦らず自分たちのペースで少しずつ身の丈に合った成長をしていきたいと思っておりますので、第4期も変わらずINSTをどうぞよろしくお願いいたします。
ちなみに僕は、今の自分の会社は最高だと思ってます。
お客様、メンバー、周囲でサポートしてくれる人達にも恵まれ、自分では世界一楽しく働いていると思っています。この環境に甘んじること無く、もっと最高の中の最高を突き詰めていきます!
2018年3月1日
株式会社INST 代表取締役社長 石野幸助