来るか?リーマン以来のコロナショック!?

コラムニストinst石野です。

あっちを見てもこっちを見てもコロナウイルスとイベント自粛の話題で持ち切りですね。

先日書いたこのブログも結構な数、閲覧いただいたようでやはり皆さんの興味関心はコロナに向いているという感じなんでしょうか。

perfumeやEXILEのライブも中止になったようですし、プロ野球のオープン戦も無観客試合、Jリーグも開催延期ですか。前回のブログで書いたタイガー服部と中西学の引退興行が無事に開催されて本当に良かったです。

 


このブログ書いて予約したのが27日の16時くらいだったのですが、なんと19時前には公立の小中高に臨時休校を要請とw

 

さて、前置きはこのくらいにして。

興味関心を集めているコロナウイルスですが、決していい集め方ではありませんよね。どうするんだ、どうなるんだと皆さん戦々恐々かなと。

なんとなく業界的には「2020年のオリンピックまでは景気良さそうだよね〜」「そだね〜(古)」という感じでしたが、オリンピック閉幕ショックではなく、まさかのコロナショックが来そうな感じになるとは誰も予想だにしていなかったことでしょう。

人材業界のご意見番、ジーニアス三上さんもこんなTweetをされていました。

 


ここからの一連の流れはリーマンショックを知らない人は見ておいたほうがいいと思いますよ。というかHRビジネスで役立つTwitterアカウント◯選!とかたまに見ますけど、僕的にはダントツで三上さんのアカウントが勉強になるのでおすすめです。実際に友人でもあるのですが、知識量と経験と仕事のレベルがそこいらの馬の骨とは全然違います。年に2-3回は飲みますけど、頭キレキレで話についていくのが大変ですw また飲みましょうね!三上さん。

 

日本は特に突発的不景気に弱い。何故か?

こういった突発的な不景気に対して、日本は特に耐性が低いと思います。なぜか?それは会社が従業員をクビにしづらいからです。

不要不急の外出を控えるようにという政府からのお察しから数週間。日本の観光ビジネスの3-4割を支えていた中国人観光客を目にすることもすっかり減り、あからさまに冷え込んでいる旅行観光ビジネス。

僕もよく使いますが、エクスペディアも大打撃食らっているでしょう。そんな中、必死に生き抜こうと固定費を落とすために従業員の12%にあたる3000人を解雇しているわけです。


同様にJTBやH.I.S.も大ダメージを受けているとは思いますが、解雇はしないわけですよね。多分。

厳密に言うと気軽にサクッと解雇できないんですよ、日本の会社は従業員のことを。こんだけ転職がカジュアルになって「ちょっとお話よろしいですか。。。」という部下からの呼び出しに震えている上司や経営者がいるってのに、会社は「はい、ちょっと不景気で固定費落としたいからあんたクビね!」って言えないんです。

突発的な不景気は誰のせいでもないのですが、会社として生き残るためには固定費を減らす=従業員の整理というのは当然頭に浮かぶわけですが、日本の場合は計画的に行わないと解雇がそもそも無効になったりするように解雇規制がキツいんですよね。この辺は専門ではないので色々ググって調べてみて下さい。解雇規制、とかクビにしづらい、とかそういうので。

となると結果として会社が傾いて、結局倒産で経営陣含む全従業員が死亡。。。ということにもなりかねないわけです。無駄だと判断した人だけクビにできたら何割かは生き残れたわけなのに。エクスペディアも12%の人を切ることで残りの88%の人の雇用を守ろうとしているわけですね。日本人はこういうときに集団自決でもするように教育されているのかと思います。スマホ時代なのにお前が持ってるのは竹槍かと。

 

コロナショックが来たら自分は何をするべきか?

人材業界では若手大量採用ゾーンを中心に求人がクローズし始めているようです。

 

もしリーマン以来の不景気が来るとしたら、何をすればいいかというのを自分もリーマンショックを人材ビジネス従事者として迎えて乗り越えた人間として書かせていただきますと

 

1.求人開拓

まず間違いなくこれは絶対必要です。が、不景気のときは当たり前なんですけど、景気が悪くなってきてからやるようでは全然遅いです。景気が良いときにガンガン求人開拓してた会社は不景気にも強くなります。逆に景気が良くて企業の採用ニーズが高いときに新規の法人からのオーダーを蔑ろにしていたり、個人の集客にだけフォーカスし続けていた会社は潰れますね。

当てはまりそうだったらもう手遅れですので、すぐ営業が強いと評判の紹介会社に登録しにいったほうがいいですよw

ちゃんとそこには求人ありますから。

 

2.求人が一番減った業界を狙う

じゃあどの業界を開拓すればいいんだ?とか言うことになってくるわけですが、僕はリーマンショック以後の2008-10年は建築不動産業界の人材紹介をやっていました。

え?と思う人もいるかもしれませんが、一番影響受けそうな業界ですよね。なんですけど、こういうときって不思議とライバルが減るんですよ。他の会社は求人がたくさん残っている業界や職種にエース級人材を配置して売上を守ろうとするわけですよね。逆に言うと斜陽産業っぽい業界にはイマイチな担当がついて全然決められないんですよ。

何度も何度もテレアポして「イン◯リジェンスもリ◯ルートも全然決められないんだから、聞いたことがないお前の会社なんて無理に決まってる」と断られ続けた財閥系不動産会社に3年で20人くらいさせて、グループ含めたら4-50人決めたんじゃないかな。年収800万overのレンジでしたからウハウハでしたね。

 

3.独自の集客経路を持つ

不景気で人があぶれますので、スカウト媒体とかからはめっちゃ人が取れます。今に比べたら全然楽になるでしょう。なんですけど、考えてみるとこの時期に転職活動する人って結構会社からの評価が低かったりするんですよね。

不景気で会社の売上を持ち返さないといけないってときに、エース級はクビにしたり評価を下げたりしないわけです。放流されているのはまあボンクラでしょうな。そういうときに独自の集客経路を持っていないとボンクラばっかり掬うことになってしまい結果企業のニーズには合わないという感じになりかねないかなと思います。

僕はその当時、まだガラケー全盛期だったので携帯サイトのCMSを5000円/月くらいで上司に決裁通して使わせてもらって携帯で集客サイト一人で作ってましてね。それが結構建設技術者の方に見て頂けて、そっからいわゆるリファラルですか、それでガンガン登録いただいたわけですね。社内評価の高い人達に。それで不景気に強そうな財閥系不動産会社の案件出すわけですからまあ受けてもらえるし、そりゃ決まるわけです。

このときの不景気で人材紹介やった経験はサラリーマン経験10年の中でも3本の指に入るくらい、起業に活きた経験です。まあここである程度人材ビジネスの勘所?を捉えてしまったのでこの時くらいに人材紹介飽きてしまったというのも事実ですが。これもまあプロダクトづくりに活きていたりします。

こうして改めて見てみると、ビジネスってのは厳しいときも景気が良いときも正攻法が一番というのがよくわかりますね。特別なことやってないですもんね。能力を持つ人しか思いつかないような奇策ではなく、誰もが思いつくような施策をシンプルに考え実行に移した人が強い

とまあこんな感じです。ちなみに今日はinstの第5期が締まる年度末の日なのですが、特に何もなく月間売上ギネスを更新して、第6期を迎えたいと思います。

 

それでは。

Kosuke

 

〜あとがき〜

この数日、「リードエクシビジョン」という検索ワードでのブログ流入が増えていたのですが、やっと原因がわかりました

 

強行開催した幕張の展示会の主催がリード社なんですねw

きっと集客やばくてメルマガガンガン打つ→うざい人がメルマガ解除方法探す→instのこのブログに行き着くということなのかなとw

SEO強いブログで良かったですw

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